goo blog サービス終了のお知らせ 

松凬からくり帖

松凬さんが73年の人生と吟道50年からの体験や、これから起こるであろう!未体験談を写真と共にお届け!

【ジムノペディ第1番】の作曲者「エリック・サティ」と画家ユトリロ

2018-05-05 18:16:25 | 日記

またまた「公明新聞」からです2週間に一度??掲載される

クラシック音楽家 知らなかった ”もうひとつの顔” からです

今日・五月五日に掲載されていたのは【エリック・サティ】です

   

もう一つの見出しには「伝説的奇人の最後のいたずら」とあります

音楽ジャーナリストの萩谷由喜子さんが担当しています・・書き出しは

~単調なシーソー音型伴奏にのって

 「ミ・ソ・ファ・ミ・シ・ラ・シ・ド・ソー」

 と弱音でゆっくりと始まるシンプルな音楽、

 といったら、お分かりいただけるだろうか。

 病院の待合室やリラックス・サロンに良く流され

 テレビCMにもしばしば使われている、

 癒しの音楽の代表曲である。

 あの曲は、フランスのエリック・サティが

 22歳の時に書いた「ジムノペディ第1番」という。

この様に、ジムノペディ第1番の紹介から始まっている

ピアノ曲をあまり聞かない人でも、この曲だけは聞いた覚えが

まさに【ミ・ソ・ファ・ミ・シ・ラ・シ・ド・ソー】を聞けば

ああ~、聞いた事あります・・この曲なんですかと納得が

この作曲者の「エリック・サティ」を音楽界の異端児と云っています

せっかく入学したパリ音楽院も、”退屈すぎる” と退学しています

その上酒場のピアノ弾きに甘んじ、伝統にとらわれることなく

自由気ままで、作風からくる、ユニークなタイトルの作品を描き続ける

~例えば、「ジムノペディ」というのも、古代ギリシャで

 裸体の少年たちが繰り広げる踊りの祭典『ギュムノパイディア』を

 もじったサティの造語だ。これくらいはほんの序の口、

 『犬のためのぶよぶよした前奏曲』

 『いやらしい気取り屋のための3つのワルツ』

 『嫌がらせ』などと名付けられた曲もある。~

そして、いよいよタイトルに書かせて頂いた画家モーリス・ユトリロが登場

~59年の生涯、結婚したことはなかったが、27歳の時、たった一度だけ恋をした。

 相手はシュザンヌ・ヴァラドンというモデル出身の女性画家で、

 サティと暮らし始めた時、彼女は以前の恋の形見の10歳になる

 男の子を連れていた。ひとりぼっちだったサティは

 有頂天になって男の子を可愛がったのに、

 ある日、母子は忽然と姿を消して彼を悲しませた。

 後年、その子も母親と同じく画家になった、

 パリの風景画で知られるユトリロである。~

では、モーリス・ユトリロの作品をご覧ください

 

 

最後に掲載されているエピソードが見出しの「伝説的奇人の最後のいたずら」

~彼の最後の作品は、『本日休演』というバレエである。

 彼は公演日まで作品名を発表しないでおいて、当日、

 劇場の入り口に『本日休演』と大書きした紙を張り出す

 劇場にやってきた人々は、この張り紙を見て憤然と帰っていく。

 その様子を物陰からこっそり見学し、サティは腹を抱えて笑った。~

サティが恋をした女性「シュザンヌ・ヴァラドン」を調べたら・・ナント

   

若かりし日の「シュザンヌ・ヴァラドン」

彼女は貧しい洗濯女の私生児として生まれている。

一時期、あこがれていたサーカスのブランコ乗りになる

ブランコから落ちて負傷した為10代後半に買いがモデルになる

ルノワールの有名な「ブージヴァルのダンス」

シャヴァンヌの「聖なる森」

ロートレックの「二日酔い」 はヴァラドンがモデルである

18歳の時、息子モーリス・ユトリロを生んでいる

実父は誰だかわかっておらず、ルノワールだとの説もあるらしい

1886年ごろから、ヴァラドンと同棲していたロートレックが

彼女の正確で力強いデッサンを評価し、画家への道を開いた

彼女を庇護したエドガー・ドガのもとで、油絵と版画を学ぶ

1893年にエリック・サティと交際したが半年で破局

男性遍歴の多い彼女・・・1896年に資産家ポール・ムージスと結婚

1909年、息子より3歳年下の画家志望の青年アンドレ・ユッテルを恋人にし

ムージスとは離婚。1914年にユッテルと正式に結婚。

では、この時代に色んな画家が描いたシュザンヌ・ヴァラドンを

  

  ルノワールの描いたヴァラドン   「二日酔い」を描いた、ロートレックのもう一枚の彼女

   

ナント・エリック・サティもヴァラドンを描いている

では最後に、ヴァラドン本人の作品をご覧あれ

 

 エリック・サティの肖像画         ヴァラドンの代表作「網を打つ」

 

  「裸」というタイトルの作品            こちらは「風呂場」という作品 

エリック・サティから、モーリス・ユトリロ・・・その母親まで

いや~今回の主役は???シュザンヌ・ヴァラドンだったかも??? 







 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿