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コーヒーが冷めないうちに 感想。4回泣けますという あざとさ はいただけないが、4エピソード中1つは心に来るかも

【ネタバレ】

◎「コーヒー が冷めないうちに」

総合評価3点(5点満点)

「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?」
「4回泣けます」


2018年9月21日公開、監督・塚原あゆ子、脚本・奥寺佐渡子、原作・川口俊和、117分。

時田数(演者・有村架純)、新谷亮介(伊藤健太郎)、清川二美子(波瑠)、賀田多五郎(林遣都)、時田流(深水元基)、平井久美(松本若菜)、平井八絵子(吉田羊)、高竹佳代(薬師丸ひろ子)、房木康徳(松重豊)、謎の女(数の母)(石田ゆり子)など。




○ 「4回泣けます」で見るのをやめようかと思いましたが、タイムスリップには興味があったので見ました。
何回泣いたかなんてツイッターキャンペーンをしているんですよ、興ざめです。

有村さんの外見は好きですが、TVドラマなどを何も見ていないわけではないはずですが、声も演技も記憶がないので、それを確認したいというのも大きな理由です。

・物語としてはどうという事はないので他人にお薦めするとまでは言えませんが、薬師丸さんと松重さんが良かったので、見て損したとも思いません。

タイムスリップ先でのご都合主義な謎の条件は、そういう設定として受け入れるしかないでしょう。
ここは、私はアニメなどでフィクション慣れしていますので(笑)。

・気が向いたらどうぞ。


○ 映画館では、1回は泣いている人が多かったですし私も泣きましたが、「4回泣けます」というコピーはいただけません。
泣くのが目的でもないですし、泣ければ良い映画とは限らないです。

でも4エピソード中1つは心に来るものがあるのでは。
4つ目の数と謎の女とのエピソードを除いて、あまりあざとくはないです(物語がちょっと、という事です。)。

なお、有村さんの演技としては、20代半ばなのに子供っぽいダダのこね方かつ泣き方なのは、幼少時に別れた時から止まっている数の時間が動き出したわけですから、敢えてそうしたはずです。

薬師丸さんと松重さんの夫婦の演技が良かったです。

髙竹のアルツハイマーにより高竹の記憶と、房木が実際に見聞きした高竹の言動とにズレが生じるわけですが、ズレの受け止め方と、過去に戻って帰って来てからの受け止め方の変化。


(物語としてはどうという事はありませんが、)演技はさすがベテラン、と言ってしまえばそれまでですが、良かったです。


○ 映画館のHPから、概要。

「あなたの戻りたい過去はいつですか-?
本屋大賞ノミネート“4回泣ける”と話題のベストセラー小説が超豪華キャスト&スタッフでついに映画化!
時田数が叔父で店主の時田流と切り盛りする、とある街のとある喫茶店「フニクリフニクラ」。そこには、不思議な都市伝説があった。
それは店内の【ある席】に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができるというもの。ただし、そこにはめんどくさい・・・非常に面倒くさいいくつかのルールがあった。

1. 過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。
2. 過去に戻っても、喫茶店を出る事はできない。
3. 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない。
4. 過去に戻れる席には先客がいる。席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。
5. 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会う事ができない。


「ここに来れば過去に戻れるってほんとうですか?」
今日も不思議な噂を聞いた客がこの喫茶店に訪れる。
アメリカに行ってしまった幼馴染の賀田多五郎とケンカ別れをしてしまった三十路直前の独身キャリアウーマン清川二美子。
若年性アルツハイマーに侵された妻・高竹佳代と、そんな高竹を優しく見守る夫・房木康徳。
故郷の妹を裏切って、一人スナックを営む喫茶店の常連客・平井八絵子。
数に次第に惹かれていく常連客の大学生・新谷亮介。
過去に戻れるという【ある席】にいつも座っている謎の女・・・

どんなことをしても現実は決して変わらない。それでも過去に戻り、会いたかった人との再会を望む客たち。
そこで彼らを待っていたものとは?
そして、主人公・時田数に隠された真実とは?

2015年の発売以降「とにかく泣ける!」と口コミで広がり、17年には本屋大賞にもノミネートされた小説「コーヒーが冷めないうちに」。舞台の脚本家兼、演出家として活躍する川口俊和の小説デビュー作となる本作が、シリーズ続編の「この嘘がばれないうちに」とともについに映画化!
誰もが一度は経験のある「もしも、あの時に戻ることができたら・・・」という《後悔》の思い。様々な《後悔》を抱えた客たちが、今日も店を訪れる。この秋、温かな感動が、日本中を優しく包みこみます。」


【shin】
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