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カメラを止めるな!感想。衝撃的な笑劇

【ネタバレ】

◎「カメラを止めるな!」

総合評価4.5点(5点満点)

「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」
「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」


上田慎一郎監督・脚本、96分、2017年11月4日先行公開、2018年6月23日公開。
海外タイトル「ONE CUT OF THE DEAD」は、映画内でも出てきました。


監督の日暮隆之(演者・濱津隆之)、監督の娘で監督志望の日暮真央(真魚)、監督の妻で元俳優の日暮晴美(しゅはまはるみ)、アイドル俳優の松本逢花(秋山ゆずき)、人気俳優の神谷和明(長屋和彰)、カメラマンの細田学(細井学)、助監督の山ノ内洋(市原洋)、録音マンの山越俊助(山﨑俊太郎)、適当プロデューサーの古沢真一郎(大沢真一郎)、超適当プロデューサーの笹原芳子(竹原芳子)など。

公式HPから。
「とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。​本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!​大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”・・・・・・を撮ったヤツらの話。」


○ 制作費はギャラ込みで約300万円とのことで、とても安いです。
とは言え、A級映画だろうがB級映画だろうが、高かろうが安かろうが、良いかどうか/面白いかどうかには関係ないので、つまり、面白い映画でした。

当初2館が124館上映に拡大というのも凄いですね。


○ B級にも満たないホラードラマの本番(TV生放送でカメラ1台を止めないノーカットでのゾンビドラマ。37分。)から始まり、つまらないのですが、そこからの、そのホラードラマのコメディなメイキングみたいなものが実はメインで、面白かったです。

最初のゾンビドラマは不自然なところがいくつもありますが、その謎は後で明かされ、その理由がコメディで面白いです。

出演者のほとんどがダメ人間な俳優か、変なプライドがあって扱いにくい俳優で、苦労する監督。
それも変なズレを生んで舞台裏がコメディになっています。

生放送がトラブル続きでも最後は一応まとまったときの、俳優たちの満足感、一体感というのは、ちょっと気持ちいいです。
それは、お金をかけなくても数億円、数十億円をかけた映画よりも面白いものが作れるということからくる爽快さでもあるのでしょうけれど、それは、私にもつまらないコンプレックスがあるからなのでしょう。



【shin】
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