今夏アニメでヒロインが特に良かった3本。「アルドノア・ゼロ」のアセイラム姫だろ、とか、「月刊少女野崎くん」の佐倉千代だろ、とかの異論はあるでしょうけれど、それはそれで良かったのは確かですが、そういう普通の方向ばかりではつまらないと思う私は、虹野ゆりか(高校生)、琴石なる(小学生)と有川ひめ(高校生)が特に良かったです・・・・・
◎「六畳間の侵略者!?」(全12話)
○ ラブコメにバトルを少し。幽霊の東本願早苗(cv鈴木絵理)、魔法少女の虹野ゆりか(cv大森日雅)、地底人のクラノ・キリハ(cv田澤茉純)+埴輪のカラマ(cv竹達彩奈)とコラマ(cv悠木碧)、宇宙人のティアミリス・グレ・フォルトーゼ(cv長縄まりあ)とルースカニア・ナイ・パルドムシーハ(cv早見沙織)による6畳間の争奪戦、プラスして大家の笠置静香(cv洲崎綾)や孝太郎が入っている編み物研究会の桜庭晴海(cv高本めぐみ)をからめつつ、だけど実は6畳間の住人の里見孝太郎(cv中村悠一)のハーレムというくだらなさは、上手くいけば楽しいと思って期待半分、でも、狭い空間だからそうは簡単にはいかないだろうと不安半分で見たのですが、あまり上手くいかず。
6畳間の外での戦いによる6畳間の争奪戦が主になりましたから、6畳間の場所でなければならない各々の理由は明確だったとは言え、6畳間なんてどうでもよくなっていますし。何かのモノでもなんでもいい物語でしたし。
6畳間はあまり関係ないと思えばそこそこ楽しめました。孝太郎は重要な記憶が欠落している様子なので、6畳間という設定以外のものではいけない重要な秘密があるのかもしれませんけれど。

○ 一方、魔法少女なのにコスプレとしか思われていない虹野ゆりか のヘタレでダメっぷり、ポンコツ可愛いところは、ヘタレで情けない声も含めてとても楽しみました。ゆりか がいなければ、と思うと、、、、、ありふれたハーレムアニメになっていたかも。





全体として、アニメファンの評判は良いらしいですけれど。
◎「ばらかもん」(全12話)
○ 自信作の書を、平凡で型にはまったつまらない書だと評価されたことが気に入らなくて、書道界の重鎮、館長(cv三木敏彦)を殴ってしまい、父の勧めで長崎県の五島列島の離島で修業をすることに。
1話、離島で直ぐに自由で優れた書が書けたのは早すぎでしたが、勢いに任せて書いたものだから自分の書ではないと2話で思う半田清舟(cv小野大輔)は悪くなかったり。でも、1話から書けたということは確かなので、プレッシャーに弱いという清舟の性格からして仕方ない面もあるものの、それでも2話以降のモタツキが長過ぎて、何なのだか。離島の日常アニメと思って見ましたが。
小さな島、田舎の日常と清舟のカルチャーショックの物語。
「ハートフル日常島コメディ!!」らしいですし。
ただ、琴石なる(cv原涼子)という元気なガキ(女子)との関わりを中心として、女子中学生の山村美和(cv古木のぞみ)と新井珠子(cv大久保瑠美)を始めとする田舎の人々の遠慮のなさや田舎の日常に刺激を受けて変わっていく清舟というのは自然で雰囲気が良く、特に なる が可愛くて楽しくて良かったですし、なる達のイタズラに大げさに、かつ微妙にMっぽくツッコミを入れる清舟なんてのも、「WORKING!!」イベントで見る素の小野さんという感じがして、とても楽しかったですし。
この2人のからみが特に良かったですし、なる は魅力的なヒロインでした。

○ さて、なる が清舟に必要な「答え」を知らず知らずに提示しているところは出来過ぎな物語になっていて少し引っかかりましたが、(また、OP曲の「らしさ」(詞・曲:柳沢亮太、歌:SUPER BEAVER)が自分らしさの「答え」を提示し過ぎなところも少し引っかかりましたが、)清舟先生大好きな なる がこの物語の良さのキーでした(「のんのんびより」とは異なる方向性ですが、田舎の良い面が上手く描かれていました。勿論、離島には離島の、田舎には田舎の、住みにくい人間関係があるのでしょうけれど。)。
途中まで男子だと思っていたくらいに元気で楽しい女子で、このまま大人になってほしいなと思うものの、でも、ジェンダー意識の強い日本ではこういう元気さのままでは大人になれないのだろうなとも思ったり。島とかでは女性も欠かせない労働力として発言権が強い場合もあるので、ずっと島に住んでいれば、そのまま大人になれるかも知れませんが。
○ 秋葉原の駅ビルにて。
これ以外にも宣伝みたいなことに力を入れているのは、長崎県の支援もあるのだろうか。アニメを見て五島列島に行きたいと思ったのは確かですし。長崎市で食べた五島うどん は細くて好みではありませんでしたけれど。





◎「ひめゴト」(全13話)
5分枠。生徒会の女子達に男の娘の格好を強いられてオモチャにされている、じゃなくて、「かわいがり」を受けている、じゃなくて、とてもとても可愛がられている美少女な男子、有川ひめ(cv桑原由気)。
真ん中の子、可愛いでしょ?

親の借金を返してもらう代わりに、生徒会副会長の歩く18禁(cv摩天楼由香)、生徒会長の運子(うんこ)(cv小野早稀)、生徒会書記のアルベルティーナ2世(cv東城日沙子)達の「犬」としていうことを聞いて男の娘でい続けることになった有川ひめ というのは、、、面白いからOK。。。
乳首が妙にピンクというのは女子っぽく見せたいからでしょうけれど、、、男子だから見せてもOK、色もOK。。。
外見が女子だから女子用水着というのは、、、着ないと男子を刺激して却って問題になるからそれもOK。。。
男子生徒からも大人の男性からも襲われるくらいに美少女だというのは、、、面白いからOK。。。
弟の有川かぐや(cv赤﨑千夏)も美少女な男の娘だというのは、、、面白いからOK。。。
外見も仕草も可愛過ぎで制作者は狙い過ぎですが、、、狙い過ぎが過ぎて面白くなったからOK。。。
【shin】