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Morrie Allcomer(モーリーオールカマー)の音楽の森

写真・Morrie Allcomer(モーリーオールカマー)の音楽活動、釣り

バーナード・ショー 河井維之助

2020-01-21 15:48:13 | 日記


好きなものを手に入れることが肝心だ。
さもないと手に入ったものを無理に好きにさせられるはめになる。
(バーナード・ショー)

男子の生涯の苦渋は
志の高さをいかに守りぬくか
ということにある。
(河井維之助)

前の記事で書いたこと。
動物と人間の違い、「本能のおもむくがままに生きている」動物の「ただ生きている」ことと、
「人間として」生きていること、人生、との違いについて、もう少し書いてみます。

動物には精神的な「苦悩」なんてない、ただ、生きているだけだから。
人間だからこそ、よりよく生きようとするからこそ、苦悩があるのです。

好きでもないもの、ほんとうは心の底から望んでいるものでないもの、そのような手軽な「代用品」で時間つぶしをしたり、暇つぶしをする、本能的な欲望をとりあえず処理する、そして自分をごまかして生きる、そのほうがてっとりばやくて、その方が楽だから。
それは、人間というより動物の生き方に近い。

ほんとうは好きじゃないのに、誘われたから、なんとなくカラオケに行ってだらだら時間をつぶし、
「趣味?カラオケかな?」なんて・・・。
ほんとうはあんまり好きじゃないのだけれど、なんとなく誘われたから、交際したり、結婚したりして・・・、「俺の彼女」とか「俺の嫁さん」とか・・・。
「ま、この程度が自分には妥当かな」なんて・・・。

私にはそのような、「この程度なら・・・」という選択が、耐えられない・・・。
「ほんとうは〇〇が好きなんだけどなぁ」と、呟くことが、耐えられない・・・。

そのように、妥協できない生き方を目指すと、日々、苦悩がつきまとってしまいます。

「人間は考え過ぎるからいけない、動物や、木や草のように、ただ無心にそこに存在すればいい」なんていうことを、よく言われます。
「一理ある」なんて、思ってしまいますが、私は、やっぱり、そのようには生きられないし、生きたいとは思わない。
苦しみ、悩み、そして、それを越えて、「歓喜の淵へ」という「第九」の合唱のような生き方をしたい。

自分の理想や筋をとおしたい、自分の「高い志」をもって、それに向かって生きてゆきたい。
藤沢周平に「武士の一分」という小説があります。(木村拓哉主演でで映画化されました)。
私も、私の「一分」をとおして、生きてゆきたい、そう思っています。

年始から、「かたい話」になってしまいました。
でも、病気になって、ただ寝ているだけの状態が続くと、生きるいうことについて、考えてしまいます。
よりよく生きたい、ただ生きているだけでは、いやだ、と、考えます。
そして、考えるだけではなく、行動してゆきたいと思います。
毎日、毎日が、「自分との闘い」です。


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