私は障害者支援施設に就職してから
利用者さん達の中で強いこだわりがある方が
何人も居る事に気付きました。
その方々は診断基準に照らし合わせると
「自閉症スペクトラム」に該当すると思っています。
医師でもない私が自己判断するのはラベリング、
いわゆるレッテル貼りに繋がってしまい、危険なことなのですが
支援をしていく中で、その傾向が有れば、その支援の仕方は
本の中で紹介されています。
その内容を理解した上で支援をすると
納得行くケースが多かったり、自分自身が落ち着いて支援できるようになりました。
ただしそれは個人的な見解であり
他の支援員の多くは、本に頼らない直感的
あるいは感情的、あるいは経験則から推し量る支援をされている様です。
カナー型自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などは
自閉症の連続体というとらえ方で扱うことになり
「自閉症スペクトラム」という名称で呼ばれることになりました。
それは、その傾向が有れば含まれてしまう広範囲な物になります。
空気が読めない「お前はアスペか?」などと言われてしまう
その疑いのある方も、連続体でとらえるなら
自閉症スペクトラムの範疇に入ってしまうかもしれませんね。
自閉症スペクトラムの本
この本は自閉症スペクトラムの事を解りやすく
バランス良くまとめてあると思います。
医学的に深入りしすぎず、簡単な言葉で挿絵も多い。
見やすい分、何回か読めば自閉症スペクトラムに関することが
大まかにつかめるでしょう。
私は、この後何冊も自閉症スペクトラムに関する本を買いましたが
まず一冊となれば この一冊をおすすめします。