shig**のブログ

shignoとshigenが日々をblogするところです。

引越2008~xian編~

2008-03-12 00:34:43 | xianでサーバー
(うーん、時間無くて思いつくままに文章書いてたら、とてつもなく読みにくいものに・・後で直すかもしれません;;)


というわけで無事に退居も終わって、xianを今の家に持ち帰ったわけですが、
そこは「繋がるまでがサーバーの引越」。最後に用意してありました。

落とし穴が。





持って帰ってきたら早速開梱して、掃除機で周りの埃を吸い取ります。
24時間365日、常に起動しているxianは掃除もままならないので、この機会に徹底的に掃除しちゃいます。
通気口の周りは凄い埃が・・

外側が終わったら今度は内部の埃。同じく掃除機でささっと吸っちゃいます。
ついでにファンの音が最近少しおかしいので、交換できるかな?と確認。
付いているファン自体は手に入れることが出来そうな感じだけど、ネジ山を意図的に潰してある模様。
ファンの交換は出来なさそうです。
その他、特にアップグレードするわけでもないので、フタを閉める。
最後に外側を拭いて掃除終了。


掃除が終わったら次は設置。
設置場所は既に考えてあって、新しいLANと電源ケーブルも調達済み。
LANケーブルはそのまま使うことも出来たけど、前の家ではカーペットの下を通していたので
断線の可能性を考慮して新調しました。

以上で物理的な設置はすんなり終了。
無線ルーターも設置して、最後にもう一度接続を確認した上で、xianを起動します。



起動したら、早速いくつか設定を変更しました。
今回、OCN(Bフレッツ)からauoneNETに変更しているので、そのあたりの変更です。
変更箇所は2カ所。
一つはOutbound Port25 Blocking対策。もう一つがNTPサーバー。

OCNでは携帯電話会社側の問題で一部のメール送信にプロバイダーの代理サーバーを使用していましたが、
auoneNETではOutbound Port25 Blockingの実施により、全てのメールを代理サーバー経由にする必要が。。
設定方法以下の通り。


『postfixの場合』

・/etc/postfix/main.cfを開く。
・設定ファイル中に「relayhost」という箇所があるので、以下の通りに変更する。
 →relayhost = [代理メールサーバーアドレス]
・これまで一部携帯メールのみ代理サーバーを経由していたので、設定ファイル中の「transport_maps」の部分をコメントアウト
 →# transport_maps = [設定ファイル名]
・設定ファイルを保存してpostfixを再起動(reloadでok)。

以上で設定終了です。




また、OCNでは会員内限定でNTPサーバー(時刻合わせ専用のサーバー)を公開していたのですが、auoneNETではそのようなサービスは実施していないらしいので、こちらのサーバーを利用させてもらうことにしました。
この設定変更は、cronのコマンドを書き換えて終了。
しかし、ここのNTPサーバー、日本標準時プロジェクトの一環のようですが、

驚くべき事に一般利用OKと公言している上、その為の専用ハードウェアを造っちゃったという強者組織。
様々なNTPサーバーがアクセスの集中を嫌って、会員限定や廃止をしている中、ここまで強気な発言をしているのはここだけじゃないでしょうか。
流石、日本標準時プロジェクト。「日本の時計のことは俺たちに任せとけ!」というわけですか。
好感が持てます。





と、ここまではやったところで、念のため内部から接続確認。
ping・・・問題なし。
HTTP・・・問題なし。
SMTP・・・問題なし。

お?これは、意外とすんなり行けたぞ?と思ったのもつかの間、大問題が発生。

どうも、外部からアクセスできない。
ping、HTTP、SMTP、全てダメ。



xianのサーバーにはそもそもアクセスした形跡が無し。
無線ルーターのログを見てみると、なにやらパケットを破棄している模様。
でも、破棄しているパケットの送信先アドレスは224.0.0.1。
どうも、途中でパケットがマルチキャストに変わっている?

auoneNETの仕様?と嫌な予感がしつつも、無線ルーターの設定をいじってみるが解決せず。
どうしてもパケットが破棄されてしまう。
しかし、xian側から外へのパケットは通るので線としては繋がっている模様。
他のPCからもインターネットへアクセスできる。
でも、外部からの接続が出来ない・・
どう考えても、ルーターが悪さしてます。


2時間くらい格闘しても解決することが出来ず、諦めムード。
最後のダメ元のつもりでauoneNETからレンタルしている機器の説明書をのぞいてみる。
そしたら有りました、答えが。


インターネットの契約をした経験のある方はご存じだと思うのですが、インターネットをするには回線業者からレンタルなどで家の中に置く機械があります。
雑誌より一回り小さいくらいのヤツ。
これをPCと壁から出てる線との間に繋ぐとインターネットに接続できるわけですが、
これまでNTTを使っていた中では、いわゆるモデムと呼ばれている機械でした。
要するに線の種類を変換する機械のことです。光ファイバーとか電話回線をLANに変換するだけの機能。
なので、設定画面等は存在せず実にシンプルなものだったわけです。

そこが落とし穴。
なんと、auoneNETからレンタルされた機械はモデム+ルーター機能を持つ機械。
ルーターなので、経路設定の画面が存在しています。
そこにありましたよ、「サーバーの設定」という画面が・・

そっかぁ、契約前に電話でお兄ちゃんが「ポートが足りないときはHUBを用意してください」と言ってたのはこれのことだったのか。
ルーター機能が含まれているから、HUBだけで事足りるということですね!?
(というか、ポートがいっぱい付いている時点で気づけよ、自分。。)



モデム+ルーターのこいつの設定を変更したら、あっさり外部からも接続可能に。
結局、こいつのルーター機能によって、宛先不明となったパケットがマルチキャストとして送信されてしまい、
そのパケットを無線LANルータが破棄していたわけで;;

レンタル機器にルーター機能は付いていない、というNTTの約束事をそのままauに当てはめた、
完全な勘違いでした。

所変われば人変わる。プロバイダー変われば、設定も変わるわけですねぇ。。
思いこみによってミスリードした良くない例でした。><


教訓:
・思いこみは捨てよう。
・新しい機械は、一度はマニュアルに目を通そう。

・・まぁ、これも経験でしょうか。。



最後に、救いの手を伸ばしてくれたサイトを。
ここのおかげです。
ここの一文で、「ん?」と思うことが出来てマニュアルに手を伸ばすことが出来ました。
管理者様、ありがとうございます。

最新の画像もっと見る