重鎮達の集い

ここ府中の四谷は広い府中の中でも一番端にあり
田舎の残っている素敵なところ

この時間軸が私の体にとても合います

今日は中秋の名月

ほんとに素敵なまんまるの月をちゃんと見たのは
ここに来たからかもしれません

沖縄のくるくまの森で海に月の道ができたのを見た以来感動しました



集落には重鎮達（昔からの地主さんがた）が住んでおられ

私たちは「よそもの」になるのですが

地元の人に少しずつ認めてもらえてやがてこの街の住民に

なっていくのかなと思っています


そんな
昨日は地元のお祭りがあり

今日はお祭りの反省会の２次会に
地元の重鎮たちがうちの店を選んで来てくれたのでした

週初めの月曜にオープンからベンチも出すほどにぎわいになり

私は内心（重鎮達だ～！）とてんぱっておりましたが

常連のこどいならいコンビやバリトンの続橋さんが
席をゆずってくれて
舞台のスピーカーのところに自分たちでいいように席をつくってくれたり

花の家の市丸さん、施設長は久々の再会
そして新店舗は初めてなのに気をきかせて
「１曲しか聞いてないよ～」といいながら立ち去ってくださり

そんなこんなで始まった１２人の重鎮達の集い

なんで来てくれたのかなと思ったら

WEBで紹介してくれた方が祭りなどでうちのことを
「林屋三平の弟子のクーペって人が２２時にくるらしい」
とうわさしてくれていたので
「それがうちのマスターなんです」と説明したり

同じく地元の志村さん井口さんが

「行ってあげて～」と宣伝してくださっていたおかげだったとわかり

本当に応援してもらいありがたいなと思いました



女性がたはソフトドリンクでしたが
それでも音楽を聞いて楽しんでいってくださりました

ジャズをメインに打ち出している中
月曜にプロのサックス宮崎くんも登場

なにも飲まずに演奏してくれてやっといつもの店の雰囲気になり
私も落ち着きました

そしてジャズだけでなくもちろんフォークからポップス
演歌　美空ひばりまでいきましたから
３ステージ目のそこでやっと掴めた感がありました

１２人中一人気に入ってもらえず帰られましたが

あとの方は残ってくれ

また来てくれると言ってもらえて私は
（そして常連のお客さんがたも）一安心


「来年はお祭りよろしく」
と言われ

お祭りは実は血が騒ぐほど大好きなので
（母の実家で生まれてから毎年参加していた）
「まかせてください！ぜひ参加させていただきます！」

嬉しかったな～

四谷の人間に仲間入りできるように
修行します～


人間関係ほど難しいものはないな

と思う最近です

人と関わって自分の人生は出来ていくことになるし

仲間作りを始めよう

と思っての「GANBAROU」という店を始めました


やっと私も先日亡くなった祖母を見習い

腰を据えて拠点をつくり

人とつながって

仲間を作っていくことをしようとしているのだな

と感じています



昔ストリートで音楽をやったことのない時

初めてクーペさんの娘さんに伝えたい一心で

博多で始めた２９歳の自分でした


博多でストリートができてたくさんの人を集めたのに

なんで地元で集められないのだろうと思い

地元でもストリートをやれるようになったのでした



私の目的は自分の作る音楽を届けること


今日もオリジナル「がんばろう」を１曲聞いてもらうために
演奏しました

時間をかけながら

自分の味方をつくっていくこと


地盤があって

世界に広がるのかな

と思ったなんでもない中秋の名月が

私にとっては貴重な一日になったような気がします