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「初音ミクシンフォニー2023」（東京公演）感想

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　　ちょっと初音ミク

2023-09-10 23:00:00

◎「初音ミクシンフォニー2023」（東京公演）

　2023年8月29日（火）、19時から、サントリーホールにて。

　指揮は栗田博文さん、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、パイプオルガンは石丸由佳さん、司会は藤田咲さん（初音ミクのオリジナルcv）。

　横浜と神戸は土曜日ですが（いずれも不参加。藤田さんの出演予定は無し。）、東京は平日。平日はどうなるか分からないので行けるか心配でしたが、無事、参加できました。

・サントリーホールなら正面よりは後（P席）か横（A席、U‐18席）の席だろ、というのが私の考え。2公演あれば1公演は正面側を選びますが。しかも、藤田咲さんが第一の目当てですから、いつものように、距離が近い上にいつもは見られない角度の席を優先です。

　なお、パンフレットに私が写っていました。1席ごとに空けているので、新型コロナウイルス感染症全盛期のときの、以前の写真と同じでしょう。今回も写真に写る席ですし、公式の写真には写っていましたけどね。（いずれも、写真が暗いからかある程度画質を下げてあるからかで顔は明確には見えず、どこに座っているかを知っている人なら分かるかもしれないという程度。）

・いつもどおり途中で20分の休憩をはさみ、21時10分くらいまでの130分。このくらいなら休憩なしの方がありがたいのですが、オーケストラの都合なのでしょうかね。

　終演後、ほぼ直ぐに電車に乗りましたが、昨年同様に今年も、楽器を持った人や、ステージで見た顔で楽器を持っている人を何人も見かけました。オーケストラメンバーの一定数も早く帰りたい、ということなのでは。

・2023年は、2007年8月31日に16歳で世に出た初音ミクの16歳の誕生日ということで、藤田さんも「今年は初音ミクにとっても特別な年」だと司会の中で言っていました（というかそういう原稿でしょう。）。

　藤田さんは、いつものように曲の紹介やメンバー紹介やミクの紹介みたいなことなど。

　今年はマスクありなら声出しOKでしたが（マスクをしていない人も数割はいました。）、「ブラボー」も含めて声を出す人は皆無で、栗田さんが投げキスをしたときに結構な歓声が出た程度です。つまり、拍手メインでした。新型コロナを気にしなくていいなら藤田さんも以前のように客をあおってきたのでしょうけれど、そこは配慮したということでしょう。

　藤田さんは緑の肩出しワンピースでしたが、公演後に載せられた写真で見ると結構モコモコしたワンピースでした。意外と分からないものです。

・パイプオルガンとハープの出番も多くて良かったです。昨年だったか、ハープは出番が少ないので席を外すことが多かったですが、今回はずっとステージにいました。

　金色のヤツ、マリンバだと思いますが、出番が少なすぎに感じたのは、「特別編響け！ユーフォニアム～アンサンブルコンテスト～」（2023年8月4日公開）を見たばかりだからでしょう。

○『悪ノシリーズ15周年記念特集「悪ノ交響曲」feat.mothy_悪ノP』として、「悪ノシリーズヒストリーを辿った全9曲をオーケストラアレンジした豪華ロングメドレー」がメイン。

　元の曲を知らないのでアレンジがどうこうは言えませんが、パイプオルガンを多用し、鎖を落とす音も多めで、なかなかに不気味な感じでした。パイプオルガンは悪魔っぽい音が得意です。

　交響曲というのは4楽章程度で構成されるものというのが基本なので（もとより、こうでなければ交響曲ではない、というような狭い定義ではありませんが。）、9楽章に相当する本作でも交響曲と言うのか、とは思いました（1曲ごとに区切りがあって次の曲に進んでいたので、9楽章に相当すると考えました。）。

○アンコールのラストは「メルト」（原曲は2007年12月投稿）。やっぱりこれは演奏するのね、この曲は間違いないよね、と思いました。

　声援はなかったものの、ほぼ総立ちで大きな拍手でした。

○写真

・悪ノ衣装展