今日は形容詞の問題だよ。
次の「 」内の形容詞を適当に活用させよ。
① いと「 かなし 」て、うち泣かれぬ。
② さすがに「 うれし 」ども、何も言はず。
③ いと「 恥づかし 」ければ、奥に引き入りて、
④ さこそ「 難(かた)し 」らめと覚えければ、
⑤ かの女、いと「 うつくし 」なり。(「なり」は断定の助動詞)
⑥ いと「 はかばかし 」で、はかなく覚ゆるに、
こたえ
まず、形容詞の活用表はだいじょぶかな?
ク活用は、
く し き けれ
から かり かる かれ
で、シク活用は、終止形以外に「し」をくっつけるだけだよ。
あと、大事なのは、「左列(下の列)は、助動詞につなげるための列」だってことだ。
① かなしく
/「て」の上は連用形。助動詞じゃないから、右(上)列を使う。
② うれしけれ
/「ども」の上は已然形。
③ 恥づかしかり
/「けれ」は、助動詞「けり」で、連用形接続だから、左(下)列の連用形にする。
④ 難かる
/この問題はむずかしいよ。
「らめ」は、助動詞「らむ」で、終止形接続だから、「難し」と答えたくなる。
けど、実は、終止形接続の助動詞は、上がラ変型の語のときは、連体形に接続する。形容詞の左列は、そもそも、ラ変がもとになってできているんだ。
あと、助動詞につなげるときは、左列につなげるのが基本だから、右列の「難し」を使うのもおかしい。
これは、古文の文法の中で、いちばんたいへんなとこのうちの一つだよ。
⑤ うつくしき
/左列は助動詞につなげるための列だ ってのが基本だけど、たった一つだけ例外があるんだ。それは「断定の助動詞『なり』」だ。
断定の「なり」は、そもそも、「に」+「あり」が縮まってできたもので、ラ変の「あり」がすでに入っているんだ。
だから、ラ変からできている左列を使わずに、右列に接続(つながる)するんだ。
⑥ はかばかしから
/「で」は、「ず」+「て」が縮まってできたもの。打消の接続助詞で、未然形接続なんだ。
「で」は、まだちょっと難しいかもしれないけど、いずれは覚えなきゃいけないよ。
次の「 」内の形容詞を適当に活用させよ。
① いと「 かなし 」て、うち泣かれぬ。
② さすがに「 うれし 」ども、何も言はず。
③ いと「 恥づかし 」ければ、奥に引き入りて、
④ さこそ「 難(かた)し 」らめと覚えければ、
⑤ かの女、いと「 うつくし 」なり。(「なり」は断定の助動詞)
⑥ いと「 はかばかし 」で、はかなく覚ゆるに、
こたえ
まず、形容詞の活用表はだいじょぶかな?
ク活用は、
く し き けれ
から かり かる かれ
で、シク活用は、終止形以外に「し」をくっつけるだけだよ。
あと、大事なのは、「左列(下の列)は、助動詞につなげるための列」だってことだ。
① かなしく
/「て」の上は連用形。助動詞じゃないから、右(上)列を使う。
② うれしけれ
/「ども」の上は已然形。
③ 恥づかしかり
/「けれ」は、助動詞「けり」で、連用形接続だから、左(下)列の連用形にする。
④ 難かる
/この問題はむずかしいよ。
「らめ」は、助動詞「らむ」で、終止形接続だから、「難し」と答えたくなる。
けど、実は、終止形接続の助動詞は、上がラ変型の語のときは、連体形に接続する。形容詞の左列は、そもそも、ラ変がもとになってできているんだ。
あと、助動詞につなげるときは、左列につなげるのが基本だから、右列の「難し」を使うのもおかしい。
これは、古文の文法の中で、いちばんたいへんなとこのうちの一つだよ。
⑤ うつくしき
/左列は助動詞につなげるための列だ ってのが基本だけど、たった一つだけ例外があるんだ。それは「断定の助動詞『なり』」だ。
断定の「なり」は、そもそも、「に」+「あり」が縮まってできたもので、ラ変の「あり」がすでに入っているんだ。
だから、ラ変からできている左列を使わずに、右列に接続(つながる)するんだ。
⑥ はかばかしから
/「で」は、「ず」+「て」が縮まってできたもの。打消の接続助詞で、未然形接続なんだ。
「で」は、まだちょっと難しいかもしれないけど、いずれは覚えなきゃいけないよ。