日々、忙しい毎日を過ごしていると時間の経過の早さに驚いてしまう。
個人事業主になって12年程になるが、自分の多趣味だった楽しみは失ってしまった。
仕事が終わると疲れ切ってしまってそれどころではないのだ。
まぁ、世の中の働き盛りの男達のほとんどはそんな感じなんじゃないだろうか。
今年、まぁは高校受験。塾通いが始まった。
ここから本格的にお金が掛かる年頃に突入する。
のんはテニス漬けとなり月のレッスン料は大学生に仕送りするくらいの出費となっている。
老後の貯えはほんとに大丈夫なのだろうかと大蔵省のかあちゃんを疑いたくなる。
退職金も無くて、年金も国民年金だけの事業主の老後は計画的な貯蓄が命だ。
相当な貯蓄が必要な事実をかあちゃんはどうしてもどうしてもわかってくれない。
危機感を感じて青い顔をしているのはとうちゃんだけ。
考えれば考えるほど頭も胃も痛くなってくる。
幼いのんはとうちゃんをケチだと思っている。
だがお金は湧いて出てくるわけではない。
削っているのだ。身も心も。
まぁは難しい年頃になって、なかなか心を通わせるのが難儀になって
のんとかあちゃんは操られるかのようにコーチ主導でテニスに浸かって相談も無し。
すべては蚊帳の外になりつつあるとうちゃんはただただ稼ぐのみ。
どこでこんな風になってしまったのだろう?
俺にも夢があった。
小学校の文集にはボクサーになってチャンピオンになりたいと書いた。
青春時代はソングライターになりたいとギターでコードを探した。
貧乏しながら大笑いしていた青春時代があった。
それが今や老後の貯蓄を深刻に心配して
いなくてもいい父親の役に虚しさを感じて
毎日、黙って玄関を出てクレームの客に暴言を吐かれぼろぼろになって黙って帰宅する。
あぁ、、デロリアンが迎えに来ないかなぁ。。。