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港cafe〜☕️

RIKON 6

離婚は推奨しませんが、自分の心や体に異変が起きたり,精神的に"通常"を保てなくなってきた時には,考えてみても良いと思います。

はい。

A(元旦那)に言われた言葉は、非常に痛かった。きつかった。その通りになっちゃうかもしれないという不安がブワーっと押し寄せて,ほんとに参った。
私の何より大切な子供達と生きていけないなら,生きてる意味がないと、いつも思っているところにつけ込んできやがったか,と。
離婚って、頭の中ではこういうことしてこういう流れになって、こうなっていくものだろうという漠然とした理解はしていたけど,子供を取られる想像は一切なくて,自分が育てていく一択でしか考えていなかったから,まさかここで子供達を盾にAが"離婚しない"を主張するとは思ってもいなかった。

どうしたもんか。

自分が我慢して生活していくのか、いまからでも働き口を探してなんとか自立していくか、子供達をAに任せて1人去るか,ざっくりこの3択ということになって、でも絶対に子供達と離れることなどできないと思ったので,とりあえず働き口を探そうと思ったんだけど。。。
当時は息子が5歳,娘が1歳くらいで、保育園を探さなくてはならないし,東京の保育園探しというのはとても時間がかかることは知っていて,更には共働きの家庭は入園の優先順位が低いのもわかっていたので、いくつか当たってみたけれども当然ヒットはしなかった。
区役所に行ってみると、保育園のことは半年以上はかかるかも と言われて,考えた。

そもそも自分が本当に離婚したいのか、子供達にとってはどうなのか、ここからずっと、頭や心の整理に時間をかけていきました。
なんかね、それみたことか!って不倫された復讐みたいなことして,そんなことしたらAはさらに私が嫌になって、ますます離れていくじゃないですか。そしたらまた不倫されるじゃないですか。
いや、むしろ、また不倫されてももういいや というところまできていた私にとっても,結婚生活を継続していく意味がほんとにわからなくて。そして、なぜそうまでして離婚しない Aのメリットって何?
可愛い子供達+家政婦?
自分の親への借金返済で、両親→気に入られてる妻や可愛がられている子供達への情を利用し続けたいから?
だって私が何度も悲しんで傷ついても,なんとも思わないからまた不倫するんだよね?
私のことは好きではないわけだよね?
いや、お互い様だけど。
好きではない女と結婚してるより、フリーになって遊びまくれば良くないか? 

私ってなんだろか。

こういう、考えても仕方のないことを延々とエンドレスに考える沼にハマっていったんですよね。

そしてね、時々、性暴力も始まった。
これは、あんまり書きたくないからこれで終わるけど,地獄でした。
だけど、一つだけ、良いこと。
3人目の赤ちゃんができたこと。
そして、Aがどんどん昇進して,お給料も上がっていき、私は生活を切り詰めて、ご両親への借金が完済したこと。8年くらいかかって800万円お返しできました。……利子がなくて良かった。
てゆーか、やりくりしたのは私で,借金作ったのはAだけどな?

仕事に対する情熱みたいなものはかなりあった人なので,今も随分良い役職についているようですが、当時もきっと不倫しつつ仕事もそれなりにやっていたんだと思います。
このお金があれば,子供達を連れてもっと旅行したりしたかったけど、もうそれは借金あるのに結婚した時点で覚悟を決めてたことだから,仕方ない。自分で決めたことだからもういい。

そして借金が終わったことで,これから少しだけ贅沢というか、楽しみもあるかもしれないし,子供達への貯金も少しずつ増やせるかもしれない(子供手当・児童手当・お祝い金等だけは死守してたので,長男にはすでに150万円、娘には80万円ほど貯められていた)。
そして、3人目を産むことも,私には覚悟ができていた。
これでもうほんとに、これからも離婚はしないだろうなっていう覚悟。3人も子供がいたら,1人で育てていくのはかなり不可能に近いし,非現実すぎてまったく考えていなかった。暴言も暴力も発動すればとても怖いけど、そこらへんも麻痺し始めていたし,とにかく子供達の前では笑っていたかったから,私なりに頑張っていたと思う。
Aだって、いつも嫌なやつなわけではなくて、子供達と一緒の時は良いパパをしていたし、長男が大きくなってきたことで、一緒にサッカーをしたり、アスレチックとかスケボーとか,パパも楽しめるようなアクティビティも一緒に楽しんでいたし。
私の好みとはまったく違う財布とか時計を、誕生日プレゼントに買ってきたりして(ドンキのシールがw)。
私の好みとかなんも知らないんだなーと思い知らされたことでもあったけどね、まぁ、嬉しかったですよ。忘れ去られるよりはマシだった。

心が死んだような生活の表面は、ちょっとはキラキラしていたんだろうかね。わかんないや。
でも、お腹が大きくなって来た頃に,一度リビングのドアに腕を掴まれたまま頭を叩きつけられたことがあって,なんでキレられたのか原因を覚えてないんだけど,ダーーン!ってすごい音がして,その時だけは"しまった!"って顔をしてました。

でも私としては,暴力より暴言の方が嫌だったけど。心が痛い方が辛かった。なんで聞き流せなかったんだろう。わたしが単純に、全部一旦受け止めて飲み込んでしまう性格なのを、わかっててやっていましたね。


で、次男が生まれました。


離婚の話とはちょっと逸れるけど,私のことを支え続けてきてくれた義妹が、武蔵小杉のタワマン31階に引っ越したのね。
そこにお邪魔した時,壁に大きな穴が空いてて,ヤツが酔って殴った穴だよ と笑っていた。その穴と義妹を見て,義妹はもうダメかなと思ったんだ。
お酒は旦那さんが自分で買ってきちゃうし,買ってきたものを捨てたり隠したりしても、とうとう料理酒まで飲み始めちゃったんだって。病気だね,アル中。
医者がお酒の匂いをプンプンさせてったら、いつかほんとに大きなことをやらかしちゃうかもしれないから、もう本当に見切りをつけようかなって悩んでおりました。
でも、そのタワマンの眺めは,手放すには本当に惜しい,最高の眺めでした。


末っ子が生まれ,半年くらいした頃だったと思うけど、秋くらい。
お買い物に出かけようと思ったら,玄関に、すぐ近くにある郵便局の配達員さんが来たんです。
"あ〜いらっしゃいましたか。局留め,もう解除しても大丈夫ですか?一応1週間くらいとお聞きしてたんですが、1週間たったのでポストに入れて良いか確認しようかなぁと思って来ました"

局留め??

もちろん私はそんなことは頼んでいない。なんだなんだ今度は。
家に届いて私が見たらまずい手紙でも来る予定なのか??

続く







コメント一覧

まーちゃん
@ushi_7 楽しんじゃってくださいよ〜当時のことだからちゃんとリアリティ持たせて書いてますけども,私としても笑っちゃうような事件だらけで、今考えればおいしい経験したなと思ってますから⭐️
ushi_7
局留め?
想像つかないわ( ̄▽ ̄;)
決定打みたいな物なんでしょうね

m(_ _)m展開を少々楽しんでます…
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