ポラリス関西の部屋

ボランティアグループ「ポラリス関西」が企画・協力・応援する【コンサート・イベント】等の情報をお知らせします。

「チョ・グァヌ&バラダンコンサート」に行きました

2009-10-31 00:44:08 | 日記

10/27(火)「チョ・グァヌ&バラダンコンサート”東京伝説”」に、
ポラリス関西メンバーから4人が行きました。

会場は「東京芸術劇場大ホール

2000人規模の大ホールは、ステージ上部にパイプオルガンがあって、
荘厳な雰囲気。


第一部、バラダン演奏「歴史物語」は「コントラバス」の参加で9人編成

音楽で綴る王朝絵巻の始まりは「朱蒙」。
壮大なスケールを思わせる重厚で迫力ある演奏は何度聴いても、
とても9人編成とは思われません。
「えっ、これが9人?」の声に「そうでしょう?思えないでしょう?」
とちょっと自慢。
一転して「ファン・ジニ」は優雅なハーモニー。
色彩あざやかなチマチョゴリを着た、軽やかに舞うファン・ジニが
今にも目の前に現れてくるようでした。
チャングムの誓い」の「太鼓」ソロはすごい存在感。
ダイナミック&迫力のパフォーマンス、バチさばきが圧巻でした。
王と私」「太王四神記」は重厚さとともに
バイオリンやオーボエの寂しくもの哀しい音色が
切なく哀しい物語とマッチして、ウルウル。
私的には、「太王四神記」はバラダンの【おはこ】だと思っています。
残念だったのは、「タムドクのテーマ」が聴けなかったことでした。

バラダンの演奏で今回初めて聴く「朱蒙」「ファン・ジニ」「王と私」、
どの曲も演奏はもちろんですが、アレンジ素晴らしい!!
なんと、アレンジ統括・森 好美さんは女性なのです。

この日、コントラバスが加わってより深みが増したバラダン、
そしてパーカッション威力発揮で
ほんとうにフルオーケストラに負けない大迫力の演奏でした。
悠久の歴史物語にうっとりと酔いしれて、
気がつけば、もうはや一部の終わりでした。

第二部はいよいよ「チョ・グァヌ オンステージ」。

               
 チョ・グァヌ氏

バラダン伴奏は「コントラバス」「パイプオルガン」「コーラス」の参加で
13人の特別編成。

韓国で最も美しいと言われるチョ・グァヌ氏の
ファルセットボイス天上の声」、
素晴らしかったです。初めて生で聴いて鳥肌が立ちました。
You Tubeなどでどんな曲を歌われているのか
ある程度リサーチしていたのですが、生歌は全然スケールが違いました。
地声と変わらない声量迫力!!その音域の広さは8オクターブとか。

ヘンデルの♪「パリネルリ」はパイプオルガン伴奏で
ステージ上部に上がっての歌唱。
荘厳なパイプオルガンの音色と共に聞こえてくる声は
まさに天から聞こえてくる「天上の声」でした。

一曲歌い終わる毎に、歓声や拍手が大きくなっていき、
男性の声援、指笛も飛び交って・・・感動と興奮の会場に。
私もそうですが会場全体が、初めの「チョ・グァヌって??」の雰囲気から
「この人、スゴイ!!」に変わっていったのです。
ほんとうに、
こんなに迫力ある美しい「ファルセットボイス」は
今まで聴いたことがありません。衝撃的でした。

曲の合間のトークで、
「男性がこんな声で歌うのがいやな方もいらっしゃると思いますが、
15年間この声で歌っていますので許して下さい・・・」(うろ覚えです)
軽いジョークで会場を和ませてもくださいました。
ご本人「・・・許して下さい・・・」なんておっしゃっていますが、
クラッシック界からのオファーも殺到しているというすごい方なのです。
シャイで謙遜家、お茶目な方だな~と感じました。

アンコール曲はなんと!!五輪真弓の「恋人よ」。
日本語歌詞での熱唱に、感激でまたうるうるでした。
バラダンの伴奏も素敵で、
バラダンだけの演奏も聴いてみたい気がしました。

最後の曲は「無心」。後半、感極まって大粒の涙をポロポロ・・・
声がつまって歌えなくなる場面が何度もありました。
きっと、初めての東京公演、2000人規模の素晴らしい会場、
鳴り止まない拍手と大きな声援に、胸がいっぱいになられたのでしょう。
私たちも、貰い泣きしてしまいました。

(チョ・グァヌ氏いわく「お客様への感謝の気持ちで感極まった」とのこと。
ハーモニー社長様

興奮冷めやらぬ皆さんの言葉です。
世の中ひっくり返った
日本中の人に聴いてもらいたい」 「度肝を抜かれた
感動でしばらく立ち上がれなかった
歌詞も分からないのに引き込まれ、涙を流していた」などなど・・・。

曲数がたっぷりだったので、
”チョ・グァヌ”ワールドを十分に満喫、堪能できました。
この日の感動と衝撃のコンサートは、
まさに「東京伝説」!!となって、
いつまでも私たちの心に残ることでしょう。

新幹線「ぷらっとこだま」往復8時間かけての
東京コンサートツアーでしたが、
たくさんの感動をもらった幸せな一日でした。

チョ・グァヌ氏、バラダンの皆様、カムサハムニダ!!


「チョ・グァヌ氏~、関西にもきてくださ~い」


プログラム

            第一部 韓流ドラマ音楽「歴史物語」

          ♪ 朱蒙・・・・・・・・・・・・・・「愛の記憶」
          ♪ ファン・ジニ ・・・・・・・・「健やかに・野花」
          ♪ チャングムの誓い・・・「フェブカ」
          ♪ 王と私・・・・・・・・・・・・ 「千年愛」
          ♪ 太王四神記・・・・・・・・「運命」

               演奏:バラダン(室内管弦楽団)

                    ~ 休憩 ~

            第二部 ”チョ・グァヌ”オン・ステージ

          ♪ 秋の奇跡 (演奏)
          ♪ 愛していたから
          ♪ 道
          ♪ パリネルリ
          ♪ コスモス
          ♪ 気持ちは分かる
          ♪ 悲願 (映画「ベサメムーチョ」)
          ♪ 花畑で
          ♪ 最後の安息所 (チェオクの剣)
          ♪ 本当に私は知らなかった (彼女の家)
          ♪ 顔

                    アンコール

          ♪ 恋人よ (五輪真弓)
          ♪ 無心


                Vocal:チョ・グァヌ
                 伴奏:バラダン

            アレンジ統括:森 好美
                   司会:秋山 雅子