吹く風ネット

今日も君を想い出にする

 『赤いエプロン』でも書いたのだが、ぼくは25歳の時、嫁さんと正式に交際を始めた。付き合いだして一カ月程たった頃だった。嫁さんは新しくできた支店に、無期限で応援に行くことになったのだ。戻ってきたのは数か月後で、その間ぼくは狂ってました。まだ携帯電話もなかった時代だから、連絡の取りようもないし。いつも総務に行って、「いつ帰ってくるのか?」と尋ねていた。いつも答えは「さあ?」だった。だから帰ってきた時の喜びと言ったらなかった。

『今日も君を想い出にする』

今日一日が情けなくて
ぼくは何気なく君を見る
君はかすかに笑みを浮かべ
小さくうなずいて席を立つ

ぼくはやっぱり君が好きで
二度と離れて暮らすなんて
とても出来ないことなんだと
君をまた今日の想い出にする

 途切れた愛の日々を
 ひとつひとつ想い出しては
 胸の痛くなるような、そんな一日

ぼくがこうして上を向いて
いけるのも君がいるからのこと
君を愛する、だからぼくがいる
今日も君を想い出にする

 → ♫今日も君を想い出にする

 今日の歌は、数カ月後に嫁さんが職場に戻ってきた時に作った歌です。
 嫁さんとはすぐに結婚したわけでない。まあ、その後いろいろあったわけです。しかし赤いエプロンで結ばれた縁というんでしょうか、最終的に落ち着きました。

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