30代の男性が考える未来

当ブログでは、日々のイベントを記録したり、徒然の経験を共有します。皆様に興味深い内容をお届けできますよう・・・

エコビレッジなどの自給自足社会について思うこと②

2024-01-29 15:32:43 | 日記

もし仮に自給自足的な共同体が数百個国内にできたとして(貨幣を使わず物々交換が成立しているような状態をイメージすることができる)、しかもそれらがそれなりにうまく回っていたとしても、長続きはしないだろうなというのが私の感覚だ。

一言でいうと「お金持ちがやってきて支配されそうになったらどうするんだ」という問題に直面しそうだ。

いくら清貧の思想が根付いた性善的な社会を造ったところで、貨幣の使い勝手というものは変わらない。貨幣というものに対する信用が根本的に失われてしまう状態を仮定するのは少し無理があるし、そこまで極端になってしまった社会が平和なままだとは到底思えない。

そもそも、お金持ちの人が良い性格をしていて責任感があって誰にでも優しいというのは、必ずしも真実ではない。

社会的に立場が高い位置にいる人は当然それなりの信念であったりハングリー精神を携えていることは間違いないが、彼らはいつも正しいとは限らないし、時として弱い者いじめだってするかもしれない。理想郷に住む無一文な人々に対して苛烈な嫉妬を覚えるかもしれないし・・・とにかく、この計画は現実的な継続性に欠けるのではないかと思うわけだ。

こうして頭の中を文章化することによって少しすっきりした気持ちになる。自己満足に付き合わせて申し訳ないが、たまに更新しようと思う。


エコビレッジなどの自給自足社会について思うこと

2024-01-29 15:31:44 | 日記

昨今の物価高や食糧事情、国際情勢の不安定化などによって、ますますインフレが深刻になっていると感じる。

商品を個別にみると半年前と比較して10%の値上がりで済んでいるのならばまだマシな方で、収入の絶対値が急には上がりにくい以上、暮らしにくい世の中になっていることは間違いない。

そんな中にわかに注目を集めているのが、お金のパワーに頼らないような、ある意味逆行的な生き方である。それは自給自足という言葉で片付けられることもあるし、新社会・新時代の到来だと形容されることもある。あるYoutuberがゲストを呼んで語っていたのがそういう思想で、原始的な人間としての力を発揮した方が社会もうまくいくというような内容だった。

確かに、資本主義が行き過ぎて不都合が生じるという論理は妥当性がある。経済的な格差が発生したり、(騙してでもお金を稼ぐ人が現れて)人間が人間を信じられなくなってしまったりするかもしれない。

しかし、私はそういう社会がバランスが取れている社会だとは思わない。エコビレッジという言葉で表されるような、自給自足的な共同体が数十、数百と日本国内に展開されたと仮定する。大量生産的な活動を行わなかったとしてもうまく世界は回るというパラダイムシフトが起こったとして、なおかつそこに住む人々が精神的に充実した生活を送れるようになったとして、その状態が何十年以上も維持されるだろうか。

続きはまたあとで書きます・・・