田舎暮らし(スローライフ)を始めて20年

住居から見えるのは、山と田と畑。縫うように走る道路。不便ですが、静かで、季節がはっきり分かります。

遺品整理

2022年05月20日 | 日記
亡くなったおばあちゃん(義母)の遺品整理を始めた

押し入れや天袋、戸棚など、空間一杯に色々詰め込んであってビックリ

出してみると膨れ上がる気がする

30年以上前に先立たれたご主人のものも大切にとってあった

私がこの家に来てから見たおばあちゃんのその前、あの人がこの家でご主人と暮らし始めた頃からを垣間見た気になった

ご主人は定年退職されて、これから悠々自適という時に亡くなった

おばあちゃんから二人の苦労話を聞く機会もあったので、私は、さぞ無念だったろうと思っていたが、

遺品整理をしながら、夫婦の有様をあらためて思った

おばあちゃんの語録から
           「とうちゃんと枕を並べて寝ると安心できた」
           「とうちゃんがくれてくれる」遺族年金を受給しているのをそう言っていた
                         引き出す財布にはとうちゃんの写真を入れているのを一回だけ見せてもらったことがある






猿被害 no.2

2022年02月28日 | 日記
今日は抜けるような青空で暖かい

裏山の竹が風も無いのにゆらゆら、何やらモソモソ動く気配

猿が群れなして来ていて日向ぼっこをしながらエサを食べたり小猿同士で木登りしながら遊んでいる

昨日じゃなかったかなあ、夕方放送が流れたのは

猿の追い払いをする、猟銃も使うから、危険回避のため一人では山へ行かないようにって


猿被害

2022年02月25日 | 日記
わずかばかの畑を猿が荒らす

長ネギ、玉葱、ジャガイモ、トマト、ナス、キュウリ…

美味しくなったところをかすめ取られるとだんだん腹が立ってくる

ネットをかけたり、色々対策はするが猿にはかなわない

長ネギは一本一本抜いて白いところをかじって散らかしてあるのを見ると、がっくりりて植えなおす気力もなえる

だが、季節になるとやっぱり植える気になる

今年は葉ネギを作ることにした

庭小人

2022年01月26日 | 日記
年明け早々クリーニング店へ行った

先客があって長く待つことになり、庭を見ていた

ここの庭は美しい

和風の作りで、庭師の方が手入れされているようだ

樹木は配置も手入れも行き届いているし

蹲には水も流れていたりする

でも、どこか違う…

ふと、庭小人さんと目が合った

長いお鬚が真っ白になったおじいちゃんがスコップ片手に上機嫌で働いている…

そうか、隠れやすいようにモミジの葉っぱもそのまま降り積もらせているのね

それなら、隠れたり、眠るのにも良さそう…

何だか私まで上機嫌になった

ウチにも来てほしいなあ

傍にいてくれるだけで庭の手入れが俄然楽しくなるし、いいこといっぱい増えそう


古傷

2021年10月22日 | 日記
ーあたし、この頃子供の頃のこと、よく思い出すの。コンプレックスの塊だった。思いだすだけで辛くなるの

ーよかったら聞くよ

―…言えない…

ー誰かほかの人でも?

―…言えない…

意外だった。彼女はきれいだし、頭もいい。気立てもいいから周りに信頼されてる

帰宅してハタと思い当たった

切り傷も直後は傷むけれど、しばらくすると新しい組織が下から盛り上がってきて、遂には傷跡さえなくなるではないか

きれいさっぱりする時を迎えているのかもしれない

でもなあ  フラッシュバックっていうのもあるなあ

何かの折にひょこっと出てきて叫びたくなったり胸が痛くなったり

私はこっちが多い

たまには年を経て捉え方が変わるものもある

自分側の見方捉え方だけでなく、相手の気持ちや状況が分かってきて

事実は変わらないが、意識下に押し込めた辛さやもろもろの思いがすっと軽くなることがある

コロナ禍も

2021年07月03日 | 日記
連日のコロナ関連のニュースで気が重いが、

山野を車で走ると新緑に心が洗われる

実家は農家だった

物置の二階から、並ぶ田んぼを吹いてくる風を見るのが好きだった

育った早苗の葉先を転がすように走ってくる風


コロナ禍も 早苗を走る 風の息 畦に立って 私も揺れたい   筆者作


季節は違うが、田に水が満ちている月夜、さざ波が月の光を躍らせる

ちょうどドビュッシーの「月の光」が流れていて、その通りだと思ったことがあった


ピンチをチャンスに

2021年02月17日 | 日記
変わった夢で目が覚めた

ポッチャリを気にしている若いタレントさんが舞台で仮装を披露して笑いを取っている

右側から見ると上手に化けるもんだと感心しながら笑える

舞台を回り込んで左側が見えるようになると (盆が回って?) 

どうやって作りこんだかわかって、さらに笑える

最後の仮装は舞台を埋め尽くすほどの象さんだった

仮装を重ねるほどに女の子はどんどんきれいになっていく

自信がついて行くのだろう

柔らかい笑顔が魅力的だ…

で、舞台は終わってしまい、そこで目が覚めた

示唆に富んだ夢だった


おばあちゃん

2020年10月18日 | 日記
おばあちゃんは若い時から苦労の連続だった

懸命に人に尽くして、しかも明るかった

いつの頃からか、タイムマシンを運転できるようになって、

今は自分の好きな時に好きなところへひとっ飛び

ある意味、今がいちばん自分のために生きている

それをとやかく言うの?


おばあちゃんが身をもって教えてくれたことは大きい

施設に食事時に行けば、「あんたのはないの?」

           「こんなに食べられないから、あんたも食べなよ」
           
傍にいる人に気遣いを忘れなかった

獲得したものを一つずつ忘れても、残るものは本来の姿なのだと思った

十五夜

2020年10月02日 | 日記
ぐずついた雨があがって昨夜の満月は文字通り手を止めてしばし見とれる素晴らしさだった

なのに、それどころじゃない事情も

ここのところ、イノシシが家の周りを闊歩している

だんだん図々しくなって、夕方には家の前の田んぼをあちこち掘り返してエサをあさっているのをよく見かける

一昨日はその田んぼを飛び出して、我家の畑の方へすっ飛んで行った!!!

あたりまえのようにサツマイモは全部横取りされたし、昨日は里芋も何か所か掘り返した跡があった

里芋まで全部取られたらたまらない

まだ早い気がするけど、取敢えず1回分掘って来た

我家の初物。おばあちゃんにもお供えして、夫と食べたらとても美味しかった

これくらいならと、今日全部掘ってしまった

そういえば、この中秋の名月、芋名月ともいうのを聞いたことがある

言葉を選ぶ

2020年09月18日 | 日記
君、頭がいいんだから

人に何か言う時は、相手が受け容れやすい言葉を探しなさいよ

君の名は、

”君の周りに集まる人が安心してくつろげるように” の願いを込めて贈ったんだよ