いとうの独り言。。

「佐川急便中国サッカー部」の選手兼監督 伊藤伸一氏のブログです。

VS経大(TM)

2006-10-03 20:11:24 | Weblog
今日は雨の降る中、14時から経大とトレーニングマッチをおこなった。

今日から早いもので十月。
今シーズンもあと一ヶ月足らずで終わる。

今年、ここまで積み上げて来たものをグランドでしっかり表現できるようにしていかなければならない。
全国社会人大会もあるし実りある月にしたいものだ。

さて、ゲームの方だけどグランドは土とところどころ草混じりで雨が降り続いていたわりには水捌けはよい。
試合前にミーティングで原点に一回かえってもう一度、個人個人がグランドでできる限りのプレーをしていこうと確認。

前半、雨ということもありスペースを意識した展開。前線の三人がよくスペースを意識して走り、そこにボールが入りだす。前半は人とボールが動くなかなかの出来。

後半、活動量が落ちてくると少しずつみんながさぼり出来ていたことができなくなる。
そうなると流れはなかなか引き戻せない。
今までも今からも課題だと思うけど、上手くゲームをコントロールすることが出来たらもっといいサッカーが出来るはずだ。

悪い流れの時にどうやって流れを変えるのか、もう少し個人個人が考えてほしい。
流れの悪いときというのは相手はイケイケである。
そういう時間帯はセカンドボールやこぼれ球は必ず相手に渡るものである。
なのにずっと同じプレーをしていてはなかなか流れは戻ってこないと感じる。

そこで流れを変えれるしたたかさをチームとして出来るようになれば常勝軍団に近付けるのではと思う。
(実際、流れを引き戻すのはかなり難しいが)

トレーニングマッチの中では今日は内容のあるゲームが出来たのではないかな。
修正すべき点は何点かあるので改善できることから取り組んでチームの完成度を徐々にあげていきたい。

また、明日から一週間はじまるが、日曜日のリーグ戦を意識して火曜日からの練習に取り組んでいきたい。
もう少しはやく練習をはじめれれば、もう少し充実した試合のための練習ができると思うからみんな頑張ってはやく仕事終わらせてグランドに来てほしいな。
出来ることを精一杯やりきりましょー)^o^(

VS.JFE

2006-09-12 11:29:52 | Weblog
昨日は久しぶりの中国リーグが11時からJFEのグランドでおこなわれた。

天気は生憎の雨だったがグランド状態は良好でいつも通りのサッカーができそう。

11時、キックオフ。
開始早々前線からのハイプレッシャーで主導権を握る。
そして左サイド深くで得たフリーキック。蹴るのは監督。
中を見るとボールをくれといわんばかりのオーラを放つ選手を発見。
笛がなると同時にその選手めがけてカーブを少しかけてやわらかいボールを。
すると、でました”牟田ボンバヘッド”。
相手の頭の上から叩き込み先制。
ゴール前に上がっていく牟田は桜木花道ばりのオーラを放ってるような気がする。

これでさらに勢いにのり佐川ペースで試合は進む。

そして追加点はキャプテン武哲也のピンポイントクロスに三山が綺麗にボレーであわせる。
さらにもう一点追加し3-0で前半終了。

勝負の行方はほぼ決まったが後半さらに点をとりにいく。

後半開始、前半と同じモチベーションで試合に入る。
JFEのパスはことごとく佐川の網にひっかかりどんどん得点を重ねていく。
試合終了。
とりもとったり10得点。

久々のリーグ戦、内容、結果ともまずまずの出来で次に繋がる試合が出来たことがよかった。
なによりチームがひとつになって戦えたことがいい結果に繋がったと思う。
まだまだ修正すべき点はたくさんあるがみんなで話しあい、ひとつひとつ解決していき、隙のないチームになっていけるようがんばりたい。

P.S 本ちゃん&まみちゃんおめでとう。
本田取扱い証明書読んでみたいなーp(^^)q 魔王いただきます

VSサンフレッチェ広島

2006-08-11 21:40:26 | Weblog
8月7日。
11時からサンフレッチェ広島と練習試合をおこなった。
グランドは天然芝、ボールもワールドカップからモデルチェンジされたものを使用。

ただ..かなり暑い。

夜のニュースで知ったが月曜はこの夏一番の暑さだったみたい。
日頃、夜しか練習できないので夏の昼間の試合はかなりきつい。
どこまで踏ん張れるか・・・。

11時:試合開始。

サンフレはサテライトだが、ベット、大木、小村など監督が替わる前まではトップ出場している選手もいる。

前半、相手にひるむことなく試合は展開。
前線からのプレッシングでラインをコンパクに保つ。
みんなかなりの集中力でファーストアプローチがとても速い。
パスコースは限定されだんだんインターセプトも増えてくる。
ボール回しもダイレクトを織り交ぜ的を絞らせない。

一進一退の攻防が続く。
シュートまでいく場面は佐川の方が多いが、シュートはうたされている感じ。
見えないプレッシャーか。。

均衡がやぶれたのは前半の半分が過ぎたぐらいだろうか、ディフェンスとキーパーの連携ミスでベットにゴールを許す。

が、しかし、その後同点に追い付く。
コウタのミドルシュートがサンフレゴールに突き刺さる。

結局、前半は1-1で終了。
しかし、かなり体力は消耗している。後半どうなるのやら。

そして魔の後半。
サンフレは何人かメンバーを代えてくる。
後半のトップは大木、前田。
なんとも体力を消耗しきってる佐川ディフェンス陣にとってはどぎつい二人だ。

活動量が減り、パスが足元ばかりになってくる。
そうなるとさすがにプロは崩せない。
15分をすぎたあたりから簡単なパスミスも増え、ボールの奪われ方が悪くなり失点を重ねていく。

後半だけで6失点。1-7の完敗。

練習試合ではあるがプロと戦えることは自分達にとってプラスの経験になる。
なにが出来てなにが出来ないかはっきりと見えてくるから。

いままでごまかしていたことが即失点に繋がったり、少しさぼったらそこをつかれたりと少しの隙も見せてこない。
逆に前半のサッカーには自信を持っていいと思う。
内容もかなりよかったし。

前半のサッカーを90分続ける事が理想ではあるが今の現状では難しい部分ではあるので後半の入り方、戦い方を考えていきたい。
この悔しさを忘れず、またトレーニングに生かしていきたい。

しかし、ほんと暑くて倒れそうだった。



サテライトリーグ観戦

2006-08-01 18:13:26 | Weblog
まいど!!

梅雨もやっと明け、七月最後の日曜は快晴にめぐまれた。
海でもいきたいところではあるが・・・『後期のリーグ』・『全社』を考えるとそんなこともいってられず、湯来グランドでトレーニングをおこなった。

今週のトレーニングはほぼ同じメニューであった。

今週のトレーニングの目玉、3対3は個人個人のごまかしがきかないかなりきついメニューではあったと思う。
1番感じて欲しいのはフリーランニングの重要性。

スペースがたくさんあるなかでどこにどのタイミングで走れるか、走り切れるか。やはりメンタルの強い選手はボールをよく触っていたように感じた。
今週もやり続けよう♪

さて、練習が終了するとすかさず移動。
15時から吉田グランドで行われるサテライトリーグ『サンフレッチェVS愛媛FC』を観戦。

4年前、愛媛FCで一緒にやっていた選手が多数出場すると聞いて「こりゃ見にいかねば!」と足を運んだ。

試合はボールを細かく繋ぐ愛媛が支配。
時折、サンフレッチェも鋭いカウンターをみせる。
両チームともゴール前での決め手を欠き後半30分まで0-0。

均衡が破れたのは後半30分すぎ。
ゴール前で細かくつないでペナルティーエリアの中でボールを受けた川井選手が上手く前を向きシュートでなくスルーパスを選択。
そのボールがそのままゴールの左隅に決まり愛媛が先制。
終了間際にも川井選手が左からのセンタリングを綺麗に合わせて追加点。

結局2-0で愛媛FCが勝利。

愛媛のサッカーを久々観た感想は楽しそう。
フォーメーションは4-4-2でダブルボランチ。
この二人のボランチを起点にほんとによくボールが動く。
ほぼミドルゾーンまでは2タッチ以内で動かして、勝負所ではドリブル、ワンツー、スルーパスを織り交ぜてくる。

パスは9割グラウンダーでパススピードもある。
観ていて楽しいやっていて楽しいサッカーを久々観ることができた。

この試合で一番注目していた選手が愛媛の8番濱岡選手。

昨年、JFLの最優秀選手になった選手だ。
小柄ではあるがとても試合の流れを読める選手で技術もとても高い。
そしてなにより観ている観客をワクワクさせることができる数少ない選手だ。

次、なにするんだろう?
どこにパスするんだろう?

彼がボールを持つたびにドキドキする。
この試合でも一つ素晴らしいプレーをみせてくれた。

左サイドいっぱいで受けた濱岡は相手との間合いをはかる。
その裏を川井がタッチラインの外をまわってオーバーラップ、相手も遅れて川井についてかえる。
タッチラインギリギリでボールを受けたから外にはスペースがない。
中にしかスペースがないなかどうやって川井を使うか。

濱岡が選択したプレーは50cm中にボールを運びわずかなスペースを作り、そこに右足で軸足の後ろを通してパス。
川井のスピードを殺すことなくサイドの2対2の曲面を簡単に突破。

「そうきたか」 そのプレーを観た直後、心の中でこう叫んだ。

FKもバーに当たる素晴らしいキックをみせてくれた。

試合終了後、昔一緒に戦った仲間と少し話すことが出来た。
現状はとても厳しいみたいだ。
しかし、毎日サッカーができる・・・うらやましと思った。

次はサテライトリーグでなくリーグ戦でみんなの勇姿をみたい。
いいイメージを持って今週はやっていけそうだ。

とても充実した一日がおくれた。

来週は、うちがこのグランドでサンフレッチェとトレーニングマッチを行う。
一泡ふかせられるよう今週のトレーニングを大事にしていこうと思う。


全国大会出場決定!

2006-07-17 20:34:35 | Weblog
7/15~17まで岡山の福田運動公園で中国社会人大会が行われた。
上位2チームは10月に秋田で行われる全国社会人大会に出場できるわけで、ようするに決勝までいけばOKなわけである。

一回戦は15日に行われ相手は鳥取第2代表のノートリアス。
パンフレットを見る限り若い選手が多く活動量が多いかなと予測はできるぐらい。うちも今現在のベストメンバーで望んだ。

試合は前半から圧倒。
ケントの右からのセンタリングのタイミング、精度が素晴らしく簡単に得点を重ねていく。
前半5点、後半4点、結果9-0の完勝。

その翌日・16日は二回戦、相手はSC松江。
メンバーは昨日とがらっと変えて望んだ。

試合は前半、一進一退の攻防が続く。
風が強くなかなか難しい展開。
結局0-0で終了。

後半、少しずつ相手はバテてきてほぼ佐川ペースに。
10分すぎツートップに上田&本田を投入。
そこからはさらに一方的な展開に。
時折カウンターから危ない場面もディフェンス陣が冷静に跳ね返す。
しかし相手もがんばりをみせなかなか点が入らない。

この試合、俺はメンバーには入らず監督業に専念してベンチにいたのだがさすが
に少しやばいかなーと思ったが、まぁ、流れは悪くないし外からの攻撃を繰り返せばいけるだろうと信じ我慢。
そして遂に残り10分を切ったぐらいで大前のシュートが決まる。
さらに攻め続けゴール前でボールを回しテルがフリーで冷静に蹴りこみ追加点。
結局2-0で試合終了。

そして今日、まず10時から準決勝が行われた。
相手はセントラル中国。
三週間前、リーグ戦で完敗しているので気合いが入る。
なんとしてもリベンジしたい試合だ。

今年に入って三回目の対戦ということもあり手のうちはお互い知り尽くしての戦い。
前半は予想通り一進一退の攻防が続く。
お互い決定的チャンスを何度かつくるが両チームとも体を張ってゴールを死守。
前半は無得点のまま終了。
内容はすこぶるいい。
ラインをコンパクトに保ち連動して動けてる。
ボールもしっかり動きいい形を作れている。
ベンチもいいコーチングでチームの雰囲気は最高だ。
この流れなら勝てると少し確信を自分の中で持ちながら後半へ。

そして後半開始早々、キャプテンが見せた。
河上のドリブルから本田へ。
場所はペナルティーの外。
そこから上手く左足に持って行き巻いてゴール左隅の一番上にふんわりゴール。

素晴らしい。

しかしそこからセントラルの猛攻がはじまる。
耐える時間帯が続く。
ラインもなかなか上げることができなくなりクリアーボールも拾われはじめ、ゴール前にくぎづけになる場面も。
しかし、今日の佐川イレブンは集中力が違った。
シュートはことごとく誰かの体にあたり跳ね返す。
しっかりとしたポジションを取っている証拠だ。

その苦しい時間帯の中、三山がやってくれた。
カウンターから河上のパスで三山が左サイドを抜け出す。
そして左足でゴール。
この得点はチームをほんとに楽にしてくれた。
逆にセントラルはこれで切れてしまったようだ。

3点目はラッキーなゴール。
コーナーをキャッチしたキーパーがカウンターを狙いキック。
しかしそのボールは必死に戻ろうとしていた牟田の後頭部に。
ボールは大前の近くにキーパーは前に出ているので体は後ろを向いていたが後ろ向きのままゴールを意識してゴールへパス。
ボールは見事無人のゴールの中へ。

3-0勝負あった。
このまましっかり守りきり試合終了。
誰もが感じたと思うが今季一番のベストゲームだろう。
チームがひとつになることの本当の強さを感じたゲームになった。
この時点で全国の切符を手にいれた。

さて、決勝は1時半から行われ相手はリーグ戦で首位を走るファジアーノ。

消化試合ではあるが負けられない一戦。
ファジは若手主体のサブメンバーで走ってくる模様。
うちは何人かフレッシュな選手をいれたが連戦の選手も半分を占める。

前半、セントラル戦とはうって変わって集中力をかく。
気持ちはあるのだがチームとして上手く試合に入れてなく感じた。
案の定、コーナーから簡単にヘディングで合わせられる。
立て続けにクリアしきれなかったボールを上手くコースを狙ったシュートを打たれ0-2。
結局前半はこのまま終了。

リードされてベンチにもどるとどうしても雰囲気はよくない。なんとかしなければ・・・。

後半、頭からツートップを入れ換える。
上田&堂面のフレッシュな選手に期待。
後半開始からラッシュをかけるが崩しキレず。
逆に左サイドのスペースにフリーで飛び出されニアであわせられ3点目を献上してしまう。

疲れの見える良平からケントに変える。
そこから流れはよくなり攻め続ける。
右から美濃、左からケントがどんどん切り込みセンタリング。
そしてチームの得点王、上田が2点を返す。
が、試合終了。

2-3で敗れ準優勝。
3点とられてから気持ちを切らさずに2点取り返したことにはチームの成長がみられた部分だったと思う。

ただ、ならなぜ準決勝で最高のゲームができたのに決勝は別のチームになってしまうのかというところに問題があると思う。
どんな相手でもどんな状況でも常に安定した戦いができなければ本当の強さではない。

たまにいいゲームができたり、つぼにはまったら強かったりというチームにはなりたくない。
みんなが同じ目的を持ってひとつになること。
チームとしてまだまだのびしろはあると感じているので技術的にも精神的にももうひとつレベルアップして全国で勝てるチームになりたい。

みなさん三日で四試合ご苦労様でした。きりたんぽ&おいしいお米楽しみだ(笑)