湘南話し方センター / 姓命学研究所

神奈川県平塚市で開設して40年になる話し方教室です。心とことばの研究所として統計学も含め、たくさんのご相談あり。

九死に一生を得て使命に生きる

2021年04月04日 | 湘南話し方センター

民間機のパイロットになるはずが、

時代の流れの中で戦闘機乗りになった北島さん。

 

主な任務は、日本軍が占領したジャワ島などを拠点に、

原油を本土まで運ぶ輸送船を空から護衛することだった。

敵の潜水艦を見つければ爆弾を落とす。

台湾沖で撃墜され、

4時間以上海を漂い、

通りがかった船に救助され、九死に一生を得たこともあった。

 

1945年8月初め、首都防衛作戦に備え、

戦闘機を本土に運ぶため、ジャワ島に飛んだ。

ジャワ島から本土への出発予定は15日だったが、

重大放送があった。

その放送で、終戦を知った。

ホッとした。

負けたとは思わなかった。

 

ただ、「終わった」と。

 

 

 

このような経験をした北島さんは、

人前で話す事も立場上多く、

自分の話し方に癖はないか、

意外に自分では気が付かず、

かと言ってこの年になり誰も指摘をしてくれない。

 

そんな想いが教室へ通うきっかけになったのです。

 

そのような中、

褒め方・叱り方など家庭教育や社会教育に欠かすことは出来ない

と、

社会福祉協議会の講演にお招きを頂きました。

 

 

だからこそ、

この教室の灯は消してはいけない!

とOB会の集まりに強く訴えて下さいました。

 

 

なぜ、俺は生きているのか。

なぜ神様は俺を生かしたのか。

 

カネも名誉も地位もない自分が人に役立てるのは福祉しかない。

 

そう思ったんです。

 

自分が生き残ったという負い目もあったかもしれません。      

使命に生きる     

正に天から与えられた使命と感じています。

 

 

 

そう語ってくださった98歳の北島さんでした。

コロナになんか負けてません。

だからみなさんも、

今日の日もコロナに負けない一日でありますよう。

 

 

湘南話し方センター
所長 松永洋忠



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