剛健典雅

でありたい(弓について)
と思いつつの雑記あるいはたわごと

「弓執る心」(今村鯉三郎)

2007-02-18 12:59:14 | 
浅学非才の身を省みず感想を書けば...
ところどころで納得のいかない部分があったけれど、基本的には初心者には薦められる内容だと思った。また、射法を理由を説明しながら解説している点については好感が持てた。しかしながら、弓道教本を絶対のものとして書かれているように見受けられるのは、ちょっと...
弓道教本は、各流派の射法を折衷した、ある意味で初心者向きの射法になっているのではないかと思う。それを絶対視されるのはちょっとなぁ。
また、後半に結局精神論みたいなものが出て来るのも、私にはちょっと。
私にとって弓は弓術というスポーツであって、弓道ではないので、精神論を出されると抵抗がある。
弓を引く上で精神力が重要なことには異論がないが、弓道修行によって高い人格が形成されるとは限らないだろう。いわゆる高段者にもどうかと思う人がいる。
そういう人を見ると私は段位など要らないと思う。
また、弓を引く時はかならず弓道着をというのにも賛成しない。
特に初心者には弓道着ではなくいわゆる体操着で練習させた方が良いと思っている。

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