3～4年前1匹の猫が保護部屋から姿を消しました。
診察室の奥に猫部屋があるのですが、
部屋の出入りの際、放牧されてる子で
出たがりさんたちが診察室に飛び出たりします。
そしてたま～に病院の玄関から
気付かぬうちに外に脱走してしまうことがあります。
たいてい病院の周辺をうろうろして離れないので
数日内には無事に中に戻されます。
でも姿を消したその子は全然出たがりではなく、
物静かな大人しい人懐こい本当にいい子で
出入りしている私たちボランティアも
たくさん放牧されてる子がいてる中
その子がいなくなってることに
すぐには気付きませんでした。
とにかく物静かな性格良し君だったから
誰も脱走を疑わず、保護部屋中、
壁の穴から、天井裏、病院内くまなく
Oさんが探しましたが姿はなく。。。
消えたそばりん。
でもやっぱりそばりんの性格から
脱走したとは考えにくく
私は、
何者かに誘拐されたに違いない！！
と真剣に思ってました。
周辺に張り紙もしてましたが
情報もなく、姿を見かけることもなく
真相は謎のまま…
月日は流れて行きました。
そして昨年の12月クリスマス近く。
先生が、
最近キジ白の子がうろうろしてるで～
と聞いていた矢先、
12/24に昼当番で行った時
病院の外でキジ白発見！！
見た瞬間、
そばりん？！
そばりん！！
そばりんやんなぁ？！
姿を消した時より
ずっと丸々太ってるけど
絶対、そばりん！！
ハーフサイズのコッペパンみたいな
中途半端なこの尻尾はそばりん！！
戻ってきたそばりん
声をかけるとべたべた寄ってきたので
そのまま保護、Oさんに連絡。
丸々太ってるからどこかで
お家の子になってた可能性もあり、
それかどこかの餌やりさんにご飯を
たらふく貰ってたのか、、、
でも戻ってきたということは
飼われていたけど外に出されてしまった？
お外でご飯もらってたけど貰えなくなった？
飼われてたけどそばりんが脱走したのか？
状況がわからないので
「迷い猫保護しています」のチラシを作り、
年明け寒い中、Mさんが周辺1件、1件に
大量のチラシ配布してくれましたが
情報、連絡はなく。
そばりんは再び保護部屋に帰ってきたのでした。
失踪前よりべたべたさんになって戻って来ました。
いなくなって3～4年、
太ってひょっこり戻って来て
そしてなんと！！
このたび素敵な里親さんとご縁あり、
今日、婿入りしていきました！！
そして白血病キャリアのおばあちゃん猫も一緒に。
エイズキャリアや白血病キャリアでも
たま～に素敵なご縁が舞い込むことがあります。
本当にうれしい限りです。
2匹の嫁ぎ先はすでにここから
1匹もらってくださった里親さんだそうです。
2人とも良かったね！！
しあわせなお家の子になるんだよ～！！
そばりん！！
今度は戻って来ちゃダメだよ～！！