ベントー、ぬらりひょんの孫

　秋アニメ総括。

●　ベン・トー。
　くだらなそうで、期待していなかったが、とても面白かった。

　スーパー閉店近くになると弁当に半額シールが貼られるが、数が少ない。
　貼り終わったら、倒れるまでの流血の喧嘩をして勝った者が買えるというのが、ルール。
　他の客は関知しない。


　高校生を中心とした若者達の、半額弁当争奪戦という、有り得ないくだらなさ。


　くだらないことを真面目にやると笑えるという一例。


●　ぬらりひょんの孫～千年魔京～。
　2期目だっけ、３期目だっけ。基本的にはやや子供向け。
　夏からのアニメだったかな。続きもありそうな終わり方。

　関東中心の妖怪の奴良(ぬら)組。前期では四国妖怪が攻めて来て勝ったが、今期は最強の京妖怪が京都で暴れ出し、人に危害を加え出したので戦いに行く。

　リクオ(福山潤)は、４分の1が妖怪の血、４分の３が人間の血。
　高校生活と恋を少し織り交ぜながら、リクオは人間を守るためにも戦う。


　結局のところ、ヤクザの縄張り争いと同じ。
　奴良組は人間に危害は加えず、妖怪退治を行う陰陽師と組んで京妖怪を退治したりとか、善人っぽいところがあるのはヤクザ映画と同じ。

　リクオが訓練と経験で強くなるのは王道。


　良い声優は多い。堀江由衣、平野綾、前田愛、阿澄佳奈とか。多いから出番は限られるが。

　特に、京妖怪のボスみたいな羽衣狐の役の能登麻美子さんの悪役ぶりが良かった。
　黒髪ロングの怪しい美人役は、能登さんも黒髪ロングと言うこともあって、澄んだ綺麗な声との対比で怖さが増す。