徒然玩具銃観察日記。

翔ばんの不定期持ち物検査・・・か?

次がコレです。

2005-04-19 18:10:35 | 固定ガスガン
○No.003 コルト・25オート COLT 25AUTO 
マルシン製固定スライドガスガン。

ちっちゃいモノ系で、まだガスガンを扱ってなかったのでご出演を。撮影時
はあまり深く考えてないチョイスだったのですが、最近の内輪の話題に
合ってしまいチョッと困惑?

当時まだガスガンはブローバックせず、ダブルアクションによるトリガーメカでバルブを叩いて
BB弾を発射していました。MGCがモデルガン並みの外観を持つ高級機種をガスガンで出す
中、中低価格帯ではマルイのハードボーラーやポイントのM92F等の出来がそこそこの製品
しかありませんでした。その下にはマルイのコッキングが1900円で既に不動の地位にあり、
命中精度に関しては右に出るモノはなかった頃。そんな時代に2500円という価格でマルシン
(発売当初はレプリカ・ブランド)より送り出されたのがこの25オートとM1910でした。この価格
を実現する為に本体は左右張り合わせのモナカ構造となってますが、外観はモデルガンと
見まがうようなディティールが再現されてます。流石にダブルアクション化されたトリガーが
長いのですが、それを補う魅力がつまっています。

この銃を設計したのが「トイガン設計の2大巨匠」のお一人、六人部登(むとべ・のぼる)氏です。
数々のトイガンの設計に携わられた経歴はマニアなら言わずもがなでしょう。その氏の手掛けた
この2機種の血は、その後のマルシンのこのシリーズに脈々と受け継がれています。

最近、友人の掲示板にて氏が既に亡くなられていた事を知りました。これだけの巨匠であれば
専門誌で取り上げられて当然と思うのですが、それはされなかったようです。だだ、別の友人に
よるとそれらしい事を匂わす言い回しはあったとの事。Gun誌以外は立ち読みで済ませてるので
全く知らなかったのですが。何かとても寂しい思いがします。既に一年が過ぎようとしてるとの事
らしいのですが、謹んでご冥福をお祈りします。