第二部 十三話
博士:「なんか、今週で最終回らしい」
ホビ:「そいつはまた、突然だね。で、ラストって事は無論、人食いの話をやるんでしょ?」
博士:「んー、読者から『やっぱり最後に来た』とか思われたくない。何かヤダ」
ホビ:「いや、何。その変なプライド。大分、前から長いこと置いておいた話題でしょ、今やらないでどうすんの!」
博士:「・・・しょうがないな。じゃあ、無駄を削いだシンプルな感じで」
ホビ:「そうこなくっちゃ」
博士:「人肉食というのは歴史を紐解くと、かなりの文献からその存在が確認できる。その者が持つ、力や魂を血肉と共に取り込むといった呪術的思想や、怨恨による死体損壊、飢餓状態からの緊急避難などがあげられる。だが、大規模な食文化として存在したのは世界でも中国くらいだ」
ホビ:「流石、食の大国。本気度が違う」
博士:「ま、人を食った理由は簡単だ。昔の中国では動物性たんぱく質が貴重だったから、そういう物も無駄なく・・・って事だろう」
ホビ:「やっぱり、生きる為ってのが一番先に来るんだね」
博士:「皆、昔は普通に食べていた。世界三聖に数えられる儒教の孔子は、人肉を漬け込んだ物を日常的に食べていたし、三国志の劉備も、曹操に追われていた際に匿われた家で人肉を馳走になっている。また、明の時代に書かれた『本草綱目』には人間を使った漢方薬と、人肉の料理法が記されている」
ホビ:「料理法は載せないの?」
博士:「載せない。真似をするやつが出たら、どうするんだ」
ホビ:「居ないよ。賭けてもいいね。大体、これを見ている人間自体が、絶滅危惧種より少ないというのに。あるわけがない」
博士:「それもそうだな。でも、載せない」
ホビ:「何故」
博士:「めんどくさいってのと、写真が無いからかな。今の世の中じゃ」
ホビ:「成程。すごく納得」
・・・
博士:「さて、長きに亘る、奇食・怪食の話、いかがだったでしょうか?そこそこ面白い、全然、つまんねェよ! まぁ、色々な感想も御座いますが、最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました」
ホビ:「もう、絶対に会うことは無いだろうけど、変な食い物に出会ったときは、僕らの事を少しでも思い出してくれたら、うれしいな!何、思いださねェよ・・・そうですか」
博士・ホビ:「それでは皆様。永遠に、アディオスッ!!」
博士:「なんか、今週で最終回らしい」
ホビ:「そいつはまた、突然だね。で、ラストって事は無論、人食いの話をやるんでしょ?」
博士:「んー、読者から『やっぱり最後に来た』とか思われたくない。何かヤダ」
ホビ:「いや、何。その変なプライド。大分、前から長いこと置いておいた話題でしょ、今やらないでどうすんの!」
博士:「・・・しょうがないな。じゃあ、無駄を削いだシンプルな感じで」
ホビ:「そうこなくっちゃ」
博士:「人肉食というのは歴史を紐解くと、かなりの文献からその存在が確認できる。その者が持つ、力や魂を血肉と共に取り込むといった呪術的思想や、怨恨による死体損壊、飢餓状態からの緊急避難などがあげられる。だが、大規模な食文化として存在したのは世界でも中国くらいだ」
ホビ:「流石、食の大国。本気度が違う」
博士:「ま、人を食った理由は簡単だ。昔の中国では動物性たんぱく質が貴重だったから、そういう物も無駄なく・・・って事だろう」
ホビ:「やっぱり、生きる為ってのが一番先に来るんだね」
博士:「皆、昔は普通に食べていた。世界三聖に数えられる儒教の孔子は、人肉を漬け込んだ物を日常的に食べていたし、三国志の劉備も、曹操に追われていた際に匿われた家で人肉を馳走になっている。また、明の時代に書かれた『本草綱目』には人間を使った漢方薬と、人肉の料理法が記されている」
ホビ:「料理法は載せないの?」
博士:「載せない。真似をするやつが出たら、どうするんだ」
ホビ:「居ないよ。賭けてもいいね。大体、これを見ている人間自体が、絶滅危惧種より少ないというのに。あるわけがない」
博士:「それもそうだな。でも、載せない」
ホビ:「何故」
博士:「めんどくさいってのと、写真が無いからかな。今の世の中じゃ」
ホビ:「成程。すごく納得」
・・・
博士:「さて、長きに亘る、奇食・怪食の話、いかがだったでしょうか?そこそこ面白い、全然、つまんねェよ! まぁ、色々な感想も御座いますが、最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました」
ホビ:「もう、絶対に会うことは無いだろうけど、変な食い物に出会ったときは、僕らの事を少しでも思い出してくれたら、うれしいな!何、思いださねェよ・・・そうですか」
博士・ホビ:「それでは皆様。永遠に、アディオスッ!!」
第二部 十二話
博士:「前回は意外と普通だったので、今回は少し変わったやつを」
ホビ:「まあ、前にやったのは、単なる白身魚のフライだったからね。しかもオチすらなかったし」

ホビ:「イラストじゃないか」
博士:「写真が無かったんだよ。かなり珍しい物だからな。まずこの国では名前すら知らん人間が九割じゃないかと思う」
ホビ:「とりあえず、このイラストで分かるのは、こいつが虫の類ってことだけだね。芋虫っぽい」
博士:「そう、これは『パニ』と呼ばれる蛾の幼虫だ。アフリカの広域で見られるモパニの木(Colophospermum Mopane)ってのに沢山湧いてくる。見かけはアレだが、アフリカの人々にとっては貴重なタンパク源だ」
ホビ:「まあ、日々のタンパク質をとるために、貴重な家畜を屠ったり、狩猟をするのは、あまり効率的じゃないからね。で、現地の人は、この『パニ』をどうやって調理しているんだい?」
博士:「蒸かして肉類と一緒に煮込んだり、乾燥させて保存のきくスナックとして食されている。味のほうは、食べた人間によってまちまちだな。ビーフジャーキーだの、かっぱえび○んに似ているだの、はっきりしない」
ホビ:「知りたければ、自分で食いに行けってことだね」
博士:「そういうことだ」
博士:「前回は意外と普通だったので、今回は少し変わったやつを」
ホビ:「まあ、前にやったのは、単なる白身魚のフライだったからね。しかもオチすらなかったし」

ホビ:「イラストじゃないか」
博士:「写真が無かったんだよ。かなり珍しい物だからな。まずこの国では名前すら知らん人間が九割じゃないかと思う」
ホビ:「とりあえず、このイラストで分かるのは、こいつが虫の類ってことだけだね。芋虫っぽい」
博士:「そう、これは『パニ』と呼ばれる蛾の幼虫だ。アフリカの広域で見られるモパニの木(Colophospermum Mopane)ってのに沢山湧いてくる。見かけはアレだが、アフリカの人々にとっては貴重なタンパク源だ」
ホビ:「まあ、日々のタンパク質をとるために、貴重な家畜を屠ったり、狩猟をするのは、あまり効率的じゃないからね。で、現地の人は、この『パニ』をどうやって調理しているんだい?」
博士:「蒸かして肉類と一緒に煮込んだり、乾燥させて保存のきくスナックとして食されている。味のほうは、食べた人間によってまちまちだな。ビーフジャーキーだの、かっぱえび○んに似ているだの、はっきりしない」
ホビ:「知りたければ、自分で食いに行けってことだね」
博士:「そういうことだ」
第二部 十一話
博士:「今日はアレだ、アレ。メルルーサやろう。題して『驚愕!メルルーサの実態に迫る』!!」
ホビ:「博士、日本語おかしいよ。つか、メルルーサくらい、みんな知っているでしょ」
博士:「じゃあ、どんなのか説明してみろ」
ホビ:「深海魚で、学校給食にフライになってよく出てくる・・・あ、そうそう。こんな感じだ」

ホビ:「これは大根おろしがかかっているけど、僕のときは、トマトソースみたいなのがかかってた」
博士:「・・・で?」
ホビ:「で?って・・・なんか違ってた?」
博士:「いや、説明になってないだろ。これで分かるのは深海魚って事と、よくフライになっている事と、おまえの給食のフライにはトマトソースっぽいもんがかかっているって事しか分からないじゃないか!」
ホビ:「ダメかい」
博士:「ダメだよ。今回は、そういう事じゃないんだ。みんなさ、何気に給食とかで食ってて、名前もよく知られているのにさ、姿形とか生態とかは何一つ知らないじゃん」
ホビ:「そういや、そうだね」
博士:「食の安全だの、産地をはっきりさせろだのわめいてるクセに、子供らが毎日口にしている給食に使われている、材料の正体さえ知らない。そういうのって如何なモンかいなと、ぼかぁ思うんですわッ!」
ホビ:「そ、そんな意図があったんだね」
博士:「ま、給食に限らず、全てにおいてそういう心構えが大事なのだと言いたかったのだ」

博士:「メルルーサってのはタラ目メルルーサ科の深海魚だ。正確にはケープヘイクやアルゼンチンヘイクなどの13種の総称なのだ」
ホビ:「なんか普通の形だね。深海魚なのに」
博士:「アンコウとかは種類にもよるが500から1000mの深部に生息しているから、水圧も強い。こいつが棲んでいるのは深海でも200から400mくらいと浅いほうだから、そんなに体を軟化させなくても水圧に耐えられるのだろう」
ホビ:「だから魚の形状を保っていられるんだね」
博士:「ま、あくまで個人の推測だから、ちゃんと知りたい人は個人で調べてくれ。で、味のほうだが、まあ皆知っているか」
ホビ:「調理法はフライが一般的だけど他には何があるの?」
博士:「粕や味噌に漬け込んだり、すり身や干物など多様な用途がある。ちなみに80年代にはマクドナルドのフィレオフィッシュに使われていた時期もあった。値段も安いし、加工食品の業界では引っ張りだこなのだ」
ホビ:「ふーん。今日は意外に知られていないメルルーサの事を掘り下げてみたけど、これ奇食のカテゴリーに入るのかな」
博士:「・・・知らね」
ホビ:「おい!
博士:「今日はアレだ、アレ。メルルーサやろう。題して『驚愕!メルルーサの実態に迫る』!!」
ホビ:「博士、日本語おかしいよ。つか、メルルーサくらい、みんな知っているでしょ」
博士:「じゃあ、どんなのか説明してみろ」
ホビ:「深海魚で、学校給食にフライになってよく出てくる・・・あ、そうそう。こんな感じだ」

ホビ:「これは大根おろしがかかっているけど、僕のときは、トマトソースみたいなのがかかってた」
博士:「・・・で?」
ホビ:「で?って・・・なんか違ってた?」
博士:「いや、説明になってないだろ。これで分かるのは深海魚って事と、よくフライになっている事と、おまえの給食のフライにはトマトソースっぽいもんがかかっているって事しか分からないじゃないか!」
ホビ:「ダメかい」
博士:「ダメだよ。今回は、そういう事じゃないんだ。みんなさ、何気に給食とかで食ってて、名前もよく知られているのにさ、姿形とか生態とかは何一つ知らないじゃん」
ホビ:「そういや、そうだね」
博士:「食の安全だの、産地をはっきりさせろだのわめいてるクセに、子供らが毎日口にしている給食に使われている、材料の正体さえ知らない。そういうのって如何なモンかいなと、ぼかぁ思うんですわッ!」
ホビ:「そ、そんな意図があったんだね」
博士:「ま、給食に限らず、全てにおいてそういう心構えが大事なのだと言いたかったのだ」

博士:「メルルーサってのはタラ目メルルーサ科の深海魚だ。正確にはケープヘイクやアルゼンチンヘイクなどの13種の総称なのだ」
ホビ:「なんか普通の形だね。深海魚なのに」
博士:「アンコウとかは種類にもよるが500から1000mの深部に生息しているから、水圧も強い。こいつが棲んでいるのは深海でも200から400mくらいと浅いほうだから、そんなに体を軟化させなくても水圧に耐えられるのだろう」
ホビ:「だから魚の形状を保っていられるんだね」
博士:「ま、あくまで個人の推測だから、ちゃんと知りたい人は個人で調べてくれ。で、味のほうだが、まあ皆知っているか」
ホビ:「調理法はフライが一般的だけど他には何があるの?」
博士:「粕や味噌に漬け込んだり、すり身や干物など多様な用途がある。ちなみに80年代にはマクドナルドのフィレオフィッシュに使われていた時期もあった。値段も安いし、加工食品の業界では引っ張りだこなのだ」
ホビ:「ふーん。今日は意外に知られていないメルルーサの事を掘り下げてみたけど、これ奇食のカテゴリーに入るのかな」
博士:「・・・知らね」
ホビ:「おい!
第二部 十話

ホビ:「さて、今週の食材は・・・なんか虫の卵みたいだ」
博士:「惜しい。正解はヤナギダコの卵だ。ちなみに北海道沿岸地域での呼び名は、『たこまんま』だ」
ホビ:「えー、全然、飯(まんま)には見えないよ」
博士:「これを茹でると炊いた米の様になるから、たこまんまって言うそうだ」
ホビ:「ふーん。ってか、これはどうやって食べるんだい?やっぱ名前通り、白米みたいに茶碗に盛って、口の中にかっ込むの?」
博士:「いや、流石にそれは無い。イクラの様に酒と醤油に漬け込んで味付けしたものを食べたり、カマボコや塩辛に加工したりするそうだ」
ホビ:「なるほどね。もう、一年半以上、やっているけど変な食べ物って、まだまだ沢山あるモンだね。では今回はこの辺で、アディオ~ス」

ホビ:「さて、今週の食材は・・・なんか虫の卵みたいだ」
博士:「惜しい。正解はヤナギダコの卵だ。ちなみに北海道沿岸地域での呼び名は、『たこまんま』だ」
ホビ:「えー、全然、飯(まんま)には見えないよ」
博士:「これを茹でると炊いた米の様になるから、たこまんまって言うそうだ」
ホビ:「ふーん。ってか、これはどうやって食べるんだい?やっぱ名前通り、白米みたいに茶碗に盛って、口の中にかっ込むの?」
博士:「いや、流石にそれは無い。イクラの様に酒と醤油に漬け込んで味付けしたものを食べたり、カマボコや塩辛に加工したりするそうだ」
ホビ:「なるほどね。もう、一年半以上、やっているけど変な食べ物って、まだまだ沢山あるモンだね。では今回はこの辺で、アディオ~ス」
第二部 九話

ホビ:「久々なのにいきなり鳥の写真って・・・」
博士:「手抜・・・もとい文章短縮の為の一環だ。あんまりくっちゃべってばっかりだと行数ばっか食って意味無いからな。ちなみに今回はイヌイットの伝統保存食だ」
ホビ:「台詞の冒頭が気になるけど、確かにそうだね」
博士:「さて。この鳥の名はアパリヤスという、ウミスズメ類の一種だ。まずはコイツを捕虫網みたいなので捕まえる所から始まる」
ホビ:「あの、唐突に『ウミスズメ類の一種』と言われても、一般人はウミスズメも分からないと思うんだけど、説明は無いの?」
博士:「ググれ」
ホビ:「ひでェ!ぞんざいすぎる」
博士:「んで、捕まえたアパリヤスを直射日光の当たらない、涼しい場所に一日ほど置いて冷やすのだ。で、ここでもう一種、動物が登場する。アザラシだ」
ホビ:「何故アザラシ、脈絡なさ過ぎなんじゃあ・・・」
博士:「黙れ。でだ。捕まえたアザラシの腹を裂き、内臓と肉を取り出す。そこにさっきのアパリヤス(羽はむしらずそのまんま)を詰め込んで縫合した後、土の下に埋めて、上に石を敷く(これには空気抜きと、獣に掘り返されないようにする二重の意味がある)。二ヶ月~数年ほどの熟成期間を経て、本日の奇食、『キビヤック』は完成するのだァ!!・・・ぜェぜェ・・・」
ホビ:「今日の説明はすごく駆け足だね。だけど、テキスト量はあんまり変わらないんじゃ・・・」
博士:「・・・やっぱ、なれない事はするもんじゃないな」
ホビ:「他人の目なんて、どーだっていいじゃん。ロートルなのに無理するなよ」
博士:「そうだな・・・じゃあ、ちょっとだけ豆知識いれて、締めるとするか。前に紹介したシュールストレミング、ホンオフェ、くさやは覚えているな。今回紹介した『キビヤック』はそれらと肩を並べるほどに・・・臭い」
ホビ:「・・・んー、もう予想ついてたから言わなくても良かったよ、それ」
博士:「文章短縮を謳いながら、結局、普段と大差無くなっちまったな・・・」

ホビ:「久々なのにいきなり鳥の写真って・・・」
博士:「手抜・・・もとい文章短縮の為の一環だ。あんまりくっちゃべってばっかりだと行数ばっか食って意味無いからな。ちなみに今回はイヌイットの伝統保存食だ」
ホビ:「台詞の冒頭が気になるけど、確かにそうだね」
博士:「さて。この鳥の名はアパリヤスという、ウミスズメ類の一種だ。まずはコイツを捕虫網みたいなので捕まえる所から始まる」
ホビ:「あの、唐突に『ウミスズメ類の一種』と言われても、一般人はウミスズメも分からないと思うんだけど、説明は無いの?」
博士:「ググれ」
ホビ:「ひでェ!ぞんざいすぎる」
博士:「んで、捕まえたアパリヤスを直射日光の当たらない、涼しい場所に一日ほど置いて冷やすのだ。で、ここでもう一種、動物が登場する。アザラシだ」
ホビ:「何故アザラシ、脈絡なさ過ぎなんじゃあ・・・」
博士:「黙れ。でだ。捕まえたアザラシの腹を裂き、内臓と肉を取り出す。そこにさっきのアパリヤス(羽はむしらずそのまんま)を詰め込んで縫合した後、土の下に埋めて、上に石を敷く(これには空気抜きと、獣に掘り返されないようにする二重の意味がある)。二ヶ月~数年ほどの熟成期間を経て、本日の奇食、『キビヤック』は完成するのだァ!!・・・ぜェぜェ・・・」
ホビ:「今日の説明はすごく駆け足だね。だけど、テキスト量はあんまり変わらないんじゃ・・・」
博士:「・・・やっぱ、なれない事はするもんじゃないな」
ホビ:「他人の目なんて、どーだっていいじゃん。ロートルなのに無理するなよ」
博士:「そうだな・・・じゃあ、ちょっとだけ豆知識いれて、締めるとするか。前に紹介したシュールストレミング、ホンオフェ、くさやは覚えているな。今回紹介した『キビヤック』はそれらと肩を並べるほどに・・・臭い」
ホビ:「・・・んー、もう予想ついてたから言わなくても良かったよ、それ」
博士:「文章短縮を謳いながら、結局、普段と大差無くなっちまったな・・・」
第二部 八話
博士:「今週は特にネタがないので、かつて食用だった動物たちの話でもしてみようかね」
ホビ:「いきなり内情を暴露しないでよ」
博士:「しょうがないだろ?んな毎回、人が驚くような物を仕入れられるとでも思ってんの!?」
ホビ:「いや、それが仕事だろ」
博士:「さて、今回のお題は『食用だった動物たち』なのだが、『たち』って言ってもシリーズ物じゃないから、やるのは今回だけだ」
ホビ:「無視をするな、無視を」
博士:「(明後日の方向を向いて完全無視)で、今回スポットを当てるのは、コイツだ!」

ホビ:「・・・これはカピバラだね」
博士:「そう、世界最大の齧歯類として有名な、あのカピバラだ」
ホビ:「これが食用だったの?」
博士:「そうじゃなきゃ、出さないよ。こいつは南米出身で、ブラジル南部やアルゼンチン北部、ウルグアイのパナマ川流域あたりで、食用の家畜として飼育されていたのだ」
ホビ:「しかし、なんでまたカピバラなんかを」
博士:「南米は基本的に貧しい地域が多いから、豚や牛が飼えない人間にとっては都合良かったんだろう。気性がおとなしいから、野生種捕獲も楽だろうし。あくまで予想だが」
ホビ:「で、味の方はどうなの?」
博士:「んー、豚肉に似ているそうだが、肉質が固いから・・・」
ホビ:「なるほど、普通の肉の方が美味い、と」
博士:「そういう事だ」
博士:「今週は特にネタがないので、かつて食用だった動物たちの話でもしてみようかね」
ホビ:「いきなり内情を暴露しないでよ」
博士:「しょうがないだろ?んな毎回、人が驚くような物を仕入れられるとでも思ってんの!?」
ホビ:「いや、それが仕事だろ」
博士:「さて、今回のお題は『食用だった動物たち』なのだが、『たち』って言ってもシリーズ物じゃないから、やるのは今回だけだ」
ホビ:「無視をするな、無視を」
博士:「(明後日の方向を向いて完全無視)で、今回スポットを当てるのは、コイツだ!」

ホビ:「・・・これはカピバラだね」
博士:「そう、世界最大の齧歯類として有名な、あのカピバラだ」
ホビ:「これが食用だったの?」
博士:「そうじゃなきゃ、出さないよ。こいつは南米出身で、ブラジル南部やアルゼンチン北部、ウルグアイのパナマ川流域あたりで、食用の家畜として飼育されていたのだ」
ホビ:「しかし、なんでまたカピバラなんかを」
博士:「南米は基本的に貧しい地域が多いから、豚や牛が飼えない人間にとっては都合良かったんだろう。気性がおとなしいから、野生種捕獲も楽だろうし。あくまで予想だが」
ホビ:「で、味の方はどうなの?」
博士:「んー、豚肉に似ているそうだが、肉質が固いから・・・」
ホビ:「なるほど、普通の肉の方が美味い、と」
博士:「そういう事だ」
第二部 七話
博士:「ぐああああああ、暑い!夜だってのに全然涼しくねェ!!!」
ホビ:「確かにこの温度じゃあ、食品であるこの僕の身体も、危険信号だよ。腐っちゃうからね」
博士:「くそォ、イライラする。おまけに五月蠅ェバイクがブンブン群れて走ってるしよォ、何もかんも吹っ飛ばしてやろうか!爆弾的な物で!!!」
ホビ:「止めときなよ、博士。そんな事言っていると、警察にマークされちゃうよ?」
博士:「ふふ、大丈夫だ・・・どうせやらないし。それに、ムショに入ったら美味い物が食えなくなるだろう?そんなのは死んでもゴメンだ」
ホビ:「眼が本気だったけど・・・」
博士:「しかし、爆弾的な物は持っていないが、機雷的な物は持っているぞ」
ホビ:「え、ちょ、マジでやめてよ」

ホビ:「って、食い物かい!何か塩辛っぽいけど・・・でも全然「機雷的な物」じゃあ、ないよ」
博士:「外見はな。名前が莫久来(ばくらい)ってんだ。機雷の別名は「爆雷」って言うからな」
ホビ:「なるほど」
博士:「原料は『このわた』とホヤだ」
ホビ:「ホヤは前回、紹介したから知っているけど、このわたって何?」
博士:「ナマコの内臓の事だ」
ホビ:「・・・説明がいやに簡単だね」
博士:「それ以外に言いようが無いからな。で、名前の由来だが、前述したとおり、機雷の別名「爆雷」から来ている」
ホビ:「でも、なんで爆雷が由来になったの?全然、そんな風には見えないのに」
博士:「ホヤの形が爆雷に似ているからだそうだ」
ホビ:「・・・また、説明がいやに簡単だね」
博士:「だって、それ以外に言いようが無いんだもん。あー、もう今日はコレで終わり!」
ホビ:「投げやりだなァ・・・」
博士:「ぐああああああ、暑い!夜だってのに全然涼しくねェ!!!」
ホビ:「確かにこの温度じゃあ、食品であるこの僕の身体も、危険信号だよ。腐っちゃうからね」
博士:「くそォ、イライラする。おまけに五月蠅ェバイクがブンブン群れて走ってるしよォ、何もかんも吹っ飛ばしてやろうか!爆弾的な物で!!!」
ホビ:「止めときなよ、博士。そんな事言っていると、警察にマークされちゃうよ?」
博士:「ふふ、大丈夫だ・・・どうせやらないし。それに、ムショに入ったら美味い物が食えなくなるだろう?そんなのは死んでもゴメンだ」
ホビ:「眼が本気だったけど・・・」
博士:「しかし、爆弾的な物は持っていないが、機雷的な物は持っているぞ」
ホビ:「え、ちょ、マジでやめてよ」

ホビ:「って、食い物かい!何か塩辛っぽいけど・・・でも全然「機雷的な物」じゃあ、ないよ」
博士:「外見はな。名前が莫久来(ばくらい)ってんだ。機雷の別名は「爆雷」って言うからな」
ホビ:「なるほど」
博士:「原料は『このわた』とホヤだ」
ホビ:「ホヤは前回、紹介したから知っているけど、このわたって何?」
博士:「ナマコの内臓の事だ」
ホビ:「・・・説明がいやに簡単だね」
博士:「それ以外に言いようが無いからな。で、名前の由来だが、前述したとおり、機雷の別名「爆雷」から来ている」
ホビ:「でも、なんで爆雷が由来になったの?全然、そんな風には見えないのに」
博士:「ホヤの形が爆雷に似ているからだそうだ」
ホビ:「・・・また、説明がいやに簡単だね」
博士:「だって、それ以外に言いようが無いんだもん。あー、もう今日はコレで終わり!」
ホビ:「投げやりだなァ・・・」
第二部 六話
博士:「暑い・・・全く、日本は湿気が多いから、余計暑く感じるよ」
ホビ:「確かに。何かこう・・・ベタつくよね」
博士:「この部屋には扇風機すら無いからな。ったく、汗でぐしょぐしょだ」
ホビ:「大量の汗をかいた時には、水分を摂取したほうがいいよ。あと塩分」
博士:「ん・・・あ、思い出した」
ホビ:「何、へそくりの隠し場所?」
博士:「違うわ!今回のお題だよ。あんまり暑いんで、完全に忘れてたが、今の台詞で思い出した」

博士:「これだよ、今回はコレ。塩だよ、塩」
ホビ:「何か、砂みたいだ。で、これはどうやって精製した塩なの。人間の汗からとか?」
博士:「んな物、汚くて売れんだろ!!こいつはホヤ塩と言って、その名の通り、ホヤから採った塩だ」
ホビ:「あの・・・話の腰を折って悪いけど、ホヤって何?」
博士:「なんだ、最近の子供はホヤも知らんのか。しょうがない、写真を貼ってやろう」

ホビ:「何か気持ち悪いね」
博士:「確かに見てくれは良くない。それに、好んで食べる程、美味い物でも無い。クセがあるからな」
ホビ:「で、コイツからどうやって塩を採るの?」
博士:「簡単だ。ホヤをさばいた時に、中から出てくる海水を蒸発させて、塩を取り出すのだ。ちなみに、茶色くなっているのは、ホヤの成分が塩に染み込んでいるからで、別に失敗して焦がした、という訳ではないそうだ」
ホビ:「ふーん」
博士:「な、なんか反応が薄いな」
ホビ:「普通の五歳児は、あんまり塩には興味ないからね」
博士:「もっともな意見だが、もう少し何か喋ってくれよ」
ホビ:「じゃあ、一つ。傷口と掛けて、食塩と解く。その心はァ~、痛くて泣き出す。えーん、えーん(塩、塩)、どう?」
博士:「・・・・・・ブンッ!」
バキッ!!
ホビ:「うぎゃああああああああ!!!」
博士:「暑い・・・全く、日本は湿気が多いから、余計暑く感じるよ」
ホビ:「確かに。何かこう・・・ベタつくよね」
博士:「この部屋には扇風機すら無いからな。ったく、汗でぐしょぐしょだ」
ホビ:「大量の汗をかいた時には、水分を摂取したほうがいいよ。あと塩分」
博士:「ん・・・あ、思い出した」
ホビ:「何、へそくりの隠し場所?」
博士:「違うわ!今回のお題だよ。あんまり暑いんで、完全に忘れてたが、今の台詞で思い出した」

博士:「これだよ、今回はコレ。塩だよ、塩」
ホビ:「何か、砂みたいだ。で、これはどうやって精製した塩なの。人間の汗からとか?」
博士:「んな物、汚くて売れんだろ!!こいつはホヤ塩と言って、その名の通り、ホヤから採った塩だ」
ホビ:「あの・・・話の腰を折って悪いけど、ホヤって何?」
博士:「なんだ、最近の子供はホヤも知らんのか。しょうがない、写真を貼ってやろう」

ホビ:「何か気持ち悪いね」
博士:「確かに見てくれは良くない。それに、好んで食べる程、美味い物でも無い。クセがあるからな」
ホビ:「で、コイツからどうやって塩を採るの?」
博士:「簡単だ。ホヤをさばいた時に、中から出てくる海水を蒸発させて、塩を取り出すのだ。ちなみに、茶色くなっているのは、ホヤの成分が塩に染み込んでいるからで、別に失敗して焦がした、という訳ではないそうだ」
ホビ:「ふーん」
博士:「な、なんか反応が薄いな」
ホビ:「普通の五歳児は、あんまり塩には興味ないからね」
博士:「もっともな意見だが、もう少し何か喋ってくれよ」
ホビ:「じゃあ、一つ。傷口と掛けて、食塩と解く。その心はァ~、痛くて泣き出す。えーん、えーん(塩、塩)、どう?」
博士:「・・・・・・ブンッ!」
バキッ!!
ホビ:「うぎゃああああああああ!!!」
第二部 五話
博士:「ふう、今年の流感は、老人にゃ発症しないと聞いたんだが、甘かった」
ホビ:「流感って言い方が古いよ、博士。てか、もう大丈夫」
博士:「前回のぐだぐだ加減を見ていたら、寝込んでる場合ではないだろう。おまえには任せておけない」
ホビ:「いや、あれは死胎蛋の所為でしょ。僕は関係・・・」
博士:「大ありだ。元凶である奴を連れてきたのはお前だろ」
ホビ:「うう・・・返す言葉も無いよ」
博士:「さて、前回の反省終わりッ!病み上がりに負けず、今回も張り切っていくぞ!」
ホビ:「応ッ!!」

ホビ:「うわー、ハチミツがいっぱいだ」
博士:「これはイタリア、ミラノの『ハチミツ屋』の写真だ」
ホビ:「要するにハチミツの専門店だね。で、何種類くらいのハチミツがあるの?」
博士:「イタリアで採れる30種のうち、半分の15種を取り扱っている」
ホビ:「へェ、これだけ集めるのは骨が折れるね」
博士:「ああ。なんせこの店主、冬以外の季節はロンバルディアからトスカーナまでを放浪して、商品のハチミツ集めを行っているのだからな」
ホビ:「本当に大変だ・・・あれ、そういや今日、今回のテーマをまだ言ってないような気がするんだけど・・・」
博士:「気がする、では無い。言ってない、のだ!」
ホビ:「いや、偉そうに言われても困るけど」
博士:「今日のテーマは『メラータ』という、少々変わったハチミツだ」
ホビ:「まァ、変わってなきゃ、ここには出せないけどね」
博士:「なんと、このメラータは樹液を吸う虫の体から出る分泌物をハチが集め、それがミツとなったものなのだ」
ホビ:「ほう、ようするに他人のおこぼれをかき集めた代物って訳だね」
博士:「言い方が悪いわ!こいつはミネラルが豊富で、疲労回復に抜群の効果を発揮するんだ。バカにすんな!!」
ホビ:「ごめんごめん。甘く見ていたよ」
博士:「ハチミツだけに、か?あまり上手くないな。30点」
ホビ:「チッ・・・・・・」
博士:「ふう、今年の流感は、老人にゃ発症しないと聞いたんだが、甘かった」
ホビ:「流感って言い方が古いよ、博士。てか、もう大丈夫」
博士:「前回のぐだぐだ加減を見ていたら、寝込んでる場合ではないだろう。おまえには任せておけない」
ホビ:「いや、あれは死胎蛋の所為でしょ。僕は関係・・・」
博士:「大ありだ。元凶である奴を連れてきたのはお前だろ」
ホビ:「うう・・・返す言葉も無いよ」
博士:「さて、前回の反省終わりッ!病み上がりに負けず、今回も張り切っていくぞ!」
ホビ:「応ッ!!」

ホビ:「うわー、ハチミツがいっぱいだ」
博士:「これはイタリア、ミラノの『ハチミツ屋』の写真だ」
ホビ:「要するにハチミツの専門店だね。で、何種類くらいのハチミツがあるの?」
博士:「イタリアで採れる30種のうち、半分の15種を取り扱っている」
ホビ:「へェ、これだけ集めるのは骨が折れるね」
博士:「ああ。なんせこの店主、冬以外の季節はロンバルディアからトスカーナまでを放浪して、商品のハチミツ集めを行っているのだからな」
ホビ:「本当に大変だ・・・あれ、そういや今日、今回のテーマをまだ言ってないような気がするんだけど・・・」
博士:「気がする、では無い。言ってない、のだ!」
ホビ:「いや、偉そうに言われても困るけど」
博士:「今日のテーマは『メラータ』という、少々変わったハチミツだ」
ホビ:「まァ、変わってなきゃ、ここには出せないけどね」
博士:「なんと、このメラータは樹液を吸う虫の体から出る分泌物をハチが集め、それがミツとなったものなのだ」
ホビ:「ほう、ようするに他人のおこぼれをかき集めた代物って訳だね」
博士:「言い方が悪いわ!こいつはミネラルが豊富で、疲労回復に抜群の効果を発揮するんだ。バカにすんな!!」
ホビ:「ごめんごめん。甘く見ていたよ」
博士:「ハチミツだけに、か?あまり上手くないな。30点」
ホビ:「チッ・・・・・・」
第二部 四話
お詫び:本コーナーの司会を務める博士こと草屋乾物は、現在、流行している新型インフルエンザに感染し、隔離された為、今回はホビローと急遽、代理で入ったスータイダンさんでお送りします。
ホビ:「いやー、参ったよ。あのオッサンがぶっ倒れちゃって、困り果てていたんだ。だけど、中国出身の僕の親戚、スータイダンさん、漢字で書くと死胎蛋!が来てくれて、本当に助かったよ」
スータイダン(以後、スー):「わざとらしい説明台詞をありがとう、ベトナム出身のホビロー君。で、私は一体、どうやれば・・・?」
ホビ:「スータイダンさんは、とにかく僕と適当にくっちゃべって、行数を消費してくれたらいいよ」
スー:「非常に簡潔で、分かりやすい。だが、そんな事言ってていいのですか?」
ホビ:「いーの。みんな知っている事だから。とりあえず『なんで、このコーナーのゲストは中国出身が多いのか』っていう話題を用意したんだけど・・・」
スー:「キャラクターが作りやすいからじゃなのかな?」
ホビ:「多分、当たっていると思う・・・ってか、せっかくの話題を、一行で結論出してどーすんの!!」
スー:「・・・すみません」
ホビ:「いや、いいよ。今回が初めてなんだし、うまくいかないのは当たり前だよ。まー、ちょっと早いけど本題にいってみよう。どりゃあああああ」

スー:「ぱっとみたところ、肉の様ですが」
ホビ:「そう、今回は豚なんだけど」
スー:「答えをこんなに早く言って、いいものなのですか?」
ホビ:「いや。今回は、何の肉か?ではなく、どこの肉かってのが重要なんだよ」
スー:「全然、見当がつかない。腎臓、肝臓、違うな・・・」
ホビ:「しょうがないなぁ♪じゃあ、答えをそろそろ言お~かなぁ~」
スー:「なんか無性に腹が立つ言い方ですが・・・お願いします」
ホビ:「答えは睾丸、ようするにキ○タマだよ」
スー:「・・・読者の99,9999%は見当付いてたと思いますよ。というか、キ○タマネタは白子の時に一回やったじゃないですか」
ホビ:「分かんなかったクセに、うるさいなぁ・・・豚の睾丸は宝田(ホウデン)と呼ばれ、ホルモンの一種に分類されているんだ。アメリカではマウンテン・オイスター”(山のカキ)と呼ばれているんだ・・・ってなんでキ○タマネタが二回目って知っているの?」
スー:「バックナンバー読みましたから」
ホビ:「・・・なんだ。めっさ普通の解答だね。僕はまたまた、スータイダンさんに誰かさんが化けている・・・とかいうオチかと思ったよ。これが俺の本体のハンサム顔だー、とか言って」
スー:「いや、流石にそれは。で、コレどうやって食べるんですか?」
ホビ:「オーソドックスに塩胡椒つけて焼いたり、鮮度がいいモノは、刺身にして食べるんだ。ちなみに刺身用は2月令以上4月令以内、未使用のものっていう縛りがあって入手がとても難しい。食べたいなら、肉屋じゃなくてホルモン専門店に通うほうがいいね。ちなみに写真のは切り取られて、掃除をされたもの。切った断面があるのは、タマ抜きの際に、睾丸を覆っている皮膜を、切開しなければいけないためだ(後半、メモ見ながら棒読み)」
スー:「うーん、思わず股間を押さえたくなるような話ですね」
ホビ:「さて、今日はここまで。メインの司会がいないというピンチもゲストでなんとか乗り切ったし!博士も次の回には復帰しているだろうから、安心だ。ま、今日はありがとね。スータイダンさん」
スー:「いえいえ、困ったときはお互い様ですよ。で、今日の労働に対するギャラの方なのですが・・・」
ホビ:「え、今しがた『困ったときはお互い様』って言ったばかりじゃん!!」
スー:「それはそれ、これはこれ。無償の労働などという愚かしい行為・・・私がするはずないじゃないですか・・・って、逃げるな!待て、コラテメェ、クソガキゃ!!銭よこせやあああああああ!!」
本日の教訓
やたら親切で、丁寧な口調の人にはかならず裏があります。
そうやって近づいてくる人には、細心の注意をはらいましょう。
うーん、オチがいまいちだ。
お詫び:本コーナーの司会を務める博士こと草屋乾物は、現在、流行している新型インフルエンザに感染し、隔離された為、今回はホビローと急遽、代理で入ったスータイダンさんでお送りします。
ホビ:「いやー、参ったよ。あのオッサンがぶっ倒れちゃって、困り果てていたんだ。だけど、中国出身の僕の親戚、スータイダンさん、漢字で書くと死胎蛋!が来てくれて、本当に助かったよ」
スータイダン(以後、スー):「わざとらしい説明台詞をありがとう、ベトナム出身のホビロー君。で、私は一体、どうやれば・・・?」
ホビ:「スータイダンさんは、とにかく僕と適当にくっちゃべって、行数を消費してくれたらいいよ」
スー:「非常に簡潔で、分かりやすい。だが、そんな事言ってていいのですか?」
ホビ:「いーの。みんな知っている事だから。とりあえず『なんで、このコーナーのゲストは中国出身が多いのか』っていう話題を用意したんだけど・・・」
スー:「キャラクターが作りやすいからじゃなのかな?」
ホビ:「多分、当たっていると思う・・・ってか、せっかくの話題を、一行で結論出してどーすんの!!」
スー:「・・・すみません」
ホビ:「いや、いいよ。今回が初めてなんだし、うまくいかないのは当たり前だよ。まー、ちょっと早いけど本題にいってみよう。どりゃあああああ」

スー:「ぱっとみたところ、肉の様ですが」
ホビ:「そう、今回は豚なんだけど」
スー:「答えをこんなに早く言って、いいものなのですか?」
ホビ:「いや。今回は、何の肉か?ではなく、どこの肉かってのが重要なんだよ」
スー:「全然、見当がつかない。腎臓、肝臓、違うな・・・」
ホビ:「しょうがないなぁ♪じゃあ、答えをそろそろ言お~かなぁ~」
スー:「なんか無性に腹が立つ言い方ですが・・・お願いします」
ホビ:「答えは睾丸、ようするにキ○タマだよ」
スー:「・・・読者の99,9999%は見当付いてたと思いますよ。というか、キ○タマネタは白子の時に一回やったじゃないですか」
ホビ:「分かんなかったクセに、うるさいなぁ・・・豚の睾丸は宝田(ホウデン)と呼ばれ、ホルモンの一種に分類されているんだ。アメリカではマウンテン・オイスター”(山のカキ)と呼ばれているんだ・・・ってなんでキ○タマネタが二回目って知っているの?」
スー:「バックナンバー読みましたから」
ホビ:「・・・なんだ。めっさ普通の解答だね。僕はまたまた、スータイダンさんに誰かさんが化けている・・・とかいうオチかと思ったよ。これが俺の本体のハンサム顔だー、とか言って」
スー:「いや、流石にそれは。で、コレどうやって食べるんですか?」
ホビ:「オーソドックスに塩胡椒つけて焼いたり、鮮度がいいモノは、刺身にして食べるんだ。ちなみに刺身用は2月令以上4月令以内、未使用のものっていう縛りがあって入手がとても難しい。食べたいなら、肉屋じゃなくてホルモン専門店に通うほうがいいね。ちなみに写真のは切り取られて、掃除をされたもの。切った断面があるのは、タマ抜きの際に、睾丸を覆っている皮膜を、切開しなければいけないためだ(後半、メモ見ながら棒読み)」
スー:「うーん、思わず股間を押さえたくなるような話ですね」
ホビ:「さて、今日はここまで。メインの司会がいないというピンチもゲストでなんとか乗り切ったし!博士も次の回には復帰しているだろうから、安心だ。ま、今日はありがとね。スータイダンさん」
スー:「いえいえ、困ったときはお互い様ですよ。で、今日の労働に対するギャラの方なのですが・・・」
ホビ:「え、今しがた『困ったときはお互い様』って言ったばかりじゃん!!」
スー:「それはそれ、これはこれ。無償の労働などという愚かしい行為・・・私がするはずないじゃないですか・・・って、逃げるな!待て、コラテメェ、クソガキゃ!!銭よこせやあああああああ!!」
本日の教訓
やたら親切で、丁寧な口調の人にはかならず裏があります。
そうやって近づいてくる人には、細心の注意をはらいましょう。
うーん、オチがいまいちだ。