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wikiを立ち上げよう~前編~ (2/6)

2007-10-28 22:37:02 | 1W180M
wikiのwikiはハワイ語の「wiki wiki」のwiki。
と、早口言葉みたいな始まりですが、
今週も始めちゃいます。
一回目は俯瞰でwikiを見てみよう、という話。
wikiに詳しい人も、そうでない人も、お付き合いください。



【第1回:wikiって何?】

wikiはWPとかブログの類です。


wikiは食べれません。美味しいのかな?と思っていた人、残念です。^^;;
wikiはインターネット上で使う、ホームページやブログの親戚になります。
インターネットエクスプローラ等のブラウザを使ってアクセスします。

もちろん、見るだけじゃなくて、書いたり修正したりすることもできます。
ブラウザだけで文章の作成や修正ができることから、
どちらかというとブログに近い存在になります。

ちなみに、wikiの読み方ですが「ウィキ」と読むのが正しいようです。
ハワイ語が語源らしいので、なんとなくトロピカルな感じがしませんか?
(しないかw)



wikiはWPとブログの中間?


wikiとブログはブラウザから手軽に更新できる点で、とても良く似ています。
ウィキも基本的にはブラウザを使って更新することになります。
また、両者ともウェブページに比べて設置が簡単という面も共通しています。

しかし、記事の扱い方に違いがあります。
ブログは語源の「web-log」が示すように、記事は時系列にそって並べられます。
新しく作った記事は上へ上へと積み上げられていくので、日記のような使いかたに便利です。

一方、wikiは記事をどのように整理することもでき、何処でも好きなところを自由に編集することができます。
このあたりの使い勝手は、ウェブページに近いかもしれません。
ウェブページはメニューによって記事が整理されていて、必ずしも時系列によって並んでいるとは限らないからです。

例えば、本屋さんのサイトが時系列で並ばれるとちょっと困りますよね?
やはり、本屋さんならば、カテゴリー毎に並べてほしいものです。
ブログでは、そのような事は苦手なのですが、wikiなら簡単にできてしまいます。



wikiはみんなで編集できます。


wikiとブログ/ウェブページとの最も大きな違いは、編集者がたくさんいることです。

個人のサイトの場合、ブログ/ウェブページの編集は基本的に管理者一人です。
複数で編集することもできますが、パスワードなどの特別な情報が必要となり、誰でも、というわけにはいきません。
一方、wikiは見ている人が、その場で編集することができます。
(もちろん、制限をかけることもできます。)

つまり、見ている人が「ここ間違ってる」とおもったら、
管理者の手を借りることなく、すぐに編集して、正しい情報に直すことができるということです。
(CDショップのサイトで、お気に入りのアーティストの曲名が間違っていると、直したい衝動に駆られませんか?私はそんな人です。:-P)

これによって、常に最新の正しい情報がwikiに反映できますし
管理者の負担を軽減することにもつながります。
(例え、管理者が寝ていても情報は更新されつづけるのだ!)



つまりwikiは情報共有のサイトにはもってこいなのです。


このように、ブラウザから手軽に更新できること、
内容の修正に管理者を通す必要がないことから、
wikiは情報を共有・整理する場所(例えば会社内のページや辞書・用語集など)に多く用いられています。



情報共有といえば、メールリングも有名ですが…


ところで、情報共有というと「メールリング」なんてのもあります。
メールリングはメールだけで始められる手軽な情報共有ツールですが、
メールリングには大きな弱点があります。

例えば、まったく異なる二つの議題について、同時に議論が始まったとしましょう。
二つの議論は共にとても加熱しています、次から次に発言がされていきます。

メールリングだと、二つの議論は送った順にメールとして届けられてしまい、
互いの議論が「混線」してしまいます。
一方、wikiだと互いの記事を分けておけば、混線の心配はなく、
スムーズに議論を進めていくことができます。

このようにメールリングの弱点は、最終的に情報が一つに「まとまってしまう」ことにあります。
wikiならば、記事毎に情報をわけることができるので、
複数の議論を同時に進めることが容易に行えます。



うーん…イメージが掴みづらいですか?


百聞は一見にしかず。
それでは、実際にwikiを使って作られている(有名な?)サイトを紹介しましょう。

ウィキペディア

インターネット上の百科事典です。
自分の知っている情報をお互いに持ち合う「集合知」を形にしたようなサイトです。
誰もが自由に編集/追加できる、wikiの利点を最大限に利用したサイトといえます。
このようなサイトを、みんなで作っている、と思うとなんだか凄いと思いませんか?



参考文献

ケイ・ライターズクラブ(2006)『ビジネスWiki導入・活用ガイドBOOK』株式会社アスキー
『ウィキペディア』(http://ja.wikipedia.org/)




どうでしょう?
wikiがどんなものか、なんとなくイメージを掴むことが
できたでしょうか?

今日はここまで。
次回は、wiki利用のメリットとデメリットと闘います。

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