行延WebLog

声だそう多数派のみなさん

客貨混載列車

2018-03-30 21:28:49 | 旅・鉄道
 岐阜県の長良川鉄道と宅配のヤマト運輸は、鉄道を利用した「客貨混載列車」の本格運用を始めたことがテレビ放送されました。ヤマト運輸側は、ドライバーの負担軽減や環境対策を図る、鉄道側は、車内の空きスペースの活用による収入が図られることとなります。地域性を考慮した双方にとって良い企画だと思います。
 昨今、コンビニ店舗で住民票などが取得できるようになったほか、過日、過疎地のガソリンスタンドでも同様のサービスを行うなど、住民必須のサービスを活かす試みが行われており、「客貨混載列車」も同様です。人口減少対策、働き方改革、環境対策の一環です。
 「客貨混載」・・30年ほど前には、東海道線の通勤列車内も一部カーテンで仕切り、同様のことが行われていました。荷物車や郵便車を併結したものや専用列車がありました。懐かしいですね。我が故郷の清水港線は「混合列車」でした。更に、宅配車両をそのまま貨車に積載し高速貨物列車で運んだ「ピギーバック」など。
 今でもJR貨物は、環境対策として日本の幹となる部分は「鉄道」で、枝葉の部分は「トラック」でをアピールし鉄道輸送のあるべき姿を提供しています。今現在のダイヤに貨物運行枠の余裕があるのかわかりませんが、出来れば鉄道利用が盛んになればと思います。新幹線も一時貨物輸送を検討されたようですが、夜間の保守作業の兼ね合いなどで実現に至らなかったことを雑誌で拝見した記憶があります。ですが、行き先地ごとの最終列車と始発列車に、荷物車両仕様の専用車両をあらかじめ組成した編成で運行し、到着後の荷物は回送後の車両基地で降ろすなどすれば・・どうですかね?素人のたわ言で大変恐縮ですが。
 自動車輸送は、いわゆる(自動車運輸)族議員のあっせんでしょうが20トンを超えるような車まで運行が許可される時代です。道路を傷めるのも著しいと聞きます。大量の輸送や長距離区間の運行といった幹の部分はもっと鉄道に振り分けてほしいですね。鉄道ファンとしてもありがたい。昔の「フレートライナー」のようにヘッドマーク付き、専用カラーの機関車なら尚更です。
 「客貨混載列車」、一層の効率化を図りつつ互いの収益確保につながることを期待します。

本物に触れる

2018-03-28 21:18:57 | 音楽・映画
 静岡新聞に「0歳から入れる!親子クラシックコンサート」の記事が掲載されていました。静岡市の静岡交響楽団ほか沼津市や菊川市でも開催され非常に好評であるとのこと。また、「泣く騒ぐも大丈夫」との事前アピールに反し意外にも演奏に集中していたとのことです。私は、非常に良い企画だなと思いました。ホットな感覚です。
 過日、ヴァイオリン・ミニコンサートと題して投稿しましたが、家内のピアノの先生のお宅で開催されたプロの演奏をまじかに見て大いに感動しました。何の業界でもプロと言われる人は、やはり「凄い!」の一言。一見の価値があります。
以前、美術館を管理する責任者の方とお話しする機会がありました。その方が言うには「素人でも本物の作品を何度も見ていればその良さがわかる、本物に触れることは大事、特に幼少期には、今も小学校などから要請あれば美術品を持ち込んでの鑑賞会を、施設の方針として行っている」と、また、余談として「業務上必要ということで官庁の方も目利き向上のためよく見える」とのことでした。
 今回の「0歳から入れるコンサート」も、大ホールでのプロの生演奏という「本物に触れた」ことにより、こども心にも「(プロの演奏は)これは何か違うぞ、凄いな」という思いや関心を抱いたのではないでしょうか。当然、記事にもありましたが、演奏者側の演奏そのものや曲目選定への配意、開催時刻・観客参加型等コンサートの内容への配意もこれを後押しした結果と思います。
 「本物に触れる!」それは音楽にしろ絵画などにしろ素晴らしいことだと思います。
子育てに奮闘中のお母さんたち、苦労することが多いその時期に、我が子とともにひと時でも楽しさと感動を与えてもらうことで明日への活力にも繋がると思います。広い意味で「子育て支援策」です。今回のケースでも一部行政が関わっています。恒常的な開催、幼児と両親世帯に限定、入場料一部公費補助など・・拡大されるといいですね。

国を護るという意識付け①

2018-03-25 18:56:50 | 声だそう多数派のみなさん
 安倍総理は、自民党の全国幹事長会議で「憲法改正について一つの結果を出したい」とその決意を表明しました。最も注目を浴びているのは自衛隊に係るものです。私は、これまで言葉の解釈で是にも非にもなる曖昧さを、今回明確に根拠だて、実効性ある態勢を整備することに賛成です。
 時代は流れ、日本を取り巻く環境も大きく変化しています。現憲法制定の趣旨の一つに日本を再び脅威の国にさせない思惑があります。皇室への依存度や戦前教育を改める「教育勅語」の撤廃による精神論の弱体、加えて、次代を担う教育に永年日教組支配が続き、日本人らしさを失い、今があるのではと思います。占領下制定の現憲法は皮肉にもその目的をしっかり達成していると言わざるを得ません。敗戦直後故に多くの先人も苦慮しての結果は十分うなずけるし批判などできない。だからこそ逆に、時代を見て、その時々に相応しくない点があれば、最高法規であっても改正してゆくのが当然ではないでしょうか。
 それが国(民)を護ることに通ずることと共に、国民にもその必要性を訴え思いを共有することで同じスタンスを維持することとなるのではないでしょうか。
 野党各党は「憲法を守れ、9条を守れ」と主張するが、野党が最も忌み嫌うのは米国では。その米国の強い思い入れが現憲法です。本質よりもつまみ食いで是とし非とするのか?情けない話です。
 自国の備えをしっかりしないと平和ボケの日本は隣国に飲み込まれてしまう。先進国でありながら国防はもちろん治安維持にも、ただでさえその意識が乏しい日本です。
 報道各社が国民世論アンケートを実施するが、これら脅威に係る質問が乏しいのは何故か?意図的か?
 隣国が脅威か・・の当たり前の質問は見るが、であるなら、その備えは?具体的には?国民の防衛意識は?一時的な人権制約の受忍は?・・など、想定しうる難題を国民に問うべきでは?常日頃、9条改正は「開戦に導くもの」と報道が導びき騒ぎ立てれば多くはイメージで「改正の必要ない」と回答する。国民の意識を図る質問は乏しく大事な項目が抜けているのではないでしょうか。
 相変わらず、政権の失態に絡む批判もの、それによる国民の支持率云々で、答えは必然的にそうなるようないわば国民操作向けの質問設定ではないのか。永年にわたる政界野党や報道は、国益重視と言うよりは権力機関への反発、それこそが役目と大いなる勘違いをしているのでは。その言動が日本人でありながら自国を貶める結果に至ることを理解すべきだ。
 唯一の救いは、安倍政権の支持率は低下しても野党側は全く支持が上がっていないことだ。健全な考えを持つ「声なき多数派」の方々がいる証です。
 究極なことを言えば、有事の際、どこまで米国が日本のために自国民の命を懸けてくれるかは不透明、日米安保により支援はしてくれるでしょうが。国連依存などは国連の現実を見れば論外では。このことを私たちは肝に命じなければいけないと思います。

明日までに回答しろ

2018-03-18 18:53:35 | 声だそう多数派のみなさん
 昨日テレビでたまたま見たのですが、野党の国会議員が文科省職員に対し「明日までに回答しろ」といきり立って命令していました。
 内容は、前文科省事務次官の名古屋市立の中学校における授業内容について、文科省が同市教育委員会に対し依頼の経緯等について問い合わせた問題です。新聞やテレビでは一様に「監視や検閲、更には役人の異常なまでの忖度だ」などと政治家の関与も含め政権批判をしています。
 財務省の決裁文書の書き換え問題が露呈し勢いついた議員の言動が報道されたものです。財務省の問題は前国税局長官の国会招致や新局面での調査結果などその真相を待ちましょう。
 ただ、文科省の問い合わせ問題が一様に非難されることには納得いかない。前事務次官は何故辞任したのかもうお忘れなのか?野党は、政権批判する材料を提供してくれるのであれば相手は誰でもよいのか?同じことが森友学園の籠池夫婦でもある。もはや犯罪者の域である。にもかかわらず、その本質には触れず、追及に必要なエキスのみを取り上げて声高に政権批判する。卑怯な論法だ。押されっぱなしの官僚や職員ではあるが、テレビでは、停職処分を受けて辞任、風俗店に関わる一連の問題で相応しくない旨を述べていたがまさにその通りだと思う。質問する野党議員や報道に「(あなた方は)相応しくないと思わないのですか?」と、更に意を唱えるなら「そのような教育を肯定するのか」と楔を刺してほしい。政治家の関与もないならないではっきりと主張すればいい。それが調査中だのピシッと言わないことでまた揚げ足を取られる始末だ。
 社会的に許されないことを承知の上で事務方のトップに君臨していた人、その人に敢えて授業を計画した中学の校長は、生徒のためになる授業ができると思っていたのだろうか。
 私たちには、報道される内容しかわからない・・が、何度も訴えますが、報道には物事の本質をしっかり取材し報道を。何が正しくて何が正しくないのか曖昧模糊の報道は、正に国民を欺く「報道操作」にすぎない。教育の場もこれまで政治利用が窺われた例は枚挙にいとまがない。学校は、日本の次代を担う者を育てる教育現場の一つである。
 森本問題も決してないがしろにする思いはないが、野党側も政争の具としない、同じような質問で、回答者も「何度も言っているように・・」とのやりとりは本当に時間の無駄だ。今の日本、防衛や経済など外交を巡る問題は山積し、かつ、北朝鮮問題など正に大きく動き出さんとしているときに日本だけは内向きの議論伯仲でいいのか。自民党も総裁選を睨んだ駆け引きなどやってる場合ではないと思う。

追伸:セント・オブ・ウーマン~夢の香
   主演:アル・パチーノ
~「ここはこの国の指導者の育成校だ」とあなたは言った。根が腐ってて何が育つのかね、この学校の根は腐っている、どんな指導者を育成しているのやら、全く恐ろしい話だ~

終活に向けて-2

2018-03-11 12:04:51 | 日記
 本日3月11日、私は藤枝市内にある「鬼岩寺」の春季清掃日に一檀家の立場で清掃奉仕に行ってきました。 初めての参加です。
 前回終活に向けての思いを投稿したところですが、本年1月4日、私たち夫婦の墓地を正式に契約しました。現時点は墓地のみです。今後、機会を見て墓石も元気なうちに建立したいと思います。
 当初は、永大供養を考えましたが、何でもかんでもこども達への負担軽減との理由で昔から受け継がれてきた先祖への敬う思いを、今風の簡略版に染まってはいけないと思い、先行きどうなるか不透明ではありますが、本来の形を求めたところです。
 葬儀は家族葬、終了後に新聞の訃報欄に「お知らせ」として通知、後を見てくれるものに墓守としての費用を別に準備し、少しでも労力と費用面の負担を軽減しつつ、永年受け継がれてきた弔いの本来の形を維持できるよう、準備していきたいと思っています。

追伸
 本日の清掃日が丁度、東日本大震災の日と重なりましたので、作業の休憩時にご住職様たちによる「般若心経」のお唱えがあり、檀家の約半数、150人余の人たちが東北に向け合掌礼拝しました。心からのご冥福と一日も早い復興、そして、当地で想定される東海大地震での家族や地域の被害軽減もお祈りしました。