10月29日、中国リーグの最終節が各地で行われた。
そして我がチームは揚倉山に現在首位のファジアーノを迎えての一戦。
最終戦を前に優勝の可能性があるのは上位3チーム。
ファジアーノ、セントラル、佐川中国。
しかし、うちのチームが優勝する可能性は宝くじの一等が当たるくらいの確率。
だが、確率はゼロではない。
ゼロでないならやるしかない。
あきらめることは逃げるに等しい。そ
の可能性を引き寄せるため一週間いろいろ考えた。
まず、再優先は試合に勝って勝ち点3を取ること。
前半、後ろにコンパクトにしてカウンターで攻める。
攻める人数は三人。リスクは冒さない。狙いは前半、無失点で抑えること。
フォーメーションは今季初の4-4-2。
立ち上がりから集中してファジの攻撃を跳ね返す。
新外国人、ジェフェルソンがキーマンであることに間違いない。
ジェフェルソンへのボールは牟田、大前のセンターバックが跳ね返す。
クサビが入れば本田、コウタの両ボランチが挟みにいく。
奪ったら三山を走らせる。前半中盤までは完璧な内容。
が、中盤のルーズボールの処理に手間取り一瞬の隙をつかれ、ジェフェルソンに左足で決められる。
その後はしっかり耐え0-1で終了。想定内の結果だ。
そして後半、点をとりにいく。
フォーメーションをガラリと変える。3-4-3のシステム。
前線は美濃を左に、ケントを右に張らして上田をトップに。
前線からプレスをかけ前でボールを奪い点をとる。
後半の狙いだ。
この作戦が見事に成功。
フォーメーションをガラリと変えたことで後半早々ファジアーノは明らかに戸惑っている。
逆にうちの選手は何かから開放されたかのように伸び伸びプレーしている。
”いける”と確信さしてくれる後半の立ち上がり。
前半とはうって変わって攻め続ける。
左サイドの美濃を起点にチャンスをつくる。
そして、後半6分、左サイド美濃からのセンタリングを上田が冷静に右足で決めて同点。
時間はたっぷりある、まだまだいける。
しかしここからファジアーノも踏ん張りなかなか決定機をつくれない。
ファジアーノはジェフェルソンへのロングボールが多くなりそのこぼれ球をシュートまでもっていく展開が増える。
しかし、シュートに精度がない。
ロスタイム、ファジアーノは勝ち点を取れば優勝だから最後はゆっくり時間をつかう。
キーパーもなかなかボールをフィードしない。
その行為は間違ってないけど、なんだかとても寂しく感じた。
結局、1-1でタイムアップ。
この時点でファジアーノの優勝は決定した。
ただ、中国リーグはなぜかPK戦で勝ち負けを最後まで決める。
正直、おれはPK戦はいらないと思う。
引き分けがあるからリーグ戦はおもしろいのに・・・。
PK戦はうちが一人はずしたのに対し、ファジアーノは全員が冷静に決めた。
今年最後の公式戦はPK負け。
しかし、内容は一番良かったのではないか。
選手一人一人がアグレッシブに強い気持ちをもって前向きに闘ってくれた。
それが観ている誰もに伝わって来た試合だった。
相手がファジアーノだから、観客がたくさんいたから、最終戦だからこんな素晴らしい試合が出来たのかもしれない。
ただ、こういう試合をコンスタントにできなかった事が今年の結果に表れたんだと思う。
仕事とサッカーの両立は想像以上に大変なことだ。
その中で、練習に集まる人数もバラバラで戦術的なことはほとんどできない。
練習時間も限られた時間の中でやるしかない。
モチベーションの維持はほんとに難しい。その中で結果を求められる。
去年はそれが出来て、今年はそれが出来なかった。
監督兼選手の難しさも思い知った。
自分自身がもっと強くならなければチームも強くならない。
今週はしっかり今年を振り返って反省してみたいと思う。
また、今年の総括をブログに書いてみよう。
P.S.一年間、佐川急便中国サッカー部を支えてくれた会社の方々、家族の皆さん、応援して下さった皆様、そしてマネージャー、本当にありがとうございました。心から御礼をいわさして下さい。
ありがとうございました。
そして我がチームは揚倉山に現在首位のファジアーノを迎えての一戦。
最終戦を前に優勝の可能性があるのは上位3チーム。
ファジアーノ、セントラル、佐川中国。
しかし、うちのチームが優勝する可能性は宝くじの一等が当たるくらいの確率。
だが、確率はゼロではない。
ゼロでないならやるしかない。
あきらめることは逃げるに等しい。そ
の可能性を引き寄せるため一週間いろいろ考えた。
まず、再優先は試合に勝って勝ち点3を取ること。
前半、後ろにコンパクトにしてカウンターで攻める。
攻める人数は三人。リスクは冒さない。狙いは前半、無失点で抑えること。
フォーメーションは今季初の4-4-2。
立ち上がりから集中してファジの攻撃を跳ね返す。
新外国人、ジェフェルソンがキーマンであることに間違いない。
ジェフェルソンへのボールは牟田、大前のセンターバックが跳ね返す。
クサビが入れば本田、コウタの両ボランチが挟みにいく。
奪ったら三山を走らせる。前半中盤までは完璧な内容。
が、中盤のルーズボールの処理に手間取り一瞬の隙をつかれ、ジェフェルソンに左足で決められる。
その後はしっかり耐え0-1で終了。想定内の結果だ。
そして後半、点をとりにいく。
フォーメーションをガラリと変える。3-4-3のシステム。
前線は美濃を左に、ケントを右に張らして上田をトップに。
前線からプレスをかけ前でボールを奪い点をとる。
後半の狙いだ。
この作戦が見事に成功。
フォーメーションをガラリと変えたことで後半早々ファジアーノは明らかに戸惑っている。
逆にうちの選手は何かから開放されたかのように伸び伸びプレーしている。
”いける”と確信さしてくれる後半の立ち上がり。
前半とはうって変わって攻め続ける。
左サイドの美濃を起点にチャンスをつくる。
そして、後半6分、左サイド美濃からのセンタリングを上田が冷静に右足で決めて同点。
時間はたっぷりある、まだまだいける。
しかしここからファジアーノも踏ん張りなかなか決定機をつくれない。
ファジアーノはジェフェルソンへのロングボールが多くなりそのこぼれ球をシュートまでもっていく展開が増える。
しかし、シュートに精度がない。
ロスタイム、ファジアーノは勝ち点を取れば優勝だから最後はゆっくり時間をつかう。
キーパーもなかなかボールをフィードしない。
その行為は間違ってないけど、なんだかとても寂しく感じた。
結局、1-1でタイムアップ。
この時点でファジアーノの優勝は決定した。
ただ、中国リーグはなぜかPK戦で勝ち負けを最後まで決める。
正直、おれはPK戦はいらないと思う。
引き分けがあるからリーグ戦はおもしろいのに・・・。
PK戦はうちが一人はずしたのに対し、ファジアーノは全員が冷静に決めた。
今年最後の公式戦はPK負け。
しかし、内容は一番良かったのではないか。
選手一人一人がアグレッシブに強い気持ちをもって前向きに闘ってくれた。
それが観ている誰もに伝わって来た試合だった。
相手がファジアーノだから、観客がたくさんいたから、最終戦だからこんな素晴らしい試合が出来たのかもしれない。
ただ、こういう試合をコンスタントにできなかった事が今年の結果に表れたんだと思う。
仕事とサッカーの両立は想像以上に大変なことだ。
その中で、練習に集まる人数もバラバラで戦術的なことはほとんどできない。
練習時間も限られた時間の中でやるしかない。
モチベーションの維持はほんとに難しい。その中で結果を求められる。
去年はそれが出来て、今年はそれが出来なかった。
監督兼選手の難しさも思い知った。
自分自身がもっと強くならなければチームも強くならない。
今週はしっかり今年を振り返って反省してみたいと思う。
また、今年の総括をブログに書いてみよう。
P.S.一年間、佐川急便中国サッカー部を支えてくれた会社の方々、家族の皆さん、応援して下さった皆様、そしてマネージャー、本当にありがとうございました。心から御礼をいわさして下さい。
ありがとうございました。