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はじめの磯釣り紀行

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磯釣りと登山記録のブログです。

あの熱き神津島の思い出1

2005-04-21 23:52:20 | 釣り
  今では八丈島とか気軽に行ってますが、最初の離島は神津島でした。行くようになったきっかけは、ある釣り人と出会ったことにあります。その人と出会ったのは、磯釣りを始めた年の夏くらいでしょうか、伊豆の渡船も何度か経験して淡い自信が芽生え始めた頃です。当時一番通っていた南伊豆大瀬の菊水荘から夜釣りで、M君、O君とウノ根に乗りました。確か、初めてのウノ根でしたが、その人はウノ根のハナレに二人組でいました。その人は、我々の方へ、「ここはねえ、20㍍くらい沖にね、沈み根があるから、その上を流さないと釣れないよ。仕掛けが交差するかもしれないけど、お互い気持ちよく頑張りましょう!」と挨拶にやってきました。明らかにベテラン臭がしました。「おまえ、その根を潜って見たんか?」と、僕は心の中で思いましたが、確かにその上を流すと釣れました。それでも、明らかにあちらの方が、魚を掛ける回数が多かったです。
  翌朝、菊水荘に戻り、お茶を飲みながらその人の話を聞きました。我々が初心者だと分かると(というか丸出し)、「一回神津島に行った方がいいよ。とにかく、すごいよ。ヒラマサやらシマアジが足下で見えるんだから。一回シマアジ釣ったら虜になるよ」と猛烈に神津島を勧められました。これは、行くっきゃないでしょう、とその日から神津島行きを計画しました。
  まず今何が釣れてるかチェックすると。、「大型ヒラマサ回遊中」とのことでした。短絡的に、それならヒラマサ狙おう!ということになりました。しかし、竿もありません。参考文献によると、5~6キロなら磯竿4~5号で、10キロ以上なら石鯛竿でと書いてあります。「5キロあれば充分だよなあ。10キロとか来ても、無理だよね。」ということで、M君、O君は5号竿を買いました(僕は例のがま磯4号がありました。やっと活躍の時がやってきたって感じです)。渋谷サンスイの店長に、「まあ、でかいの来ちゃったら、無理に勝負しないで相手が疲れるまでビャーッて糸出しちゃうんだね」とアドバイスされ、1995年の8月30日~9月1日の予定で神津島に向かいました。
  当時はジェットフォイルもなく、竹芝からだと無限に船に乗っていないと行けないので(正直その頃、船に弱かった)、M君とO君と下田まで車で行き、下田からフェリーで神津に行きました。渡船は賀寿丸、民宿は浜清です。着いた翌日、いきなりドラマが待っていました。
  最初に乗ったのは、祗苗のエボシ3番でした。まず渡船のシステムが伊豆と全然違いました。伊豆では渡船しないようなうねりでも、渡船します。この時もうねりは結構きつかったです。さらに、押し付けではないのです(今は賀寿丸も大きなドリームチャレンジャー賀寿丸となり、場所によって押し付けしてくれます)。従って荷物は投げ、人は飛ぶことを要求されます。ビビル我々に船長は「舳先に行ってみて降りられるかどうか、決めてね」と優しく言ってくれました。舳先は上下に4㍍くらい上下してます。何かに掴まっていないと、体重が無くなる感じがします。そこで、M君、O君に相談します。「どうする?下りてみる?」と聞くと、「おまえに任せる」。なんという無責任でしょう。結局、私は夢中で飛びました。その後、必死でM君の投げる荷物をキャッチです。M君も、必死に荷物を投げます。むしろ一番つらい作業です。大量の鰯のブツが、さらに仕事を困難なものにしています。完全な緊急モード作動状態です。なんとか無事に渡礁しましたが、皆、正気に戻るのに30分は掛かったでしょう。
  落ち着いたら、仕掛け作成です。ヒラマサはなんとフカセで狙いました。餌は塩漬け鰯、コマセはブツです。タナは3ヒロです。流れは川のように右から左に流れています。今まで見たことがないような流れのスケールです。「神津って、すげえ」と正直実感しました。まず、2番との境界あたりにイワシブツ10キロをぶちまけました。私、M君は早々に竿を出しますが、O君はライントラブルで苦労してます。O君は大分経ってからやっと第1投です。投げ終わってしばらくすると、O君のリールが猛烈な勢いで逆回転してます。O君本人も何が起こったか分からず呆然としてます。1995気持ちよく糸を出してやりとり?開始です。完全に主導権はあちらです。やりとりすること30分、有り得ない大きさのヒラマサが海面に横たわってます。hiramasa1あのときは皆錯乱状態でした。神津島用に用意した60㎝のタモもヒラマサのお帽子にしかなりませんでした。急遽ギャフに代え(用意していて大正解!!)取り込みました。・・・・2に続く





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