バックミンスター・フラー 非対称テンセグリティ構造 特許 特開昭50-44609 □

【発明者or創作者】バックミンスター・フラー
【　発明の名称　】非対称張力集積式建築構造体
【出願or登録国名】日本国
【出願or登録番号】特願昭49-90221（特開昭50-44609）
【出願or登録言語】日本語
【　内容の解説　】本願は、バックミンスター・フラーの非対称テンセグリティ構造
に関する特許出願であって、US3866366の対応日本出願を示すものです
（US3866366とほぼ同内容）。本願では、第１頁上部に明記されているように、
パリ条約に基づく優先権が主張されています。
【　チザイ解説　】特許権取得は各国ごとの言語・方式等により
行わなければなりませんが、翻訳等の負担は外国人にとって不利です。
そこで、パリ条約第４条により「第１国出願日より１２ヶ月以内に
第２国にて、優先権主張を伴った同一内容に関する特許出願を行えば、
第１国出願日を優先日と認定し、先後願判断、新規性・進歩性
（非自明性）判断を不利に扱わない」と規定されました。これにより、
例えば米国に出願済みの発明と同一内容を、後日に第三者が
日本国にて出願していたとしても、当該米国出願を基礎として
日本国にて優先権主張出願を行えば、日本国出願において当該第三者の
出願内容を引用して拒絶されることはありません。先後願関係に
ついては、日本国出願日ではなくそれよりも早い米国出願日が優先日
として扱われるからです。フラーの上記出願でもこの利点を意図して
優先権が主張されています。

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