JAZZとアコギ、ちょっとだけClassic

アコースティックギターがメインです。
ジャズが好き!クラッシックも!
グルメも取り上げる予定。

ジャズ系のギターリスト達

2014-04-07 22:03:26 | JAZZ
ボブ・ジェームスの”All around the town live"を聴いたのと同時期、
友人の薦めでフュージョン系のギターリストを聴き始めました。

最初に聴かされたのは、パット・メセニーの”サンロレンツォ”でした。
キレイな音で心地良いのですが、
JAZZらしい重さがまるで無いのであまり好きになれませんでしたね。
(後年、好きになり、ドライブしながら良く聴きました。)

その後に「スーパー・ギター・トリオ」の”情炎”というレコードを買いました。
確かこれは来日記念盤だったと思います。
凄いスピードなのですが、この頃はまだ自分の感覚がついていけず、
理解するのにやや時間がかかりました。
スーパー・ギター・トリオで感動したのは、
やはり、”Friday night in San Francisco"ですね。
パコ・デ・ルシアとアル・ディメオラの「地中海の舞踏」、
ジョン・マクラフリンを加えた”Fantasia Suite"、
この2曲は最高にいい演奏ですね!
(普通は、こっちを先に買うよね。)

その流れでラリー・コリエルの名前を聞く様になりました。
そして、ある日、行きつけのレコード店の店長から、
新しくリリースされたラリー・コリエルのレコードを勧められました。
それが”Scheherazade”です。
個人的意見ですが、
誰が何と言おうと、これがラリーの最高傑作だと思います。

ラルフ・タウナーのレコードもこの頃購入ですね。

ジョン・マクラフリンも聴きましたねー。
メッチャ個性的なのが、ライブの
”Shakti with John Mclaughlin"です。
マクラフリンはインド思想に傾倒し、インドで弟子入りし、名前を貰い、
一時期、マハビシュヌ・ジョン・マクラフリンと名乗っていました。
マクラフリンは、ギブソン J-200に共鳴弦を取り付け、
更にフレット間の指版を削って音程を変えられる様に改造しています。
音程をずらして微妙な調弦をすると音が共鳴し、
ワ~~~~ンというシタールみたいな音が出るんです。
このアコギとバイオリンがインドっぽいメロディをユニゾンでブッ早く弾きまくるので、
かなりのインパクトがあります。
このCDを女の子が数人いるジャズバーでかけてもらいました。
曲が始まると女の子全員が、インド人風に顔は真っ直ぐのままで、
左右にカクカクと振って、踊り始めました!
このお店はもうありません。残念。。。

こんな感じでフュージョン系のギターリストは聴いたのですが、
意外にJAZZギターリストは聴いてないんですよねー。
勿論、多くのJAZZギターリストは、ジャズ喫茶、ジャズバーで聴きましたよ。
でも実際に購入したのは、ジョー・パスとウェス・モンゴメリーくらいでしたね。

ここら辺まで聴いたところで、ギターリストを新たに聴く事はなくなりました。
何故かと言うとフリージャズに夢中になってしまったからです。
特に山下洋輔(P)には、全身に稲妻が走った様な衝撃を受け、人生観まで変わりました。
この話は、またの機会に書く事にします。

P.S.コピーは、第二楽章で止まったまま。。。
  再開しなくちゃいけないですねー。

これが、凝りに凝ったマクラフリンのギター
ピックガードの無いJ‐200に45度の角度で共鳴弦を張り、
指板を削って音程を変えられる様に作ってある。

この写真なら、指板を削っているのが良く分かりますね。