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イタリア語の復習とかジョジョが大好きとかを語るブログ。実はイタリア語は超初心者

イタリアのトイレ事情の真実

2012-10-11 18:31:41 | イタリア雑記
さぁここで一服いれましょうか。あんまり飛ばしても覚えきれないからね。
というか私が遅筆だから書けねーんだよ
しかしこんなブログでも50人も見てくれてるのか。ありがたやありがたや

以前イタリアのトイレについて、「半々の割合で便座が無い!なぜ!?」という話題がありましたが、調べてみました。
なぜ!?
有力情報によると、イタリア人はとても綺麗好き「どこぞのオッサンのきたねーケツが当たった便座になんぞすわれるかぃという感じらしいです。そういう私も潔癖症で便座除菌スプレーがあるトイレでも便座を除菌してさらに便座に紙を一枚敷きますんで。
多分イタリア人も大体そんな感じなんでしょう。
なので、イタリア人は「My便座」なるものを持っているそうです。そして日本ではお目にかかれない「便座売り場(多分家具やとかにあるんだろう)」なるものがあるそうな。だから引越しの時にも一緒に持っていくというのも普通に行われてるらしいです。(じゃあ最初から備え付けてあったマンションの便座はどうするんだという疑問)

だからイタリアの便器メーカーは「便座買うんでしょ?だったら最初からつけなくていいじゃん」ってなるそうです。そういった理由で便器が無い状態で出荷するそうで、便座は後からつけるみたいです。
ちなみに「My便座」欲しさに公衆トイレなどでは便座を外して持ち帰る泥棒が出るそうな(それこそキタネーよ・・・日本でもおらんわそんなヤツ

ここで疑問が浮かびます。「じゃあイタリア人はどうやって用を足すのさ!」ってこと。
答えは三つ。

1.辛いけど中腰で空気椅子(お前らもか!)
2.便器を丁寧にペーパーで拭いて、さらに尻が当たる部分にペーパーを敷く
3.和式トイレみたいに便器に足をついてかがんで用を足す。滑って便器に足を突っ込んでしまうと悲惨

これらの方法が主流らしいです。ただ3に至っては、便器ってものは陶器です。コーティングしてるとは言え焼き物ですんで一点に負荷がかかるとぶっ壊れる恐れがあるみたいで、便器が無残な姿を晒していることもあるそうです。
だから公衆トイレでも一箇所は和式やアラブ式のかがむスタイルのものを置いてるところもあるそうです。

以上、解決!

でも疑問。2ができるなら便座つけてて同じことしてても問題ないんじゃないの?尻がはまる危険性もないし。
・・・あとさぁ、そんなに綺麗好きで便座持ち歩くくらいなら全部和式にしたらいいじゃない。
日本のみなさん、そう思わない?ワタシ、イタリアントイレカルチャー ガ ワカリマセェン。

あ、ちなみに補足!常に便座持ち歩いてるわけじゃないよ。引越しの時にMy便座を持っていく人がいるだけなので。外出用バッグとか売って「外行き用便座」とか持ち歩いてるわけじゃないよ!?

イタリアの食生活の変化 失われゆくスローフード(食文化)

2012-10-03 11:55:40 | イタリア雑記
ここでちょっと一服しましょー。っていうか、遅筆なので課題はあっても書きこなせないのだ。HAHAHA!

さて、
イタリアは「PIIGS(ユーロ圏における不安定要因の蔑称)」の仲間入りをしていながらも、ユーロ圏のGDPで言えばドイツ、フランス、に次いで3位と中々に高い位置にいます。(ヨーロッパ全体の中ではフランス、イタリアの間にイギリスが入るからヨーロッパの目で見ると4位)
産業は盛んでイタリア北方は車や有名ブランドなどが主でそれなりに業績も上げているみたいです。南方も不況が進んで貧乏と多く過疎が進んでるけど、名産品の安いイタリアワインやオリーブが有名でなかなか売れてます。
「だったらどうして不安定要因の仲間入りなの?」
それはイタリアの借金がドイツ、フランスに比べて格段に多いから。だから今イタリアはその借金を必死になって返そうとしてるけど、なかなか成果が上がらない。ユーロ加入前のリラ安のように輸出で儲けたい!けど、肝心のユーロを刷る欧州中央銀行が一つ、ドイツにしかなく、さらに増刷するかどうかは通貨を共有しているわけだからEU各国と協議しなければいけません。かなり面倒なのです。各国の貨幣価値は同じ、でも物価や景気、政策はそれぞれバラバラといった矛盾が今のユーロ危機に拍車をかけてるようです。
イタリアの景気は北方はいいけど南方が悪いのでそれを補うために北方で得た収益が南方に流れ出すしさらに財政再建のために税金がのしかかります。当然給料も減りますね。
何か日本で言う北方=関西、関東 南方=中国地方、東北 みたいな感じですね。

イタリアの平均手取額も日本円にして14万と上位3国と比べても少ない(でも物価は日本と同じくらい)。これじゃあ家庭を維持できない!じゃあするためにどうするか?日本と同じ、「お母ちゃんが仕事探して出かける」のです。今や北イタリアでの共働きの家庭は8割近い。
そうすると家にいる人はというと、子供だけ。
まだ「パパが家を支えてやるからな!」と言っていた時代はお母ちゃんが家に居て、お腹がすいたらちょっとしたパニーノなどを手作りおやつとして作ってくれたけど、今は冷蔵庫にしまってある砂糖タップリのケーキやポテトチップス。マクドナルドなどのファーストフード。
当然子供はポッチャリ体型になっていきます。

また、両親共に時間がないものだから、どうしても作るものは「時間短縮フード」が増える。レンジでチンのピザやパスタ、揚げるだけのフライドポテト、カップ麺など。とにかく早く!普段の生活の時間が仕事で圧迫されてるから食べるのも当然早くなる。
でもこんなものばかりしかもガツガツ早く食べていたら栄養も偏って、ポッチャリに拍車がかかってしまうよね。
でも残念なことにイタリア(特に北方)は一分一秒を争って生活しているみたいだ。ちなみに南では逆に不況で仕事が無くてプータローが多い。
というわけで今じゃ大人も子供も皆ポッチャリ。

イタリアは元々みんなで家で手作り料理をゆっくりと時間をかけて楽しむという、そういう意味のスローフードな国だったけど、その文化も段々と失われてきてるみたいです。
全てが全てそうではないけどね。あくまでもそういう家庭が増えてきたということ。

しかし日本の子供もせわしく勉強して塾から帰っても「チンして食べてね」の書置きや、お母ちゃんがいても仕事帰りで疲れてるから冷凍食品中心の食生活で済ますとか。
日本人は元々食べるのが早くイタリア人ほど食べることに喜びを見出す人は少ないけど、日本も昔も家でみんなでご飯を食べながら談笑してたのを考えると、似通ったものを感じますね。
今は世界的にそういう時代なのかな。

ちょっと寂しいお話でした。

イタリア人の生活はバールでできている

2012-09-23 15:06:30 | イタリア雑記
クロスワードの感想メールに期待しつつもまったくコメントもメールもきてないことに少し落胆。Mamma mia!
これじゃあ今後続けるかどうか判断できないじゃないか。でも閲覧数はちょっとだけ伸びてたんですよ。
しかたないなぁ。続けようか。

さてさて、
前述したとおりバール[bar]とは喫茶店兼飲み屋みたいなお店で、イタリア人はこれなしでは語れないほど生活に浸透しているようです、という話は読んでいただいたかと思いますが、前述した普通のバール以外にも色んなバールがあり、バールごとに特色も様々だそうだ。

スポーツを見るバール
まずスポーツバールは老若男女も問わず、小学生からお年寄りまで様々。目的は一つ、皆で情熱[passione(パッショーネ)]を分かち合いたいからだ。そしてその情熱というのがスポーツで、イタリアでスポーツと言えばもちろん「サッカー」
ちなみに日本で人気の野球はまったくの不人気で一軍チームの試合でも席はガラガラだそうだ。
バールには贔屓のチームの旗や多くのスポーツ新聞やグッズを置いてたり、サッカーくじ(トトカルチョ)も置いている。それらグッズやクジを握りしめて巨大モニターで観戦するのが醍醐味。
なお、バリスタもかなりのサッカーファンで何十年も昔からの贔屓チームの試合の勝敗データを丸暗記してるのが普通だそうです。恐るべしサッカーマニア。その記憶力を少し分けて欲しいもんだ。
肝心のカプチーノの味は・・・サッカーの結果によって決まるみたい。つまり贔屓チームが負けてたらおいしくないしバリスタもちょっと不機嫌。きまぐれやのぅ。
だからおいしいコーヒーが飲みたいときはサッカーの戦況をよく見てから注文する方がいいですね。
ちなみに過激なファンからは口汚い言葉[paloraccia(パロラッチャ)]がガンガン飛び出すので、ある意味社会勉強になる。この前紹介した「cazzo!」も当たり前のように出てくる。この前の意味とは違い「クソ!」とか「畜生!」って意味だそうですが。
ここは食べる、飲むと言うより「娯楽」のお店と言えるでしょう。しかしイタリア、スペインの名物と言えばスリ。スポーツバールには興奮の騒動に乗じてスリをする人が多いかも知れないので、行く時は小銭入れやスられてもいい入れ物に最低限の金を入れる方がいいかもね。あくまで想像の域ですが。

オシャレなバール
オシャレバールの客はスポーツバールのようにガンガン騒がない。客層はみなさんオシャレ。オシャレなスィニョーラにオシャレスィニョリーナが中心。日本のオシャレなケーキ屋みたいな感じ。
もちろん話し口調もみなオシャレ。噂話から同僚の悪口まで内容はともかくみなオシャレ。『「最近の男って稼がないじゃない?ワタクシお化粧やエステにお金かけたい方だから、最低年に10万ユーロは欲しいところなのよね」とか言ってそう(偏見)』
たまにオシャレなビジネスマンのおじさんやパリっしたスーツでキメた伊達男など。伊達男は大体ナンパ目的。バールの内装もオシャレでバロック調の調度品や鏡など、いろいろ凝っている。とても落ち着く雰囲気。『店内音楽も多分クレモンティーヌや小野リサのような感じの音楽が小音量でゆったり流れてるんだと思う。』バリスタもオシャレでいつもニコニコ愛想がいいらしい。そして一度来たお客さんの名前や好みは全て覚えてるらしい。スゴイ!その記憶力を(以下略)。そしてカプチーノを頼めば泡でハートや動物などの絵を描いてくれるところも粋な計らいだ。このバリスタ、愛想といい、サービスといい、ナンパ目的で来た伊達男よりモテそうだ。でも肝心の味はそうでもないところもあるみたい。
とにかく店や人や品物、すべてがオシャレなのだ。
こちらは「憩いと出会い」のバールといったところかな。

ガソリンスタンドにあるバール
このバールの客は当然ガソリンを入れに来た人だけ。
ちんたらコーヒーを入れてたらガソリンを入れてくれるお客の回転率も下がるので、バリスタはとにかくスピード重視。『「俺はバリスタにコーヒーを注文したと思ったら、いつの間にかもうコーヒーが手元に置かれていた。催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。」とポルナレフもビックリのスピード。』
そしてお客も後続を待たせたら迷惑で早く済まさないといけないので、とにかく早く早く。
早く話して注文して、早く作って早く飲み、早く出て行く。
早口言葉を覚えたいならこのバールに行こう。
バールの中身も決してオシャレとは言えず、『多分店内音楽はZZTOPとかのテキサス系ロックがかかってそうな感じだ。そして壁にはセクシーな水着のネーチャンの写真が数枚貼り付けられている(と予想)』。バリスタも作業着を着たマリオみたいなおっちゃんであまりかっこよくないらしい。早口だから怒ってるように見えるらしい。
でも出てくるコーヒーが格別においしいらしい。

こうして見ると同じバールというカテゴリーの店でもどれも個性的ですね。
全部試してみて味や客層、バリスタの特徴など、いろいろ観察してみるのも面白いかもしれませんね。
ちなみにカウンターは立ち飲みでメニューが無くてその店のメニューを知ってて当たり前ってことなので、「カウンターにいる人は常連」が多いってことですかね。
あと、料金も差があって、同じエスプレッソを飲むのもカウンター一杯大体1ユーロ辺り(今なら100円未満?安い!)。テーブル席なら2ユーロとサービス料が取られます。なお『』内の色文字の内容は私が勝手に想像したただの妄想なので本気にしないように。でも多分当たらずとも遠からずだと思います。どうなんだろう?