書き残しておきたいこと

今巷では
「雑種犬」ではなく『ミックス犬』と呼ぶように
「ハーフ」ではなく『ダブル』と言うように
「再婚家族」ではなく『ステップファミリー』という言葉が浸透しつつあるんです。

　ＳＨＥはこの言葉が好き。マイナスイメージでなくて、
心配をかけた周りの人達のためにも、ステップアップした人生にしよう！って思わせてくれるから。

　さて、今日は真面目に。

　離婚して、幸せなステップファミリーになるために大切なことは？
今度こそ運命の人に出会うこと？
一生愛し合える人と出会うこと？
離婚を受入れてくれる人？

う～ん…。なんか違う気が…。

　ＳＨＥが今のパパと出会った頃、愛息子は子供ながらに離婚による大人の身勝手と、母子家庭の母となり「仕事」を言いわけに自分にかまけていたＳＨＥのせいで、とても傷ついていました。気づいた時には
愛息子は、たった6歳の幼さで、自分のことを話さなくなり甘えることもしなくなり、人に触れられることを拒むようになっていました。母である私にすら、触られることを嫌がりました。
　祖父母の愛情があれば十分ではないか。と、甘えていたお返しだった。子供は、大人が思うよりもずっと、繊細で敏感で壊れ物でした…。
そんな愛息子が、最初に心を開いて自分から触れていったのが、今のパパでした。
　パパが愛息子と会える時間にしていたことはたった1つ。
「どこにいても、必ず愛息子をみている。」
…ただ見つめていただけです。目が合うとうなづいてあげる。笑顔を送る。たったこれだけのことが、ＳＨＥはできていなかった。
でもたったこれだけのことが、愛息子に充分な愛情を感じさせたのです。パパの愛息子を想う気持ちは、素直に変化していく息子をみるだけで充分伝わりました。
　私には触れない愛息子が、パパとはコロコロとくっついて戯れるようになったんです。

　この光景があったからこそ、ＳＨＥは再婚を決めました。
パパがＳＨＥと愛息子の曲がりかけた人生を救ってくれました。

　ステップファミリーになるために重要なことは、「子供を愛してくれる人」これだけです。
自分は外に置いて考える。ＳＨＥもちゃんと置きました。子供がいることを嫌がる人なら、私からパパを捨ててやる！ってぐらいの気持ちでしたから。

　不安で必死で愛情に飢えている離婚者に、「冷静な判断でそれを見極めよう」と言っても、相当難しいですよね。

　でも、虐待や幼児殺害がステップファミリーに多いことは悲しい事実なんです。
幸せなステップファミリーがたくさん誕生するようにＳＨＥは心から祈っています。

　偉そうなことは言っても、我が家もまだまだ初心者家族。愛息子の思春期もひかえているし、息子もいつまでもかわいいだけじゃない。幼かった頃の傷がどんな形で出てくるのか不安だけど、パパを信じて一緒に生きていこう。

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