ひどく落ち込んだ女性を見て、
僕もひどく落ち込んでしまった。
代官山の蔦屋書店からの帰り道のこと。
その日買った本を渋谷のカフェで読んでいた。
隣のテーブルに男性と女性がいた。
敬語で話していたから、カップルでないことはすぐにわかった。
「自分に自信がないんです。」
女性が言った。
「なんで自信がないんですか?」
男性の聞き方は、やや高圧的だった。
「まず体型…。」
確かに女性は少し太っていた。
男性は鼻で笑った。
「まず痩せなきゃ。」
「でも体質ってあるから。」
「知り合いのエステティシャンによると、
痩せようと思えばみんな痩せれるらしいです。
体質ってのは言い訳らしいですよ。」
「でも我慢するの嫌だし。」
「ラクして生きていきたいってことですか?」
その後も男性の説教は続いた。
こいつは何様なんだろう、と僕は思った。
女性はキレて帰ってもおかしくなかった。
というより、帰るべきだったと思う。
それ以上その男性と話す意味はないように思えた。
女性は少しづつ不機嫌になっていった。
男性が聞いた。
「いま、何したいですか?」
「カップル全員殴りたい。」
僕は悲しくなった。
その後、女性はついに「帰る」と言った。
「じゃあ、帰りましょうか。」
女性は言った。
「なんか、ゴメンね。」
なぜあなたが謝る?
僕はなんだか悲しくなった。
人間は生まれながらにして優劣が決まってる?
美人として生まれた人と、
そうでない人との世界は違う?
もし僕が神様になれたら、
まずは生まれ来る人間を
平等にすることから始めようと思う。
僕もひどく落ち込んでしまった。
代官山の蔦屋書店からの帰り道のこと。
その日買った本を渋谷のカフェで読んでいた。
隣のテーブルに男性と女性がいた。
敬語で話していたから、カップルでないことはすぐにわかった。
「自分に自信がないんです。」
女性が言った。
「なんで自信がないんですか?」
男性の聞き方は、やや高圧的だった。
「まず体型…。」
確かに女性は少し太っていた。
男性は鼻で笑った。
「まず痩せなきゃ。」
「でも体質ってあるから。」
「知り合いのエステティシャンによると、
痩せようと思えばみんな痩せれるらしいです。
体質ってのは言い訳らしいですよ。」
「でも我慢するの嫌だし。」
「ラクして生きていきたいってことですか?」
その後も男性の説教は続いた。
こいつは何様なんだろう、と僕は思った。
女性はキレて帰ってもおかしくなかった。
というより、帰るべきだったと思う。
それ以上その男性と話す意味はないように思えた。
女性は少しづつ不機嫌になっていった。
男性が聞いた。
「いま、何したいですか?」
「カップル全員殴りたい。」
僕は悲しくなった。
その後、女性はついに「帰る」と言った。
「じゃあ、帰りましょうか。」
女性は言った。
「なんか、ゴメンね。」
なぜあなたが謝る?
僕はなんだか悲しくなった。
人間は生まれながらにして優劣が決まってる?
美人として生まれた人と、
そうでない人との世界は違う?
もし僕が神様になれたら、
まずは生まれ来る人間を
平等にすることから始めようと思う。
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