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本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

遂に来た!嫌な奴。そして1月読書の記録。

2017-02-27 19:35:00 | 



今晩は(>_<)。

本日は遂に恐れていたものがやって来ちまいました!



「花粉」


今シーズンは毎年NGの11月の時も全く大丈夫だったし、2月も終わろうかというこの時期まで大丈夫だったので、「今年はイケるのか!?」と、思っていたら・・・


甘かった!



本日昼頃から何だか雲行きが怪しくなり、夕方には目も鼻もダメダメ。

ストックのフェキソフェナジン(アレグラのジェネリック。花粉の人には分かりますね!?)飲んでますが、早朝に服用したのが効き目が切れて・・・ジ・エンド。

夕方に水のみでもう一度服用するも時すでに遅し。

発作が起きたらもう止まりません(涙)


バイクで鼻水垂らしながら帰る羽目に。



帰宅後に頓服飲んで(セレスタミン)何とか落ち着いてきました。

しかし、これは結構ボヤ~ンとするのであまり飲みたくないんですがね。



明日はどうなるやら。







そして・・・


以下は、もうすぐ消えちゃう読書メーター1月読書の記録です。









2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1170ページ
ナイス数:27ナイス




痺れる (光文社文庫)痺れる (光文社文庫)感想

全くもって万人には薦め難し。しかし、私は非常に楽しめました。世の平均とずれてしまった人間の落ちていゆく闇の深さこそが恐ろしきものであることを、主婦、僧侶、会社経営などを経て56歳で遅咲きのデビューを果たした著者だからこそ実感を込めて書き著すことができたのでしょう。嫌な後味の残る「いやミス」というジャンルもあるようですが、そんな括りでは片づけられない鈍い光のある短編集でした。全作品が再読に耐える二重丸。人間の業の深さに痺れてみたい方にはお勧めいたします。

読了日:1月25日 著者:沼田まほかる



マンガ 本間宗久 相場三昧伝マンガ 本間宗久 相場三昧伝感想

(株式会社投資レーダー)二百数十年も前に米相場に於いて築いた本間宗久の門外不出の取引秘伝の書。これを分かりやすくマンガで解説。現在の株式取引でも立派に役立つ教訓の多きことこの上なし。「三位の伝」天井・売る、底値・買う、中段・休む。実戦になってもこれを忘れなければ成功間違いなし・・・なのですが。 作画:出井洲 忍

読了日:1月20日 著者:



キャンティ物語キャンティ物語感想

(幻冬舎)日本の60年代を語る上で外せないな人々が集った伝説のイタリアンレストラン「キャンティ」。更には、そのチルドレン達が80年代日本のトレンドを牽引していった。キャンティを作り上げ若くして亡くなった川添浩史・梶子夫妻の物語。心の拠り所を求めた若き才能たちに様々な機会を提供し、その背中を押した。詳しくは本書を紐解いていただくとしても、その交友の広さには舌を巻く。巻頭にあるキャパ、サンローランとの写真も一見の価値。当時の六本木を知る人には懐かしく、知らない人には新鮮な芸能・社交界の交友関係も窺い知ることができる。

読了日:1月15日 著者:野地秩嘉



ベトナム戦記 (朝日文庫)ベトナム戦記 (朝日文庫)感想

開高健がカメラマンの秋元啓一と共に1964年末から1965年初頭にかけてサイゴン(現ホーチミン市)に従軍記者として赴いた際の記録。アメリカによる北爆前でもあり、日常生活は安穏、と思いきや、雪崩れ込むように最前線へ。壮絶なジャングル戦を経て、帰還できた隊員は1割未満。ベン・キャットの戦闘。196pに微笑みながらピースサインを出す著者の写真が見開きで掲載されているが、真実のピースサインであろう。ベトナム人の心の中で、唯一で最も発火力の強い燃料はゼノフォビア(外国人ぎらい)である。見抜けなかったアメリカの敗北。

読了日:1月10日 著者:開高健



街場の現代思想 (文春文庫)街場の現代思想 (文春文庫)感想

「ブ」のウルトラセールでウチダ本を何冊も仕入れた。したらば、これは単行本を持っていることに帰宅後気づき、パラパラと斜めに再読。文庫版の解説はしっかり拝読いたしました。斜めに読んでもオモシロい。

読了日:1月4日 著者:内田樹




読書メーター








花粉の薬飲んじゃうとスグ寝落ち必至(涙)
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12月の読書の記録です。

2017-01-31 05:53:00 | 




あ~

明日から連休なのに風邪ひいちゃったよ(´;ω;`)

喉が真っ赤っかです(涙)

頑張って予防してたのに・・・



休みに合わせて風邪をひくのも社畜の得意技ですね!

(釣りはNGかと思いますが、晩酌読書はいたしますよ。)




では、消えちゃう前に12月分の読書メーターを記録しておきます。






2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1286ページ
ナイス数:25ナイス




神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)感想

過酷な画像に目を背けてきた石井光太氏の著作を初読み。イスラームのあちこちの国へ行き、現地の「性」に絡んだ事柄にかなりのところまで足を踏み入れてきた記録。義憤にかられ彼女(彼)等の境遇を何とかしてあげたいと思えど、所詮は行きずりの身。本当に複雑な思いばかりが残る。しかし、作中の「問わず語り」については手法としては宮本常一の「土佐源氏」じゃありませんか!?どこまでが事実なのかは判然としませんが、良い話でした。

読了日:12月20日 著者:石井光太



全日本食えば食える図鑑 (新潮文庫)全日本食えば食える図鑑 (新潮文庫)感想

思えば椎名誠氏が「スーパーエッセイスト」として鮮烈なデビューをしたころ私は確か中学生だったかな?大人になって大怪我をして長期入院、枕頭にはシーナ本。底抜けに能天気な人々に元気づけられ退院。シーナ本乱読、その後読書の楽しみを知り、徐々に椎名さんとは疎遠になっていきました。大変久しぶりに読んだ本書文中からはは未だ衰えぬパワー(少しは衰えたか!?)を感じることができましたが、写真からは寄る年波も見え隠れ・・・。ゴカイの仲間(エラコ)を食う話では、イヤイヤ感が手に取るように分かり笑えました。

読了日:12月15日 著者:椎名誠



深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)感想

縄田一男氏のアンソロジーにあった「ともだち」が佳作だったので、調べたらばこちらの連作のうちの一本でした。深川澪通りの木戸番小屋につつましく暮らしつつも、どこか上品さの漂う笑兵衛、お捨ての夫婦。二人が市井の人々の小さな事件や悩みに寄り添い、助言をし、希望を見出してゆく。爽やかな読後感。巻末では二人が木戸番小屋にたどり着いた経緯も明らかにされ、さあ、準備はできました。これからシリーズの始まりですよ!

読了日:12月10日 著者:北原亞以子



真昼へ (新潮文庫)真昼へ (新潮文庫)感想

「家族」という関係を改めて見つめ直さねばならぬ重みのある作品。意識せずも互いに呪縛と依存をしあい、心の中の大きな位置を占めるのが「家族」。(ここに介入できず退場していった男親についてはほとんど触れられない。)障害を持った兄との素晴らしい日々、幼子をなくした余りにも大きな喪失感、複雑な感情を抱えた母娘の関係、別れの予感。読み進めていくに従い、私自身の身の回りと対比をすると心は千々に乱れます。家族に対する考え方が母親はここまで違うものなのか、とショックを受けました。合掌。

読了日:12月5日 著者:津島佑子






繁忙期であまり読めなかった。

振り返ってみるとナゼか新潮文庫。風呂には文庫本が便利ですが、不思議と新潮文庫に偏りました。






読書メーター






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11月読書の記録。そして、年末。

2016-12-21 01:34:00 | 





11月の米大統領選でトランプ氏が勝利をおさめて以来、世の中の色々なことが急ピッチで変わっていく予感がしています。

東京株式市場は大盛況ですが、祭りの影では問題の多い法案がいとも容易く成立してしまい、この国の未来や如何に!?といったところ。

足元直近では業務繁忙期ももうひと頑張り、といったところではありますが、日々の暮らしは可もなく不可もなく・・・といったところです。

釣りに行けないのは玉にキズですが。

そういうときこそ晩酌&読書なわけですけれど、2~3頁読むとカク~ンと寝落ち。

イスで朝を迎えるパターンが続き(;´д`)トホホな感じです(涙)


11月は主に風呂で読んだ読書の記録ですよ!!







2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1309ページ
ナイス数:47ナイス




今宵も酒場部今宵も酒場部感想

(集英社)こちらで気になった飲み屋があり、ぜひ一度、と思いネットで調べたらすでに閉店されていました。残念。代わりに他の掲載店について調べてみたら、いろいろ思うところあり。●べろぐなどで、一見の客として入った店に対して好き放題のこと、失礼なことを書いている投稿の多いこと。だまってスイッと飲んで、ウマけりゃまた来る、気に入らなけりゃもう来ない、で良いのでは?話はそれましたが、この本は「飲んで描いたおとなの部活動報告」のサブタイトルどおり、気の置けない仲間とゆるくシブイ酒場で杯を傾けた、楽しげ~な記録です。

読了日:11月25日 著者:牧野伊三夫,鴨井岳



浮世絵師列伝 (別冊太陽)浮世絵師列伝 (別冊太陽)感想

菱川師宣の草創期から昭和に至るまでの「浮世絵師」達のまさしく「列伝」。杉浦日向子に誘われて葛飾北斎、葛飾応為、小林清親、井上安治などについて知りたくて購入したもの。しばらくぶりに開いてみると、掲載作の数多くが海外美術館所蔵だったりするのに気付いたが、それらの在外浮世絵は、日本と日本人に対する理解者を世界中に増やすのに一役買ってきた訳である。ジャポニスムに逆に影響を受けた世代の作家達(清親、安治もね。)に更に影響を受けた世代(日向子女史もそうか、と。)の作に私たちが影響されているわけで、正に浮世絵曼荼羅。

読了日:11月20日 著者:小林忠



早く昔になればいい (新潮文庫)早く昔になればいい (新潮文庫)感想

北陸のどこか影のある故郷の街を40年振りに訪れた「私」を待ち受けていたものは・・・素封家の気のふれた一人娘の「しーちゃん」との禁断の思い出と・・・!?衝撃を受けるどころか「受け入れて」しまった「私」に、今も続く「昔」が次々と明らかになっていく。ラファエル前派のJ.E.ミレイが描いた「オフェリア」にしーちゃんの死のイメージをだぶらせ、狂おしくも美しい隠微な世界を展開していくのはまさしく久世ワールド。岩井志麻子もびっくり。

読了日:11月15日 著者:久世光彦



街場のアメリカ論 (文春文庫)街場のアメリカ論 (文春文庫)感想

大方の予想を裏切ったトランプ氏勝利を受け、なぜこのような事になったのかを知る一助にと手に取る。清教徒たちの「聖書国家」の理念等を鋳型としたうえに大衆の心情に訴える「反知性主義」は現代アメリカの特徴ではなく、アメリカ全史を貫いて形成された根本的趨向性である、とのホーフスタッターの考えを紹介しているが、やはりこのような人物は現れるべくして現れた、というところか。遠からず起こるアメリカの没落を予言した頁が興味をひく。予測不能な混乱を招くことは避けがたく、「できるだけゆっくりと没落していただきたい」に大いに共感。

読了日:11月10日 著者:内田樹



だれが「本」を殺すのか 延長戦だれが「本」を殺すのか 延長戦感想

(プレジデント社)「誰が本を殺すのか」略して「本コロ」に続いて。本編を読んだらこちらは敢えて読まなくてもよろしいかと。「本コロ」の反響を受けて各地で行った講演の記録で8割、各紙に載った「本コロ」の書評で2割。随所に散りばめられた金言も、あまりに重複多く途中からは斜めに読ませていただきました・・・残念!

読了日:11月5日 著者:佐野眞一




読書メーター







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溜まっていた読書のまとめをまとめて書いたよ。

2016-11-20 04:17:00 | 




こんばんは。


10月から11月にかけては自分的には結構釣りに行けまして、(その後行けてませんが・汗)その反動?という訳ではありませんが、読書量はイマイチでした・・・




本日のところは、10月分読書のまとめを以下に・・・











2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1132ページ
ナイス数:14ナイス




イケナイ宝箱―ようこそ鬱の世界へイケナイ宝箱―ようこそ鬱の世界へ感想

(ameba books)永らく著者のゆる~いファンだった。日本全国をオートバイで回り、インドを放浪し、次は何処へと、思っていたら「あちら側」へ行っていたお話し。鬱になる過程をこんなに克明に再現できるとは凄いの一言に尽きる。「オレは発狂する」の章の恐ろしさといったら!精神科医との対話「鬱にならない人の特徴」に納得。(物事を好き嫌いでパッと決める、私自身は若い頃はそうではなかったが、現在はそんな人になりました。)過剰なまでの自意識とデリカシー、押さえても書かずにいられない意欲、こういう体験をして初めて作品に昇華されてくるのだと納得。

読了日:10月20日 著者:素樹文生



つれ釣れなるままに (ちくま文庫)つれ釣れなるままに (ちくま文庫)感想

小津安二郎の「東京物語」に助監督として携わった著者は、30年後に伝説の漁師を描いた「秘伝」で第90回直木賞を受賞する。この作品に実名で登場する竹岡の漁師「名人源内」について書かれた章や突きん棒漁について書かれた章は出色。(他は結構寄せ集め感もありますが)環境破壊やコマセ釣りへの嫌悪を露にする旗手として頑張っていらっしゃいました。著者の小津安二郎との仕事について書かれた「絢爛たる影絵」もとても良い作品でしたよ。

読了日:10月15日 著者:高橋治



そんなこと、気にするな (廣済堂新書)そんなこと、気にするな (廣済堂新書)感想

他の桜井本で読んだような内容がチラホラ・・・冗長、と思っていたらばいきなり琴線に触れる部分があったり。不思議な方です。基本、桜井さんは変わらないのだと思いますが、編集者によってどのような本が出来上がるのかは大きく変わってゆくのかな。「どうせ避けて通れない苦しみなら、いっそ楽しんでしまったほうがよほどうまくいく」この精神はとても役に立ちそうなので座右の銘に列挙させていただくこととします。

読了日:10月5日 著者:桜井章一



大衆芸能ざんまい―娯楽・極楽・お道楽〈しょの4〉 (中公文庫)大衆芸能ざんまい―娯楽・極楽・お道楽〈しょの4〉 (中公文庫)感想

大衆芸能史の貴重な記録。お笑い芸人たちの日常が垣間見えます。テレビを見ていると何でこの人、人気を保ち続けてるのかなという芸人さんがいますが、テレビに現れるのは彼らのほんの一面であることがよく分かりました。当然ながら、舞台、高座を金を払って観ていない人には分かりませんが、 生き残っていく人たちに共通するのは芸の確かさ。これは間違いないことなのだと思います。巻末の私的大衆芸能13年史も良かったです。

読了日:10月5日 著者:高田文夫




読書メーター









実は・・・読書メーターに9月分のまとめをする前に消されちゃいまして、こちらに自家製まとめを載せておきます・・・









2016年9月の読書メーター
読んだ本の数6冊



新宿スペースインベーダ―昭和少年凸凹伝(新潮文庫)の感想

画像不在

意外や大当たり。現在アラフィフ男子世代にはど真ん中でした。雑誌「昭和40年男」の世界。当時の小学生流行事情だけでなく、心持ちまで再現して見せた記憶力と筆力には脱帽。(冬でも心意気としては半袖・半ズボン。ギリギリ許されるのはナイロンのウインドブレーカー、とかね。)第九章「ぴょこたん」には泣けたなぁ。こういう切ない気持ちを書き表すことができるのは玉袋さん、相当な才能をお持ちのお方なのですね。。

読了日:9月25日 著者:玉袋筋太郎






弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)の感想
弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)岡田 美智男

医学書院 2012-08-24
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この本は医学書院の「ケアをひらく」というシリーズの一冊。深い一冊。なぜホンダのアシモの歩行が魅力的なのか、自動販売機が発する「アリガトウゴザイマシタ」が有難味がないのか、国費でロボット研究をしていた元ATR(国際電気通信基礎技術研究所)職員の著者が分かりやすく説明。結局は全てがコミュニケーションに帰結。開発した数々のロボット(と、呼んでよいのか?)はいわば五体不満足なわけだが、そこに大きなコミニュケーションの秘密が隠されていたとは!万人におススメ。日本もまだ捨てたもんじゃない。

読了日:9月20日
著者:岡田美智男





大富豪アニキの教えの感想
大富豪アニキの教え兄貴(丸尾孝俊)

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なかなか面白かった。自己啓発本を読むつもりは無かったのですが、豪快な語り口が嫌悪感を払拭してくれました。アニキの教えは確かに良いことを色々言ってはいるが、小市民には実践はなかなか困難!だからこそ実際に実行しているアニキはサワヤカなんでしょうが・・・。この本にはちょっとした仕掛けがあって、最後まで読むと「えっ!?」となるようになっていますよ。

読了日:9月20日 著者:兄貴(丸尾孝俊)





半七捕物帳〈2〉 (光文社時代小説文庫)の感想
半七捕物帳〈2〉 (光文社時代小説文庫)岡本 綺堂

光文社 2001-11
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相変わらず安定の面白さ!(これを言ったら怒られそうなんで小さな声で。)会社の昼寝前読書に適した本、10分間で深く眠るために様々なポイントがあるんですが、①面白すぎず(ハラハラ・ドキドキしすぎないということ)②つまらなすぎず③適度なところで節目のある文章④程よい厚み(大変失礼ながら枕にさせていただきますバチアタリ。)すべてを満たしているのだ。しかし、読んでいた本、最後の一編途中で落丁していて大ショック!ばちが当たったぁ~。

読了日:9月10日 著者:岡本綺堂


ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)
ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)米原 万里

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ロシア語通訳から作家に転身した米原万里初読。どんなガセネタと下ネタが出てくるのか?と、おもったらなかなか奥の深いエッセイ集でした。同時通訳という職業の凄さもさることながら、今は無きソ連という国の理念の凄さには恐れ入った。(あくまで理念ね。)社会主義国の内情はこちら側にはほとんど知られてはいないが、考え方は素晴らしいものがある。人間に馴染むかどうかは別にして。そんな部分を覗かせてくれる小窓のような快作でした。

読了日:9月5日 著者:米原万里


人生論ノート (新潮文庫)
人生論ノート (新潮文庫)三木 清

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かつての学生必読の書、ということでしばしばその名は目にしていた哲学者であり、社会評論家でもある三木清の「人生論ノート」。手に入れ読み始めると、150頁ほどの薄い本ながら中々読了できずにいた。読者におもねるところなく持論を言い放っているようにも思えるが、正直なところ私の読解力だと気軽に読める本ではなかった。いくつかの「金言」に対してページをドッグイヤーしてみたが、再び開くのには随分と時間がかかりそうだ。

読了日:9月1日 著者:三木清







イカ・ストックで食いつないでおりまして、イカ料理関連はまた投稿いたします!

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8月の読書・そしてハチの巣

2016-09-24 03:10:00 | 





今年の夏は最後根性なかったですねぇ。

しかし、秋の長雨シーズンに連続台風。

異常が日常。毎日注意報&警報出てますね!!?



去りゆく夏にハチ取りしました。

裏手の住人から「軒下にハチが巣を作ってるよ」わざわざの御注進。


カミさんは子供に危険もあるし早くとって!と、いいます・・・

ハチはかなり害虫イモムシやら獲ってくれてるんだけどねぇ、といっても聞く耳持たず。

更に、もうちょっとして秋が深まれば皆死んじまうんだけどね。





結局わたしが巣ごと撃退するハメに!






結構アブナイ面もあると言われる「アシナガバチ」。


念入りに防護服を着こみ・・・(白の漁師ガッパがバッチリよ!)

ハチが巣に帰る夜を待ちました。




そして・・・ジェット式のハチ殺虫スプレーでブシューッ!!!!

一気にハチがボトボトボトーーーーーッ!と落ちてきます。


手に止まられて、窓から身を乗り出している身としては軽いパニック。
急いで振り払いましたがアセッタなぁ~。





棒ではたいて巣を落とす。





幸いに窓のすぐ横の手が届く範囲でまだよかった。

殺虫剤使用じゃなかったらハチの子チャレンジしてみたかったかも・・・です。





ひと段落して安心。。




8月読書の記録でも残しておきましょう。










2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1749ページ
ナイス数:16ナイス




日本の文脈日本の文脈感想

角川書店(生と死の境界線上にある)インターフェイスを理論化しようとすると必ず柔らかいところを壊してしまうから、うまく理論化ができない。インターフェイスを作っている空間は、言語的な論理が通用しないつくりをしています。そこを無理やり理論化したり合理化しようとすると、インターフェイス自体を壊してしまう。『荘子』の「混沌」の話と同じですよ。混沌には目鼻がなかったんですが、かわいそうだと言って目鼻をつけたとたん、死んでしまった(印象に残った一文)正解がない問いに立ち向かうときの知性の使い方(ユダヤ教が人類にもたらしたもの)

読了日:8月5日 著者:内田樹,中沢新一



はなしっぱなし 上 (九龍COMICS)はなしっぱなし 上 (九龍COMICS)感想

得体のしれないものを描かせたら天下一品な五十嵐作品。その軌跡を堪能できます。世の中が今ほどまだ明るくなかった時代、あちこちに居た「得体のしれないもの」。エアポケット的に今の世の中にそれらを出現させます。見知らぬお婆さんから買った人魚の話(六花)、水に揺らめく黒髪が気味わるかった。「竜田姫に魅入られた話」これは秀作だぁ。ファンなら後の大作へ繋がる様々なモチーフを発見できること請け合いですよ。

読了日:8月5日 著者:五十嵐大介



はなしっぱなし (下) (九竜コミックス)はなしっぱなし (下) (九竜コミックス)感想

これはもう、一度読んでみてください、としか言いようがありません。「虫売りのはなし」、「風鈴探偵」、「雪灯籠」、「弔い客」綺羅星の如く続く才能。。奥付を見ると、ここからもう20年の年月が流れているんですねぇ。もっと作品を、といいたいところですが、このクオリティでは難しいですよね・・・

読了日:8月9日 著者:五十嵐大介



最低で最高の本屋 (集英社文庫)最低で最高の本屋 (集英社文庫)感想

何かと話題の松浦弥太郎氏。とても素晴らしくてためになることが書かれているこの方の文章ですが、抹香臭くてどうも反りが合わない、と思ってしまうのは私が根っから斜に構えている人間の証しかと思います。反面、後半の世界の街を旅して歩きまわり、素敵な場所を見つける文章は少なからず心惹かれました。また、巻末にはよしもとばなな氏の素敵な解説があり、これを読んで中目黒のカウブックスへ行ってみたくなりました。

読了日:8月15日 著者:松浦弥太郎



だれが「本」を殺すのかだれが「本」を殺すのか感想

(プレジデント社)出版から15年の歳月は流れたが、タイトルの衝撃度は健在。「本」をめぐる世界に起きている事件のルポルタージュとしてこれを書いた、と佐野さんは述べる。本が売れなくなったのは川上から川下まで各所に問題山積であることは納得。単なる魔女裁判ではなく、出版の未来を見据えた人達についての活動にも紙幅を割いている点は良い。現時点では電子書籍恐るるに足らず。一番恐ろしいのは社会全体の知的好奇心の萎え、なのではなかろうか。

読了日:8月20日 著者:佐野眞一



ロータス (ワールド・カー・ガイド)ロータス (ワールド・カー・ガイド)感想

(ネコパブリッシング)いつかはハンドルを握ってみたい車であり続ける「7」そして「ヨーロッパ」。ロータスを夢見る人必読。コ―リン・チャプマンがどのように成功し、育て、そしてプロダクト部門をGMへと袂を分かつてしまったか、その経緯が詳細に記されています。チャプマンとロータスはコンペティションと共に生きてきた人間であり、会社であったことが分かります。フォードやタルボといったコンストラクターが信頼を寄せて名車を残しましたが、日本のメーカーはそこまでできませんでした。最速のコルベットZR-1のエンジンの設計がロータスだったとは驚いた。

読了日:8月29日 著者:




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