8月2日の日記

１，
　ようやく車が戻ってきた。いくつか修理するように頼んでいたのだが、その部分は若干良くなったような気がする。しかし、代車に比べると乗り心地は良くない。
　ただ、車幅が狭いので駐車場には入れやすくなったし、エアコンの冷えは万全だ。これで充分である。

2，
　書棚を整理している時、昔買った本を見つけた。『大正時代の身の上相談』（ちくま文庫）という本だ。大正時代、実際に読売新聞に掲載された身の上相談を編集したものだ。

　そこには今では考えられないような悩みが、いろいろと綴られているのだが、初っぱなの記事に目が行った。
「接吻されて汚れた私（婚約前ニ男ニ接吻サレ罪ニオノノク乙女）」である。
　もしかしたら、その女性は、手をつないだら子供ができるとでも思っていたのではないだろうか。今では考えられないような、純粋な女性だ。
　しかし、ぼくはこういう人とはお付き合いしたくない。疲れるだけである。