Nonsurgical management of partial adhesive small-bowel obstruction with oral therapy: a randomized controlled trial.
Chen SC, Yen ZS, Lee CC, Liu YP, Chen WJ, Lai HS, Lin FY, Chen WJ. Taipei, Taiwan
CMAJ. 2005 Nov 8;173(10):1165-9.
背景:小腸の癒着による閉塞は通常、保存的に、輸液と絶食で治療される。過去に行われた研究では、このアプローチでは入院期間の長期化と外科手術が遅れるリスクについて言及されてきた。本研究では、標準的内服薬の組み合わせににより手術に至る必要性や入院期間の減少ができるかRCTをおこなうこととした。
方法:144人の癒着性小腸閉塞による入院患者のうち、条件に合う128人をランダムにコントロール群(輸液、NGチュウブによる減圧、絶食)または介入群(輸液、NGチュウブによる減圧、カマグ・ガスコン・Lactobacillus acidophilusの内服)に振り分けた。主要評価項目は手術治療なしで治癒した患者数、入院期間とした。合併症や再閉塞率も記録した。
結果:128人のうち63人はコントロール群に、65人は介入群に振り分けられた。ほとんどの患者は男性であった。介入群の方が手術なしですむ可能性が高かった(59 [91%] v. 48 [76%], p= 0.03; relative risk 1.19, 95% confidence interval 1.03-1.40)。平均入院期間はコントロール群の方が長かった(4.2 [SD 2.7] v. 1.0 [SD 0.7] days, p <
0.01) 合併症や再発率は、両群で差がなかった。
結論:Oral therapy with magnesium oxide, L.acidophilus and simethicone was effective in hastening the resolution of conservatively treated partial adhesive small-bowel obstruction and shortening the hospital stay.
軽めのイレウスには、これでいいのでしょうか。
Chen SC, Yen ZS, Lee CC, Liu YP, Chen WJ, Lai HS, Lin FY, Chen WJ. Taipei, Taiwan
CMAJ. 2005 Nov 8;173(10):1165-9.
背景:小腸の癒着による閉塞は通常、保存的に、輸液と絶食で治療される。過去に行われた研究では、このアプローチでは入院期間の長期化と外科手術が遅れるリスクについて言及されてきた。本研究では、標準的内服薬の組み合わせににより手術に至る必要性や入院期間の減少ができるかRCTをおこなうこととした。
方法:144人の癒着性小腸閉塞による入院患者のうち、条件に合う128人をランダムにコントロール群(輸液、NGチュウブによる減圧、絶食)または介入群(輸液、NGチュウブによる減圧、カマグ・ガスコン・Lactobacillus acidophilusの内服)に振り分けた。主要評価項目は手術治療なしで治癒した患者数、入院期間とした。合併症や再閉塞率も記録した。
結果:128人のうち63人はコントロール群に、65人は介入群に振り分けられた。ほとんどの患者は男性であった。介入群の方が手術なしですむ可能性が高かった(59 [91%] v. 48 [76%], p= 0.03; relative risk 1.19, 95% confidence interval 1.03-1.40)。平均入院期間はコントロール群の方が長かった(4.2 [SD 2.7] v. 1.0 [SD 0.7] days, p <
0.01) 合併症や再発率は、両群で差がなかった。
結論:Oral therapy with magnesium oxide, L.acidophilus and simethicone was effective in hastening the resolution of conservatively treated partial adhesive small-bowel obstruction and shortening the hospital stay.
軽めのイレウスには、これでいいのでしょうか。