6年理科、動物のからだのはたらき。血液を体に送り出している心臓のはたらきの学習。
小森栄治氏の実践を修正追試した。
小森氏の実践では1グループに1つの「ハツ」を与えて観察をしているが、児童の実態を考えて一連の作業を教師が行い児童は観察をすることにした。
どうしても見るのが不安な場合は見なくてもよいことにしたが、全員見たいということで観察は全員が参加した。
生の肉や血を見ると給食を食べることができなくなる児童がいる場合があるので注意を要する。
ニワトリの心臓は「ハツ」として精肉店で販売しており、だれでも購入できる。
今回は1つあたり9円だった。
1 心臓の大きさを予想させる。
発問 ニワトリの心臓はどれくらいの大きさだと思いますか。
①握りこぶしぐらい
②ピンポン玉くらい
③親指の先ぐらい
予想させた。①②に分かれた。
「ハツ」を見せた。
正解は③である。予想外に小さいことに驚いていた。
2 心臓の血管がどこにつながっているのかを予想させる。
「ハツ」の上部に血管が見える。この血管に爪楊枝を入れて分かりやすくした。
発問 この血管から水を入れると水はどうなるでしょう。
心臓の中に入っていくという予想が多かった。
早速、スポイトを使って水を血管から心臓に送った。すると、もう一方の血管から水が出てきた。
心臓の中で2本の血管がつながっていることが分かった子どもたちは興奮状態だった。
3 心臓の中を観察する。
最後に心臓を縦に切って、心臓の壁の様子を観察させた。
市販のカッターで簡単に切ることができた。
子どもたちは、筋肉が思った以上に厚いことに驚いていた。
以下は子どもたちの感想である。
・小さい。でも筋肉が意外と厚い。
・だいぶん小さい。筋肉が厚い。中が詰まっている。血管が詰まっている。
・ニワトリの心臓は人間より、すごく小さかったです。ニワトリの心臓の壁は厚かったです。
・心臓は小さいけど、筋肉は厚い。血管に水を入れると上から出てくる。
・とても小さかった。水を入れると違うところから出るのがおもしろかった。
・小さい心臓につなっがている血管に水を入れたら出てくる。
・小さくて筋肉がついている。心臓10円は安い。血管がつながっている。
・筋肉が太いのがすごいと思った。
・意外と小さい。
・血管が2本あった。片方の血管に水を入れたら反対の血管から水が出てきた。
・心臓の筋肉が分厚い。
やはり本物は教材自体に力がある。
参考文献
「子どもが理科に夢中になる授業」p150,151(小森栄治著、学芸みらい社)