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還暦リタイアジジイの悠々自適な日々

中倉山と孤高のブナ

■ 2022年06月18日 足尾山地の中倉山と孤高のブナ

栃木県日光市足尾地区にある中倉山を訪れました。銅親水公園駐車場が満車だったので手前のトイレのある無料駐車場に車を置き、林道を約1時間歩いて登山口に到着、そこから山頂まで約2時間登りっぱなしで、3週間ぶりの山歩きにはちょっと厳しい山でしたが、山頂付近からの360°の眺望は爽快で登ったたかいがありました。今回の山行で見たかった山頂から少し先にある「孤高のブナ」と呼ばれるブナを見ることもできましたが、谷側からの崩壊による保護のためブナ周囲は立ち入り禁止になっていました。帰路は山頂を経由せず巻道を使って登山道に戻り、登山口から林道を歩いて駐車場まで戻ってきました。

山頂付近まで木々の中のジグザグ道で斜度もきつい山でした。銅親水公園駐車場付近の道路脇にも路駐するくらい登山者が訪れる山で、山頂に至るまでなんでこんな山に人が集まるの?って思ってましたけど、山頂からの眺望と尾根歩きが魅力の山だとわかりました。

▼ ルートマップ・・・参考:山と渓谷社 栃木県の山

無料駐車場~銅親水公園~ゲート~仁田元林道~中倉山登山口~中倉山山頂~孤高のブナ~中倉山登山口~仁田元林道~ゲート~銅親水公園~無料駐車場に至る11Km

▼ 無料駐車場・・・銅親水公園駐車場手前のトイレのある駐車場

▼ 銅親水公園と足尾砂防ダム

▼ わたらせ川源流の碑・・・渡良瀬川は足尾砂防ダムより約12Kmさかのぼった松木川上流の皇海山に源を発し、群馬県大間々町まで険しい渓谷を流れ、桐生市、栃木県足利市、佐野市等の平地を流れて茨城県古河市で利根川に注ぐ、全長107.6Kmの河川。

足尾町には江戸時代(1610年)に開かれた足尾銅山があり、明治時代にはわが国の銅の半分近くを生産するなど、昭和48年(1973)の閉山までの間、日本の発展に大きく貢献しました。しかし一方で、足尾の山は山火事や製錬による煙害で、松木川沿い等の沢筋は緑を失いハゲ山になりました。このため、銅山や国、県により防災対策が続けられ、草や木を植える緑の山づくりの治山事業や土砂災害を防ぐ砂防事業が行われています。

足尾砂防ダムは、昭和22年(1947)のカスリン台風、翌年のアイオン台風による土砂災害により計画され、昭和25年(1950)に着工し、昭和29年(1954)に完成した、わが国最大級の砂防施設でです。

この地を源流として流れる渡良瀬川が、安全で清らかな流れとして、これからも人々の心のふるさととして親しまれることを願い、この地に源流の碑を建立した。また、皇海山頂上には姉妹碑として水源碑が建立してある(説明版より抜粋)。

▼ 松木渓谷案内図・・・ゲートを越えて仁田元川に沿う林道を進みます

▼ 久蔵川を渡ります

▼ 「足尾の山に100万本の木を植えよう!」NPO法人足尾に緑を育てる会

▼ 仁田元に向かいます・・・直進方向は、松木渓谷・皇海山

▼ 林道わきの所々にあるジギタリスの群生(別名:キツネノテブクロ)

▼ 送水管をくぐります

▼ エニシダ

▼ サワフタギ

▼ 林道わきの苔壁

▼ 中倉山登山口・・・ここまでチャリで来る人もいるようです

▼ 登山道脇の岩

▼ 登山道

▼ タニウツギ

▼ 木々の間から山肌の荒れた山が見えます

▼ 支尾根にあるケルン

▼ ローソク岩?・・・正面にうっすら見える男体山、松木渓谷側の山肌は植林が進んでいるが未だまだら模様

▼ 日光市足尾地区間藤の街並み

▼ 中倉山山頂・・・山名板がなくなっていた

▼ 孤高のブナ・・・松木渓谷側(右側)の浸食でブナが倒れないよう立入禁止のロープが張られていた

▼ 孤高のブナ・・・うっすら見える山は男体山

▼ 展望地からの眺望・・・・遠くの山並みは袈裟丸山

▼ 途中の小ピーク(1390m)付近で見たヤマツツジ

▼ 仁田元川

▼ 林道沿いにあったツルアジサイはこれから咲き始めるところ


【参考】

1、銅とともに生きた足尾

 

銅とともに生きた足尾

栃木県

 

2、NPO法人 足尾鉱毒事件田中正造記念館


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