小さな旅

気ままなドライブ旅行、思いついたこと

九州 3 (平戸・生月)

2011-05-29 17:18:50 | ドライブ旅行

5月7日(土)
道の駅「松浦」(長崎県)を7:40発、平戸に向かいます。


平戸大橋

ナビの言うとおりに来たのですが、城は見当たりません。たまたま通りかかったタクシーの運転手さんに聞くと、「あれがお城ですよ」
振り返ると、丘の上に城が見えます。
「どこから入るのですか」
「この道を右に少し行ったところに、急に左に曲がる細い道があります。そこを上ると、レストランがあるから、そこに車を置いたらいいですよ」

レストランの前は広い駐車場になっています。
「どこからお城に行くのかしら」
車道がついていますが、一方通行で進入禁止です。あの車道を歩いていくのかしら。

しばらく様子を伺っていると一組の男女が、トイレのほうへ行きました。トイレに行ったにしては、なかなか帰ってきません。車から降りて歩いていくと、城への道がありました。きれいな歩道がついています。

平戸

平戸城は海を外堀にして作られた城で、天守閣に上ると眼下に海が、その向こうに平戸の街並みが眺められます。

 

 

  


生月島(いきつきしま)

 地図を見たとき、平戸島に連なる生月島に行ってみたくなりました。



生月大橋(いきつきおおはし)
生月島と平戸島を結ぶ橋、2010年4月1日より無料開放 


生月大橋


道の駅「生月」

生月大橋を渡ったところに、道の駅「生月」ありました。冷たい風が吹いています。車から下りては見たものの、あわてて車に戻りました。 


時には海を眺めながら、田園風景の中を走ります。


断崖の上に灯台が見えてきました。


大碆鼻(おおばえ)灯台、島の最北端にある灯台です。

小雨が降り出してきました。平戸島に戻り島を1周しようとしたのですが、止めて、九十九湾に出かけることにしました。「風光明媚な西海国立公園」ということを聞いていたので。

ところが快適なシーサイドドライブという箇所は大雨、風景を見るどころではありません。展望がいいという冷水岳の展望所はガスの中、広い駐車場の中には車が1台もいません。ガスのために今入ってきた所も分からないくらいです。勿論、何も見えません。 


冷水岳展望台

  
展望所から下ると、九十九湾に点在する島々が見えてきました。
雨は小降りになっていました。


 走っているとスパーがあったので、中に入ってみました。いつものように買い物をしていて、ここが九州ということを忘れそうです。そうそう、今晩の食事を買いましょう。

鹿島(佐賀県)

 旅行計画では、「鹿島」に立ち寄る積もりはありませんでした。長崎市内を見学しようを思っていたのです。それが鹿島になったのは、諫早湾にかかる諫早大橋を渡ってみたかったからです。長崎には少し前に行ったことがあったからというのも、理由の一つでした。

道の駅に着いたのは、18:00でした。広い駐車場には、キャンピングカーが2台止まっていました。のんびりと犬と散策する人もいました。道の駅の裏には、有明海の干潟が広がっています。


鹿島道の駅


ガタリンピックが行われる干潟


 
鹿島ガタリンピック

日本一干満の差が大きい(6M)広大な有明海の干潟を利用した、干潟の上で行う運動会がガタリンピック・ゲームです。

昭和59年、佐賀県の総合計画が発表され、私たちの愛するふるさと『鹿島』には‘新幹線も高速道も通らない’事が明らかになりました。 時の青年会議所理事長 桑原允彦(前鹿島市長)は、市内の若者達に呼びかけ、むらおこしグループ『フォーラム鹿島』を結成しました。 そして昭和60年5月3日、第一回鹿島ガタリンピックが開催されました。

今まで、誰もが見向きもしなかった干潟を「負」の財産から、地域の貴重な財産へと活用しました(逆転の発想)。 そして、この干潟は日本でも珍しく、また、『鹿島』という地域の個性を表すことができたのです。(鹿島市のHPより)
 


 


キャンピングカーの主は、岐阜から来たというご夫妻でした。

トイレに入りました。ところがトイレの中に蛾がいるのです。ギャ~~
蛾の苦手な私は、あわてて飛び出しました。 
しばらくしてトイレを覗くと、蛾がいません。安心です。ところが洗面所を見ると、蛾がいるです。飛んできたらどうしよう。
怖いくせにカメラを取りにいって、パッチリ写しました。キモチワルイ~~

後日調べてみると、ヤママユ科のオオミズアオのようです。ネットを見ると、きれいな蛾とか、形が素敵などという書き込みがありましたが・・・・・・。 

  本日の走行距離 196キロ


九州 2 (唐津・波戸岬・大河内山)

2011-05-27 11:35:11 | ドライブ旅行

5月6日(金)
長崎道の金立SAを8時に出発します。


多久ICが近づいてきました。曇り空です。

多久IC下車。唐津に向かいます。途中まで有料道路があるようですが、下道を走ります。道の駅がありるので、寄ってみました。

厳木 (きゅうらぎ)


道の駅、厳木(きゅうらぎ


佐用姫の像

道の駅の中に、像が立てられています。「誰なのでしょう?」
後からこの像は、この地に住んでいた「佐用姫」ということを知りました。日本三大悲話というだけあって、悲しい、悲しい物話があるそうです。

佐用姫伝説
15世紀頃、朝廷の命令を受け、朝鮮半島の百済救済を任された青年武将大伴狭手彦は停泊地であるこの地に寄港しました。
そして長者の娘、佐用姫(さよひめ)と恋に落ちてしまいました。
出航の時が来ました。別れの悲しみに耐えかねた作用姫は、鏡山に登り船に向かって一生懸命手を振り続けました。
それでも名残りは尽きず加部島まで追いかけましたが、もう船の姿は無く、悲しみの余り七日七晩泣き続け、石になってしまったそうです。(引用)
 

唐津(佐賀県)

唐津は焼き物の街です。そこにある唐津城に行ってみましょう。駐車場に車を入れます。唐津城へは、地下道を通って行くようです。
石段を上がっていくと、見事な藤棚が見えてきます。馥郁とした藤の香りが、辺り一面に漂っています。


唐津城
(たたずまいの優美なところから舞鶴城とも呼ばれています) 

   


唐津城からの眺望(晴れていたらなぁ~)

風の見える丘公園(加部島)

晴れていれば壱岐・対馬が眺められるというけれど・・・・・・


スペイン風の風車


加部島に架かる橋(呼子大橋)

呼子(よぶこ)

呼子の港に行きたくて、坂を下りました。港には大漁旗がひらめいています。駐車場にはたくさんの車が止まっていました。催し物でもあるのでしょうか。

後から、「呼子の朝市は有名」と聞きました。あの車の人たちは、朝市を見に来たのですね。朝市が見たかったのに、残念です。でも、朝市は7:30~12:00というから、間に合わなかったかも・・・・・。
今度来た時は朝市を見て、ここの名物「いかの踊り食い」 を食べたいなぁ。 


 

波戸岬(はどみさき)

玄界灘に突き出した岬で、一帯は渚百選の一つです。

駐車場を探していると、ゲートのようなところがありました。この中に駐車場があるのでしょうか。横を見ると、たくさんの車が止まっています。私もそこに車を入れました。
屋台のような店が並んでいます。「さざえのつぼ焼き」などの文字が見えます。

建物の横を通って海に向かうと、草原が広がっています。はるか向こうに、車が見えます。キャンプをしているようでした。先ほどのゲートは、ここに入るためのものだったようです。

 
海岸近くでは女子学生が、食事をしていました。

  

両側に海を眺めながら、遊歩道を歩きます。ハマヒルガオ、ダイコンソウ、キンポウゲなどが咲いています。幸せな気持ちです。


岬の突端にある神社、石垣に囲まれていました。
風が強いのでしょうね。


岬にある灯台

大河内山(佐賀県)

数年前、友人たちとここを訪れたことがあります。「伊万里」の名は知っていても、大河内山という地名は知りませんでした。 

そこには伊万里焼の窯元があり、かつては鍋島藩の管理の下に、様々の磁器が生産されたと聞いたからです。秀吉が朝鮮出兵の時に連れ帰った陶工たちの話を聞くと、尚のこと、この地がいとおしく感じられるのでした。
「是非、あの地にもう一度行ってみたい」そんな思いで、やって来たのでした。

15:00頃でした。駐車場は満車でしたが、どうにか止めることが出来ました。集落の中を通る1本の道の両側に、窯元の店が並んでいます。坂を上がっていきます。ショウウインドウに飾られた作品の数々が、周囲の風景と調和しているのです。




 

道の駅「松浦海のふるさと館」

17:00、道の駅松浦(長崎県)に着きました。私にしては、早い時間の到着です。相変わらず曇り空、天気予報によると台風1号が発生して、九州に向かっているというのです。心配です。

駐車場には、数台の車が止まっていました。キャンピングカーもいます。先ず周囲を散策します。 海に向かって、松林の気持ちのよい散策路がついています。  
松浦は源平合戦で活躍した水軍、「松浦党」の発祥の地だそうです。       


道の駅「松浦」

本日の走行距離 162キロ

 


九州 1 (自宅から長崎道・金立SAまで)

2011-05-26 20:23:11 | ドライブ旅行

今年(平成23年)5月から、高速道休日1000円の恩恵が無くなるそうです。これは大変です。それまでに、どこかへ旅行しなければ・・・・・・。
「どこにしようかしら」 と考えても、行く先が浮かびません。遠いところへと考えて、九州にしました。本来なれば北に向かって走りたかったのですが、東日本の震災を受けて、西にしたのでした。

九州は何度か行ったことがありますが、一人で行くのは初めてです。ドライブ旅行の本を参考にして、コースを考えました。大まかな予定は、反時計回りに九州をドライブすることです。盛り沢山の行程で果たして行けるのでしょうか。
でも一人なので気楽です。都合が悪ければ、コースを変更できます。出発は5月の3連休の終わりと決めました。5月4日に誕生日を迎える娘がいるので、お祝いの言葉を言ってからと思って。

 5月5日、大阪の自宅を7時出発、中国道を走ります。いつも渋滞する宝塚付近はまあまあですが、上り車線は大渋滞でした。
SAで一休みです。SAは人が多いこと、駐車場では警備員が車の整理をしていました。
 


食堂は人で一杯


駐車場には、警備員が


SAであたりの様子を眺めながら、お茶を飲みます。

    

桃太郎がいるのは吉備SA、ラーメンは尾道ラーメンです。以前は一人で食事が出来なかったけど、この頃は一人で食堂に入っても平気。厚かましくなったようです。


宮島SA。この鳥居の向こうに、厳島神社のある宮島が見えます。


本州最後のPA、壇ノ浦です。


海辺のレストラン、日が沈むと周囲の灯りが輝き始めます。
この灯りを見ていると、疲れも吹き飛んでしまいます。

長崎道の金立SAに着いたのは21:30、疲れたぁ~~~。
走行距離  670キロ