8/31(日)、２００８年８月も今日で終わり

アフガニスタンで民間団体「ペシャワール会」の平和復興支援・協力活動に参加し、農業面での指導などをしていて、（とばっちりの怨恨か、営利目的か）誘拐事件に巻き込まれ亡くなった伊藤さんのお通夜が故郷の静岡で行われた。

相当の危険や過酷な環境の中で活動されていた彼の本意を、ろくに知らない立場で推し測る事はおこがましいが、無駄にしないため、ご冥福を祈ると共に、考えていかなければならないと思う。

アフガニスタンは元々シルクロード交通の要衝・中継地、東西の王侯貴族やルネサンス以後は美しい青の顔料などに珍重されたラピスラズリの特産地として栄え、緑も豊かだったが、
それがゆえに近代以降は西洋列強に狙われ、各民族の実存境界を蹂躙し相争わせ合うような国境と武器と共に持ち込まれた内戦で、風土も人々の暮らしも徹底的に荒れ果ててしまったという。
特に冷戦期、最大最強といわれたソ連陸軍ら大軍が侵攻し、
対し米国は正規派兵での直接対決を避け、ＣＩＡが南西部－内外の諸部族を、金品、兵器や軍事訓練など背後で支援工作し「代理戦争」させた。
特に広くイスラム圏で「聖戦（の勇）士」を募り育て上げて送り込み、
そのゲリラ戦での根強い抵抗によりソ連にとっての「ベトナム」となり
権威失墜－国力消耗の挙句、完全制圧しきれず撤退、「崩壊」につながる。
その後の内戦を勝ち抜き制覇したのが、南隣パキスタン（背後の米国）に養成－後援された神学生ら熱信徒集団タリバンで、諸軍閥の資金源になっていた麻薬栽培や売春等の犯罪を厳しく禁じると共に、宗教面のみならず芸術・歴史的にも価値高い三大石仏「世界（祖先や未来も含む人類全体の）遺産」の１つで観光資源を爆破なども強行、
さらに「聖戦士」に応募-協力しをしたサウジ富豪「ビン・ラディン」創設の「アルカイダ」の拠点ともなり、やはり「盟友」だった米国が「湾岸戦争」で聖地・祖国サウジに駐留し始めると一転反発抗議敵対し始め、「9・11」の主犯として突き出さなきゃ「敵」とみなし侵攻すると脅迫する米国ブッシュJr.政権に反発
、首都-政権を失い壊滅状態に陥るも近年再び支持協力者を増加させつつあるという。

こうした中、同じ「支援協力」でも地道だが本当に平和・人道的に続けてきたのが「ペシャワル会」の中村哲氏ら。
「井戸掘り」等で、荒廃しきった農村と人心・生活を再建する活動を粘り強く推進支援してこられた。

日本や世界がすべきなのもこちらであるはずだ。

野菜の日(1983)、そばの日（毎月）
◆二百十日（雑節の一つ。立春から二百十日目。台風襲来の時期）。エジソンの白熱電灯に特許(1887)。アメリカンフットボールのプロ第１号(95)。キティ台風関東来襲。死者１３５人(1949)。都電の廃止、決まる(63)。ダイエーが半期売上げ1328億円を記録し、三越を追い抜いて業界トップの座に(72)。中野浩一、世界自転車競技大会で初優勝(77)。ＣＤプレーヤー登場。発売は10月1日(82)。車の運転免許所有者が5000万人突破(4)。ディスコ「ジュリアナ東京」閉店。開店から３年余で入場者が200万(94)。ダイアナ元英皇太子妃、交通事故死。36歳(7)
誕生：大正天皇(1879)。サロイヤン(1908)。尾上梅幸(7代目)(歌舞伎俳優15)。田村高廣(俳優28)。高橋和巳(作家1931)　青木功(プロゴルファー42)。大島弓子(漫画家7)。田代まさし(タレント56)。日比野克彦(イラストレーター)・小金沢昇司(歌手8)。杏里(ミュージシャン61)。中村橋之助(歌舞伎俳優)・別所哲也(俳優65)。野茂英雄(プロ野球選手8)
誕生花：しろつめ草(Clover、花言葉：約束)