高原から見下ろす景色は絶景です。
見上げる空にかかる雲と、平野を覆うようにかかる雲、その二つの層の雲の間に、夕陽が差し込んでいる。
次第に暗くなる高原とひきかえに、空が夜の明るさを見せ始めます。
キャンプファイヤーの点火はラストイヤーの5人。
見事に燃え上がる火に喚声が上がります。
夜の高原にオレンジ色の炎が竜のように夜空に駆け上がっていきます。

炎が落ち着き始めると、各グループごとに、4日間の振り返りをしていきます。
しばしばから、初日から今日までの実習を一つ一つ伝えられます。
それを聞いた子ども達は、そのハードな体験の一つ一つをやり遂げてきた自分を承認していきます。
「このグループの中で、みんながどんな体験をしたのか順番に話をしましょう。」
子ども達は思い思いに語り始めます。
一人が話している間、グループはみな真剣に耳を傾けます。
時折、楽しい笑い声が聞こえてきます。
しみじみした話が続くグループもあります。
全員が語り終えた後、
「一人ひとりに、ありがとうの言葉を伝えていこう。」
「その子の目を見て、○○ちゃん、君の勇気にありがとう」とか、「○○ちゃん、君のステキな笑顔にありがとう」
「こんな風に、一人ひとりに伝えていこう」
ありがとうの言葉を、こんな風にしっかりと伝えたこと、最近ありますか?
子ども達は、時には照れくさそうに、時にはうれしそうに、そして時には涙を浮かべて聞いています。
伝える子ども達も、恥ずかしそうに、そして「ありがとう」と言う言葉の不思議な響きに心を打たれていくのです。
そして、いよいよ承認です。
一人ずつ、全員が見えるところに立ってもらいます。
イントラが横に立ちます。
炎で顔が赤く輝いています。
イントラは、その子の4日間を承認する言葉を伝えます。
承認と、「褒め言葉」はまったく違います。
「褒めて育てる」なんていう教育書を見たことがあります。
でも、子ども未来研究所では「褒める」ことはしません。
なぜならば、「褒める」ことは「上位のものが下位のものに伝える言葉」に聞こえてしまうからです。
ボクたちは、おとなだろうと子どもだろうと、一人ひとり人間であることにおいてまったく対等です。
「君がいてくれてよかった」・・・存在をそのまま受け止めていく言葉。
ボクたちは、そんな承認の言葉が大好きです。
イントラの言葉を聞いているうちに、子どもの目に涙が浮かぶこともあります。
伝えているイントラも泣いてしまうこともあります。

今年は、グロースを小学生のころから体験してきた、まだ10代のあっこと翔平、そしてなおがイントラとして参加しています。
そして、彼らの言葉で、子ども達一人ひとりを承認していきました。
10代のうちに、人を承認する言葉をこんなにステキに伝えられるなんて、こいつらホントに頼もしい。
そして、自分の10代のころと比較してしまうと、ボクは「人に与える生き方」なんてまったくしてなかったなー・・・。ガクゼン
イントラの承認の言葉が終わるたびに、しばしばは全員に問いかけます。
「○○ちゃんと一緒にグロースを体験して、楽しかったひとぉー!」
すると、全員が、手を上げておっきな声で
「はーーーーい!!」
からだに電気が走るような感動を覚えます。
夜空には知らないうちに満天の星。
いつものように天の川が姿を見せてくれました。
いわれた子どもの目に涙が浮かびます。
にっこりとした笑顔が浮かびます。
信じられないことに、1年生のけんいちろうが、承認のすぐ後に、
「マイクかしてぇ」
としばしばに言います。
言われるがままマイクを渡すと
「グロースっ!サイコーーーー!」
驚きました。
けんいちろうのパパもママも、イントラ経験者。
事前に仕込んできたのかとも思いましたが、聞いたところによると、けんいちろうの自発的叫び。
焚き火のおきが、やさしく燃えています。
ふとみると、天の川が見えなくなってしまっています。
その代わり、満月に近い月が見事に平野の空に浮かんでいます。
大自然の前で、ボクたちは人間の小ささを思い知らされ、だからこそこの地球に今の自分にできることを真剣に考えることができるのかもしれない。
承認の後に、子ども達、イントラ、サポーター全員で、焚き火を囲み、あらためて、今ここにいる喜びや感謝を共有していきます。
「世界には、今日の食べ物がなくて死んでしまう子ども達がたくさんいる。それも5分に一人の割合で。
でも、ボクたちは、こんな幸せなときを過ごすことができている。
ボクたちの幸せや喜び、少しでも分かち合っていこうね。」
子どもたちとつなぐ光の輪は、夜空に神秘的に浮かびます。

最後は、子ども達からイントラサポーターたちにありがとうを伝えにいきます。
そこここで、HUGしています。
泣いている子や、恥ずかしそうにしている子。
いつものように、富さんは・・・思いっきり泣いてます。
優しさと信頼にあふれています。
この瞬間がボクは大好きです。
初めてこのキャンプファイヤーをやった17年前。
ボクは、感激のあまり、号泣しました。
大自然の中で、子ども達と共有した時間や空間が、ボクの心の中で、味わったことのないような感動であふれ出したのです。
しゃくりあげて泣いたことを、今でもはっきりと覚えています。
あの感動が、このグロースを続けている理由なのかもしれない。
このまま、こいつらと、もっともっとこの場所にいたいなぁ・・
でも、もう明日は最終日。
見上げる空にかかる雲と、平野を覆うようにかかる雲、その二つの層の雲の間に、夕陽が差し込んでいる。
次第に暗くなる高原とひきかえに、空が夜の明るさを見せ始めます。
キャンプファイヤーの点火はラストイヤーの5人。
見事に燃え上がる火に喚声が上がります。
夜の高原にオレンジ色の炎が竜のように夜空に駆け上がっていきます。

炎が落ち着き始めると、各グループごとに、4日間の振り返りをしていきます。
しばしばから、初日から今日までの実習を一つ一つ伝えられます。
それを聞いた子ども達は、そのハードな体験の一つ一つをやり遂げてきた自分を承認していきます。
「このグループの中で、みんながどんな体験をしたのか順番に話をしましょう。」
子ども達は思い思いに語り始めます。
一人が話している間、グループはみな真剣に耳を傾けます。
時折、楽しい笑い声が聞こえてきます。
しみじみした話が続くグループもあります。
全員が語り終えた後、
「一人ひとりに、ありがとうの言葉を伝えていこう。」
「その子の目を見て、○○ちゃん、君の勇気にありがとう」とか、「○○ちゃん、君のステキな笑顔にありがとう」
「こんな風に、一人ひとりに伝えていこう」
ありがとうの言葉を、こんな風にしっかりと伝えたこと、最近ありますか?
子ども達は、時には照れくさそうに、時にはうれしそうに、そして時には涙を浮かべて聞いています。
伝える子ども達も、恥ずかしそうに、そして「ありがとう」と言う言葉の不思議な響きに心を打たれていくのです。
そして、いよいよ承認です。
一人ずつ、全員が見えるところに立ってもらいます。
イントラが横に立ちます。
炎で顔が赤く輝いています。
イントラは、その子の4日間を承認する言葉を伝えます。
承認と、「褒め言葉」はまったく違います。
「褒めて育てる」なんていう教育書を見たことがあります。
でも、子ども未来研究所では「褒める」ことはしません。
なぜならば、「褒める」ことは「上位のものが下位のものに伝える言葉」に聞こえてしまうからです。
ボクたちは、おとなだろうと子どもだろうと、一人ひとり人間であることにおいてまったく対等です。
「君がいてくれてよかった」・・・存在をそのまま受け止めていく言葉。
ボクたちは、そんな承認の言葉が大好きです。
イントラの言葉を聞いているうちに、子どもの目に涙が浮かぶこともあります。
伝えているイントラも泣いてしまうこともあります。

今年は、グロースを小学生のころから体験してきた、まだ10代のあっこと翔平、そしてなおがイントラとして参加しています。
そして、彼らの言葉で、子ども達一人ひとりを承認していきました。
10代のうちに、人を承認する言葉をこんなにステキに伝えられるなんて、こいつらホントに頼もしい。
そして、自分の10代のころと比較してしまうと、ボクは「人に与える生き方」なんてまったくしてなかったなー・・・。ガクゼン
イントラの承認の言葉が終わるたびに、しばしばは全員に問いかけます。
「○○ちゃんと一緒にグロースを体験して、楽しかったひとぉー!」
すると、全員が、手を上げておっきな声で
「はーーーーい!!」
からだに電気が走るような感動を覚えます。
夜空には知らないうちに満天の星。
いつものように天の川が姿を見せてくれました。
いわれた子どもの目に涙が浮かびます。
にっこりとした笑顔が浮かびます。
信じられないことに、1年生のけんいちろうが、承認のすぐ後に、
「マイクかしてぇ」
としばしばに言います。
言われるがままマイクを渡すと
「グロースっ!サイコーーーー!」
驚きました。
けんいちろうのパパもママも、イントラ経験者。
事前に仕込んできたのかとも思いましたが、聞いたところによると、けんいちろうの自発的叫び。
焚き火のおきが、やさしく燃えています。
ふとみると、天の川が見えなくなってしまっています。
その代わり、満月に近い月が見事に平野の空に浮かんでいます。
大自然の前で、ボクたちは人間の小ささを思い知らされ、だからこそこの地球に今の自分にできることを真剣に考えることができるのかもしれない。
承認の後に、子ども達、イントラ、サポーター全員で、焚き火を囲み、あらためて、今ここにいる喜びや感謝を共有していきます。
「世界には、今日の食べ物がなくて死んでしまう子ども達がたくさんいる。それも5分に一人の割合で。
でも、ボクたちは、こんな幸せなときを過ごすことができている。
ボクたちの幸せや喜び、少しでも分かち合っていこうね。」
子どもたちとつなぐ光の輪は、夜空に神秘的に浮かびます。

最後は、子ども達からイントラサポーターたちにありがとうを伝えにいきます。
そこここで、HUGしています。
泣いている子や、恥ずかしそうにしている子。
いつものように、富さんは・・・思いっきり泣いてます。
優しさと信頼にあふれています。
この瞬間がボクは大好きです。
初めてこのキャンプファイヤーをやった17年前。
ボクは、感激のあまり、号泣しました。
大自然の中で、子ども達と共有した時間や空間が、ボクの心の中で、味わったことのないような感動であふれ出したのです。
しゃくりあげて泣いたことを、今でもはっきりと覚えています。
あの感動が、このグロースを続けている理由なのかもしれない。
このまま、こいつらと、もっともっとこの場所にいたいなぁ・・
でも、もう明日は最終日。
やさしくあったかいコトバでいっぱいですね。
なんだか ほっと心がゆるんで
目頭が熱くなります。
そして、子どもたちのまっすぐな姿と
仲間たちの、強い愛情に頭が下がります。
あたりまえのように存在している奇跡。
そのかげで支えてる“力持ち”たちに
感謝!!
思わず、コメントせずには居られなくなりました。汗
“力持ち”のひとりでした。
ボクたちみんな、どんなときにも、何かを支えている“力持ち”で在りたいですね。
そして、自分自身も支えてあげなくちゃ・・・・ねっ
ブログを読みながらあの時の感情が噴き出してきて、うるうるしちゃってます。
第2回目は準備の途中まで関わってリタイアせざるを得なくなってしまいましたが、それが無ければ、今も直接関わっていたんだろうなぁ。。。。。
うちの息子も5年目で卒業。お世話になりました。
でも今年から参加した娘は4年生だから、あと5回はお世話になるでしょうf^^;
今後ともよろしくお願いしますm(__)m
初代カメさんも、一緒でした。
あの感動は本当に忘れません。
あの場所の、あのステキな空間を共にしていた仲間ですね。
ひまわりは、後5回・・・・
ボクは一体いくつになっているんだろう・・・
何を書いても親バカなコメントになっちゃうので、どう書こうかと思っているうちにこんなに遅くなっちゃった。
空港で彼が承認の時間に叫んだのは教えて貰ってたけど、まさかマイクで叫んだとは思ってなかったので、今日本人にさりげなく、何でマイクで言ったの?って聞いたら、「北海道の人皆に聞こえるように大きい声で言いたかった」ですって。
「でも届かなかったけどね」って言ってました。
それを聞いて「いや、声は駄目でも君の思いは皆に届いたよ」って言ったけど・・・やっぱり親ばか?
誰かに承認して貰う事や、誰かを承認する事、一緒に居て良かったって言って貰えたり、心から皆と一緒に居たいって思える時間が持てて本当に良い経験したと思います。
この経験をして欲しくってグロース参加を勧めたので、本当に嬉しいです。皆さん有り難うございました。
しばしば、家は後8回だよ~!!
いくつになっても見守って下さると嬉しいです。
この子はグロースのおかげで産まれて来たんだもの。
それに、翔平が「俺があとを継ぐ!」なんて、うれしいこと言っちゃってくれているし。
そう、グロースはずっと続きます。
けんいちろうがやがて、イントラになるんだろうしね。
楽しみがどんどんフエテイク。