みんなでつくる 「性の健康」講座

知っているようで知らない、教えてもらってない、相手の理解度がギモンな性の健康を学ぶ場所をつくっていきます。

もうひとついただきました HPVワクチン体験記

2010年07月10日 | 看護学生ライフ
管理人はMixiのことをよくしらないのですが、学生は熱心にコミュニケーションツールとして活用しているようです。

看護大学性は日々健康関連情報に曝露しますので、行動変容も早いですね。

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HPVワクチン接種報告。

まず、とりあえず、 筋肉注射は全く痛くなかった!!!
…うまい看護師さんだったのかもしれませんが。
唯一の心配は痛いかどうか、ってことでしたからまず報告。

今回私はガーダシルという認可予定の4価のHPVワクチンを受けてきました。
4価というのは対応するHPVの種類が4つということです。

子宮頸がんの発症に関係する2種類+尖圭コンジローマの発症に関係する2種類 (尖圭コンジローマはイボイボができる治っても再発しやすい性感染症) の予防ができることがこの4価の特徴です。
現在認可されている2価のHPVワクチンは、子宮頸がんの発症に関係する2種類にのみ対応しています。

私が今回このHPVワクチンを打った理由として、以下のことがあがります。

・子宮頸がんの予防をしたかったから
・尖圭コンジローマの予防をしたかったから
・年齢的に自治体の助成とかがないためお得な4価を打ちたかった

また私は処女ではありませんので(笑)、すでに感染している可能性もありましたが、ピルをもらっている病院で検査をしたら、HPV感染が-でした。
よってこのことが接種する決め手となりました。

まだ感染していないなら、やらねば!ということですね。

またその他の根拠として、もし検査しなかったとしても、

・HPVに感染しても、多くは自分の免疫力でウイルスは消滅してしまうこと
・HPVの16型と18型が子宮頸がんの発症に関係している
=他の型に感染していてもこのワクチンの効果がある
・最低でも尖圭コンジローマは予防できる

ことから、私はHPVワクチン接種は行っていたと思います。

ただし、学校の先生に強調されたのは、

・16型、18型以外にも確率は低いが子宮頸がんの発症に関係する型のHPVはある
=今回のワクチンではその型には対応していない

このため、

・子宮頸がん検診
・コンドームによる感染予防(80%くらい)

は継続する必要がある、 ということです。

さて長々と書きましたが、以上のことから、
私はHPVワクチンに興味を持っているマイミクの皆さんにも接種をおすすめします。
ただし、私のマイミクの方々は年齢も私と同じくらいなので、

「もう今さら遅い」

と思っているかと思います。
実際値段も高いですから…。(4万~6万くらい)

「16・18型には感染していないかもしれない」
「感染したかもしれないけど消えてるかも」

4価を受けるなら、プラス
「尖圭コンジローマの予防がしたい(イボイボは嫌!)」

と考える強さと値段を秤にかけてどうするか…
が接種するかどうかのポイントではないかと思います。

「お金高いからいいや」

という方もコンドームは使ってくださいね!
他の性感染症の予防にもなりますから!(100%じゃないにしても)

ちなみに4価を今すぐ受けたい方は連絡してください。
現在接種できるクリニックを教えます。
急がない人は認可されてからでいいと思います。

男性で読んでくれた人ありがとう。
男性もHPVは肛門がんとか陰茎がんとかの発症に関係しているから、他人事じゃないと思いますよ!

と、ちょっと怖いこと言って終わります(笑)

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詳しいドクターは男性にも接種してくれます。
米国やカナダでは男性への接種も認可されています(費用は自己負担ですが)。


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