平塚土曜教室には
「この教室がある限りず――っと通いたい」
という高橋さん(70代女性)という方がいらっしゃいます。
教室に初めて見えたのは、50代前半の時こと。
先日、教室での勉強に入る前に、
懐かしい本を読んでくれました。
それは次の内容です。
「心の持ち方で世の中変わるもの」
というテ―マで
人生は心の持ち方で世の中に対する見方も随分変わるものです。
例えばタクシーは運転手つきの自家用車と思えば社長気分になれるもの。
また、タクシー代は運転手への給料と思えば実に安いもの。
豪邸でなくとも、我が家には、沢山の劇場がすっぽりと収まっている。
(テレビのチヤンネルからパソコンまで)。
カネがなければ、貧乏の修行中だと思えば楽なこと。
うるさい女房も隣りの奥さんがたまたま手伝いに来てくれていると思えば、
腹は立たないのではないだろうか。
王侯貴族も名もない人も、目は2つ鼻一つ、足で歩いて手でつかみ、
シリでものを言う人はいない。
立って半畳、寝て一畳どんなにおごってみても
着るものはせいぜい一着。
ご飯は2杯か3杯。
寝だめ食いだめ着だめも出来ず、トイレの姿は皆同じ。
泣いて暮らすも一生、
笑って住むも同じ。
世の浮世なり。なる程!と、確かにものは考えようですね。
このようなお話をしたり、
様々なお手伝いをして教室を盛り上げてくれている高橋さんに
いつも助けられています。
今日の日がコロナに負けない一日でありますように。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠