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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『セロ弾きのゴーシュ』宮沢賢治

2009-02-18 18:18:05 | ファンタジー
小学校のころに、フルートを習っていたことがあります。

いやその前に、ボクはクワイヤーの一員でした。
プロテスタントの学校だったので、聖歌をうたうチームに入っていたのです。

何でそう言うことになったのか、全く覚えてはいないのですが・・・・。

音楽の先生のH先生は、強烈な印象が残っている女の先生でした。
今考えれば、まだ若かったんだと思いますが、印象としては漫画のサザエさんのような記憶しか残っていません。

結構怖くって、機嫌が悪いと、ピアノの鍵盤をジャジャジャジャジャ~ンッ!と、たたくので、ひそかに「ヒステリックばばぁ」と呼んでいました。
(ごめんなさい、H先生)

その先生の指導で、毎週、礼拝の時には、白いスモックのような服を着て、確かベレー帽をかぶってかな。

今考えると、歌もうまくないのによくやってたなって感じなんですが、同時に、フルートを近くの音楽教室で習っていたんです。

でも、ほんの少しの間だけでした。
その先生は、立ち方をとても気にする人でした。
「その立ち方、いいねぇ。英国紳士!」とか、
「両足を踏ん張って!」と、結構言われました。

音は・・・なかなか出ないんですね、管楽器というものは。
簡単そうでしたが、吹いているうちに酸欠になってフラフラしてしまうほどでしたから、すぐに嫌になってやめてしまいました。

幼稚園の時には、いとこのひろしちゃんにくっついてピアノも習いに行きましたが、初日に、その先生のところでひろしちゃとケンカして大泣きして、鼻水をモーレツにたらしてしまったので、結局一度も習わずに終わりました。

ボクの楽器音痴は、このころにすでに決定づけられてしまったいたのかもしれません。

ですから、楽器のできる人は、単純に尊敬してしまいます。
うらやましい限りです。

『セロ弾きのゴーシュ』宮沢賢治

初めて読みました。
題名は聞いたことがありましたが、内容は全く知りませんでした。

大阪出張の際に、KIOSKで新幹線に乗る前に手に取りました。

おもしろかった。



賢治の作品は、ほんの少ししか読んだことがなかったので、文庫本に収まっていたほかの物語も夢中になって読んでしまった。

有名な作品だから、知っている人が多いでしょうが、へたくそなセロ弾きゴーシュが必死に夜中に練習するその音に、たくさんの動物たちが癒されていく素敵なお話です。

影をいやすことで、光の世界で素晴らしいことが起きる。
まさに、シャドウの統合です。

他にも、「グスコーブドリの伝説」と「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」が最高でした。

小編ですから、まだ読んでいない人は是非一読を!

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