お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 6 ~強弱~

2008年01月06日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、未知の惑星を発見しました」
「よし、着陸して早速調査だ」
 着陸し、隊長と隊員は地表に降り立った。
「隊長、重力が弱いですね!」
 隊長と隊員は身長の数倍飛び上がった。だが次の瞬間、地表にへばりついてしまった。
「踏ん張らないと、潰されそうだな!」
「隊長!」隊員も苦しそうな声で叫んだ。「この惑星は時間で重力が弱くなったり強きなったりするんですよ!」
 言葉の終わらないうちに、重力が再び弱くなり、隊長と隊員は宙へ飛び上がった。
「踏ん張った分、飛び上がりましたね」
「惑星があんなに小さく見えているから、重力が再び強くなると、地表へ叩き付けられてしまうな。危険だな、どうしたものかな」
「心配無用です。もう重力圏外ですから」
 隊長と隊員は宇宙の彼方まで飛び去った。



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