私は知っています。
あなたがはじめてアートワークに参加した日の事を。
体験入所の日にテーブルを挟んで、娘さんと向かい合わせ。
「あなたは地味だからだダメなのよ」
そう言ったあなたの作品はポプリがてんこ盛り。
キラキラ豪華にてんこ盛り。
私は知っています。
あなたにとってこの世界が狭くて家に帰りたくて帰りたくて
いつも開かない自動ドアの前に来ては 声をあげていたことを。
私は知っています。
あなたが周りの皆さんとうまく関係が築けずに疎まれて
そしてワークには顔を出さなくなった事を。
私は知っています。
久しぶりに粘土のワークに参加した日
あなたは夢中で1人円錐のタワーを作り、
タイトルは「自由」
そういうと、「すっきりしたわ」と久しぶりに笑顔になったことを。
私は知っています。
時に見かけるあなたに笑顔がなくなっていたことを。
いつもどこか寂しさを帯びた悲しみの中にいるかのように・・・・
私は知っています。
あなたと本当に久しぶりに顔をあわせたとき
まるではじめて会うかのように丁寧に挨拶をしてくださった日のことを。
そしてそこは別なフロアだったということを。
私は知っています。
オイルパステルで何色も何色も画用紙いっぱいに色を重ねていたことを。
筆記体で何度も何度も自分の名前を書き、それだけで紙面がいっぱいになったことを。
画用紙の四辺全てにお名前の判子を押した事を。
あなたという存在をあなた自身が紙面に描いた事を。
私は知っています。
あなたがとてもご家族を愛している事を。
ご家族の話をするととまらずに沢山話をしてくださる事を。
私は知っています。
沢山の銀ラメボンドをぬり、沢山の素材を貼り、そしてスポンジや
両面テープすら素敵な素材に変身させてあなたの作品の一部にした事を。
「キラキラしているわ」「綺麗だわ」
そうはじめての時から変らずに上品で豪華なあなた
そしてこう言いました。
「こんなに素敵な日はありません。はじめてです。
あなたがこんな風に少し方向を示してくださるだけで
こんなに皆さんで楽しい体験をさせていただけるなんて。
1年に一回しかありません」
「今日は娘も来てくれたんですよ」
そう、お話の中身はもうどこか夢のひとかけらのようで・・・
だけれども
私は知っています。
あなたがそういいながら瞳にいっぱいの涙を浮かべながら
「楽しかったわ」と何度も何度も伝えてくれた事を。
そしてその涙はその大きな瞳から
優しくこぼれた事を・・・・・
私が指で拭いてあげると
「ありがとう」と微笑んでくれた事を。
私は知っています。
あなたがどんなあなたであろうと
あなたがワークに夢中になる姿、あなたが重ねる色の豊かさ
あなたが目を細めながら笑う姿、あなたがこぼす優しい涙
何一つ変らないあなたという上品さ。豪華さ。
私はこれからも
あなたを大好きだという事を・・・・・
私は知っています。
無事に今年一年のワークが終了しました。
全ての人に メリークリスマス!
あなたがはじめてアートワークに参加した日の事を。
体験入所の日にテーブルを挟んで、娘さんと向かい合わせ。
「あなたは地味だからだダメなのよ」
そう言ったあなたの作品はポプリがてんこ盛り。
キラキラ豪華にてんこ盛り。
私は知っています。
あなたにとってこの世界が狭くて家に帰りたくて帰りたくて
いつも開かない自動ドアの前に来ては 声をあげていたことを。
私は知っています。
あなたが周りの皆さんとうまく関係が築けずに疎まれて
そしてワークには顔を出さなくなった事を。
私は知っています。
久しぶりに粘土のワークに参加した日
あなたは夢中で1人円錐のタワーを作り、
タイトルは「自由」
そういうと、「すっきりしたわ」と久しぶりに笑顔になったことを。
私は知っています。
時に見かけるあなたに笑顔がなくなっていたことを。
いつもどこか寂しさを帯びた悲しみの中にいるかのように・・・・
私は知っています。
あなたと本当に久しぶりに顔をあわせたとき
まるではじめて会うかのように丁寧に挨拶をしてくださった日のことを。
そしてそこは別なフロアだったということを。
私は知っています。
オイルパステルで何色も何色も画用紙いっぱいに色を重ねていたことを。
筆記体で何度も何度も自分の名前を書き、それだけで紙面がいっぱいになったことを。
画用紙の四辺全てにお名前の判子を押した事を。
あなたという存在をあなた自身が紙面に描いた事を。
私は知っています。
あなたがとてもご家族を愛している事を。
ご家族の話をするととまらずに沢山話をしてくださる事を。
私は知っています。
沢山の銀ラメボンドをぬり、沢山の素材を貼り、そしてスポンジや
両面テープすら素敵な素材に変身させてあなたの作品の一部にした事を。
「キラキラしているわ」「綺麗だわ」
そうはじめての時から変らずに上品で豪華なあなた
そしてこう言いました。
「こんなに素敵な日はありません。はじめてです。
あなたがこんな風に少し方向を示してくださるだけで
こんなに皆さんで楽しい体験をさせていただけるなんて。
1年に一回しかありません」
「今日は娘も来てくれたんですよ」
そう、お話の中身はもうどこか夢のひとかけらのようで・・・
だけれども
私は知っています。
あなたがそういいながら瞳にいっぱいの涙を浮かべながら
「楽しかったわ」と何度も何度も伝えてくれた事を。
そしてその涙はその大きな瞳から
優しくこぼれた事を・・・・・
私が指で拭いてあげると
「ありがとう」と微笑んでくれた事を。
私は知っています。
あなたがどんなあなたであろうと
あなたがワークに夢中になる姿、あなたが重ねる色の豊かさ
あなたが目を細めながら笑う姿、あなたがこぼす優しい涙
何一つ変らないあなたという上品さ。豪華さ。
私はこれからも
あなたを大好きだという事を・・・・・
私は知っています。
無事に今年一年のワークが終了しました。
全ての人に メリークリスマス!

シニアの方と接しているかを。
そうでなければ、こんな時間はつくれません。
本当は、全部は知れていないかもしれないけど。
それでも、少しでもそばで知ることができて、光栄です。
これまでも
これからも
ありがとう
「知っている」
人たちがいます。
その笑顔は
その涙は
その魂は
私の中で
永遠です。
素敵な記事
ありがとうございました。
すべての出会いに感謝いたします。
年末年始ゆっくりとあたたかくお過ごしください。
私からも
すべての出会いに感謝
よいお年を!