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うたわれるもの 偽りの仮面 感想。萌や日常を増やし過ぎて間延びしたかなあ

【ネタバレ】
2015年秋から2016年冬アニメの感想です。

◎「うたわれるもの 偽りの仮面」(2期、全25話)

総合評価3点(5点満点)

「うたわれるもの」(2006年春夏)を1期、これを2期と言っていいのかは今一つ分かりませんが、基本設定は同じで1期の主な人物がほんの少し出てきますが、続きというわけでもない別の物語。コメディ要素、萌要素、主な女子キャラがBL本に目覚めたり、日常要素が増えたのは現代的ということでしょうかね。

どちらかと言うとシリアス系の1期の再放送を見たばかりだったので(2006年の本放送時は見ていない。)、少し違和感を覚えましたが、慣れればこれはこれで楽しかったです。

ただ、萌やコメディといった日常が多くて間延びした印象があり、少し本題が曖昧になったような気がして、でも、1.5クールというわけにもいかないのでしょうから仕方ないのでしょう。

ハク(cv藤原啓治)、クオン(cv種田梨沙)、ウコン(cv利根健太朗)、ネコネ(cv水瀬いのり)、双子のウルゥルとサラァナ(cv佐倉綾音)、オシュトル(cv利根健太朗)など。




○ 1話。アチコチに旅をしているクオンが記憶喪失の男を助けて村まで共に。(あ、やっぱ記憶喪失なんだ。)名前はハクになりました(1期はハクオロ(cv小山力也)。1期の、エルルゥ(cv柚木涼香)、アルルゥ(cv沢城みゆき)の凛々しさ、可愛さも良かったです。)。

種田さんの台詞の、特に「・・・だね。」「・・・かな。」のイントネーションがいいです。


○ 18話「侵攻」。ヤマト国がクオン(ハクとともにヤマト国にいる。)の祖国トゥスクルに宣戦布告。でも強くて劣勢のため支援物資を届ける役目をハクがすることに(それだけ、あちこちの戦いで指揮ができる武将がいない。)。元気なく顔を見せないクオンをハクは探し回り、でも見つからず。

ハクが酒を飲んで愚痴を言っているのをこっそりと聞き、翌朝はハクと一緒に行くことにし、笑顔を見せると。
ハク側について祖国と戦う決意は並ではないのでしょうけれど、上手く描かれていました。

種田さんの声が聞けなかったのは残念ですが、クオンの声を視聴者にいっさい聞かせない演出は心憎いです。


18話は、2016年のベスト10に入りそうな物語でした。


○ 最終25話。オシュトルは、ハクは死んだとクオンに言い、嘆き悲しむクオン。
実は逆で、ハクが死んだオシュトルの代わりにオシュトルになって、それはハクの望みではなく皇女と国を守るためには仕方ないと判断したからですが、大将になる覚悟は決めた様子なので、それなりに前向きにやっていくのでしょう。

アニメジャパン2016にて、等身大フィギュア。あまり似ていませんが。





【shin】
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