世界の奇食・怪食

世界に存在する身の毛もよだつようなゲテモノや、話の種にもってこいの珍食を紹介します。

ハチミツ

2009-06-21 20:52:05 | Weblog
第二部 五話


博士:「ふう、今年の流感は、老人にゃ発症しないと聞いたんだが、甘かった」

ホビ:「流感って言い方が古いよ、博士。てか、もう大丈夫」

博士:「前回のぐだぐだ加減を見ていたら、寝込んでる場合ではないだろう。おまえには任せておけない」

ホビ:「いや、あれは死胎蛋の所為でしょ。僕は関係・・・」

博士:「大ありだ。元凶である奴を連れてきたのはお前だろ」

ホビ:「うう・・・返す言葉も無いよ」

博士:「さて、前回の反省終わりッ!病み上がりに負けず、今回も張り切っていくぞ!」

ホビ:「応ッ!!」





ホビ:「うわー、ハチミツがいっぱいだ」

博士:「これはイタリア、ミラノの『ハチミツ屋』の写真だ」

ホビ:「要するにハチミツの専門店だね。で、何種類くらいのハチミツがあるの?」

博士:「イタリアで採れる30種のうち、半分の15種を取り扱っている」

ホビ:「へェ、これだけ集めるのは骨が折れるね」

博士:「ああ。なんせこの店主、冬以外の季節はロンバルディアからトスカーナまでを放浪して、商品のハチミツ集めを行っているのだからな」

ホビ:「本当に大変だ・・・あれ、そういや今日、今回のテーマをまだ言ってないような気がするんだけど・・・」

博士:「気がする、では無い。言ってない、のだ!」

ホビ:「いや、偉そうに言われても困るけど」

博士:「今日のテーマは『メラータ』という、少々変わったハチミツだ」

ホビ:「まァ、変わってなきゃ、ここには出せないけどね」

博士:「なんと、このメラータは樹液を吸う虫の体から出る分泌物をハチが集め、それがミツとなったものなのだ」

ホビ:「ほう、ようするに他人のおこぼれをかき集めた代物って訳だね」

博士:「言い方が悪いわ!こいつはミネラルが豊富で、疲労回復に抜群の効果を発揮するんだ。バカにすんな!!」

ホビ:「ごめんごめん。甘く見ていたよ」

博士:「ハチミツだけに、か?あまり上手くないな。30点」

ホビ:「チッ・・・・・・」


豚の○○

2009-06-07 18:13:34 | Weblog
第二部 四話

お詫び:本コーナーの司会を務める博士こと草屋乾物は、現在、流行している新型インフルエンザに感染し、隔離された為、今回はホビローと急遽、代理で入ったスータイダンさんでお送りします。

ホビ:「いやー、参ったよ。あのオッサンがぶっ倒れちゃって、困り果てていたんだ。だけど、中国出身の僕の親戚、スータイダンさん、漢字で書くと死胎蛋!が来てくれて、本当に助かったよ」

スータイダン(以後、スー):「わざとらしい説明台詞をありがとう、ベトナム出身のホビロー君。で、私は一体、どうやれば・・・?」

ホビ:「スータイダンさんは、とにかく僕と適当にくっちゃべって、行数を消費してくれたらいいよ」

スー:「非常に簡潔で、分かりやすい。だが、そんな事言ってていいのですか?」

ホビ:「いーの。みんな知っている事だから。とりあえず『なんで、このコーナーのゲストは中国出身が多いのか』っていう話題を用意したんだけど・・・」

スー:「キャラクターが作りやすいからじゃなのかな?」

ホビ:「多分、当たっていると思う・・・ってか、せっかくの話題を、一行で結論出してどーすんの!!」

スー:「・・・すみません」

ホビ:「いや、いいよ。今回が初めてなんだし、うまくいかないのは当たり前だよ。まー、ちょっと早いけど本題にいってみよう。どりゃあああああ」





スー:「ぱっとみたところ、肉の様ですが」

ホビ:「そう、今回は豚なんだけど」

スー:「答えをこんなに早く言って、いいものなのですか?」

ホビ:「いや。今回は、何の肉か?ではなく、どこの肉かってのが重要なんだよ」

スー:「全然、見当がつかない。腎臓、肝臓、違うな・・・」

ホビ:「しょうがないなぁ♪じゃあ、答えをそろそろ言お~かなぁ~」

スー:「なんか無性に腹が立つ言い方ですが・・・お願いします」

ホビ:「答えは睾丸、ようするにキ○タマだよ」

スー:「・・・読者の99,9999%は見当付いてたと思いますよ。というか、キ○タマネタは白子の時に一回やったじゃないですか」

ホビ:「分かんなかったクセに、うるさいなぁ・・・豚の睾丸は宝田(ホウデン)と呼ばれ、ホルモンの一種に分類されているんだ。アメリカではマウンテン・オイスター”(山のカキ)と呼ばれているんだ・・・ってなんでキ○タマネタが二回目って知っているの?」

スー:「バックナンバー読みましたから」

ホビ:「・・・なんだ。めっさ普通の解答だね。僕はまたまた、スータイダンさんに誰かさんが化けている・・・とかいうオチかと思ったよ。これが俺の本体のハンサム顔だー、とか言って」

スー:「いや、流石にそれは。で、コレどうやって食べるんですか?」

ホビ:「オーソドックスに塩胡椒つけて焼いたり、鮮度がいいモノは、刺身にして食べるんだ。ちなみに刺身用は2月令以上4月令以内、未使用のものっていう縛りがあって入手がとても難しい。食べたいなら、肉屋じゃなくてホルモン専門店に通うほうがいいね。ちなみに写真のは切り取られて、掃除をされたもの。切った断面があるのは、タマ抜きの際に、睾丸を覆っている皮膜を、切開しなければいけないためだ(後半、メモ見ながら棒読み)」

スー:「うーん、思わず股間を押さえたくなるような話ですね」

ホビ:「さて、今日はここまで。メインの司会がいないというピンチもゲストでなんとか乗り切ったし!博士も次の回には復帰しているだろうから、安心だ。ま、今日はありがとね。スータイダンさん」

スー:「いえいえ、困ったときはお互い様ですよ。で、今日の労働に対するギャラの方なのですが・・・」

ホビ:「え、今しがた『困ったときはお互い様』って言ったばかりじゃん!!」

スー:「それはそれ、これはこれ。無償の労働などという愚かしい行為・・・私がするはずないじゃないですか・・・って、逃げるな!待て、コラテメェ、クソガキゃ!!銭よこせやあああああああ!!」

本日の教訓
やたら親切で、丁寧な口調の人にはかならず裏があります。
そうやって近づいてくる人には、細心の注意をはらいましょう。
うーん、オチがいまいちだ。