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自閉症スペクトラムの本

2019-10-09 15:46:09 | 障害者支援の本

私は障害者支援施設に就職してから
利用者さん達の中で強いこだわりがある方が
何人も居る事に気付きました。

その方々は診断基準に照らし合わせると
「自閉症スペクトラム」に該当すると思っています。
医師でもない私が自己判断するのはラベリング、
いわゆるレッテル貼りに繋がってしまい、危険なことなのですが
支援をしていく中で、その傾向が有れば、その支援の仕方は
本の中で紹介されています。

その内容を理解した上で支援をすると
納得行くケースが多かったり、自分自身が落ち着いて支援できるようになりました。
ただしそれは個人的な見解であり
他の支援員の多くは、本に頼らない直感的
あるいは感情的、あるいは経験則から推し量る支援をされている様です。

カナー型自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などは
自閉症の連続体というとらえ方で扱うことになり
「自閉症スペクトラム」という名称で呼ばれることになりました。
それは、その傾向が有れば含まれてしまう広範囲な物になります。
空気が読めない「お前はアスペか?」などと言われてしまう
その疑いのある方も、連続体でとらえるなら
自閉症スペクトラムの範疇に入ってしまうかもしれませんね。


自閉症スペクトラムの本

この本は自閉症スペクトラムの事を解りやすく
バランス良くまとめてあると思います。
医学的に深入りしすぎず、簡単な言葉で挿絵も多い。
見やすい分、何回か読めば自閉症スペクトラムに関することが
大まかにつかめるでしょう。

私は、この後何冊も自閉症スペクトラムに関する本を買いましたが
まず一冊となれば この一冊をおすすめします。