見出し画像

セコい将棋オヤジ

第46回朝日アマチュア将棋名人戦第1回神奈川県予選会の結果

藤沢将棋センターで開催。

朝の9時から受付。
10時から開始のこの大会ですが、

事前にメールにて対戦相手から
要項を送信済。

当日は、参加費を払うだけ。
となっているためか、

9時20分頃から早い対局は、
続々と対局が開始されて、

〆切10分前には20名の参加者が全て受付を完了。

運営の自分が、参加者に気合を入れてもらう。

という謎の有り難い状況となりました。

受付を終えて、会場の藤沢将棋センターに戻ると、

持ち時間20分30秒ながら既に終局した対局が、、

今回の大会はタイムポイントルールを採用。

勝った対局者が残り時間を余して勝つと、
5分単位でポイントを加算するルールだ。

有力候補がわずかないポイント差で泣く中。

2勝1敗ながら小雀悟さんが、4位で決勝トーナメント進出。

このポイント制の良い部分は、
早く終わった対局は、
勝利者が既に予選進出を決めている。

残った対局は、勝利してもポイント差で届かず。

という仕組みになっている。

しかし、決勝トーナメントは簡単ではない。
1回戦で、最有力候補。予選1位通過の渡辺誠さんが、
苦手の菊地裕太さんに敗れる。

その菊地裕太さんが、小雀悟さんに、敗れる。

反対の山では、佐伯雄一郎さんが、飯野淳也さんとの267手に及ぶ激戦を制したものの、
銭本幹生さんのAI解析で95パーセントの最善手率に敗れ、
決勝は銭本幹生さんと小雀悟との対戦となった。

流石の小雀さんも、持ち時間が長い将棋に強い
銭本幹生さんでは、相手が悪い。
決勝戦は持ち時間30分30秒。
昨年代表決定戦でも、圧倒的に時間差を付けた将棋で、
相振り飛車の将棋から、
読みの僅かな深さで敗れた山本悠介さんとの将棋と似た展開。
流石に、銭本幹生さんが有力。
と思われたが、



小雀悟さんが珍しい長考で捌き合いからの、
数手先の王手飛車の筋を発見。
6六飛、同飛、4五歩、2六飛、7七角成、2一飛成。



4六桂、同歩、6五角
の王手飛車を5六歩で受けて、
2一角と竜を取らせて
6四桂打。



自分なら6二金と寄って、
攻めを切らせたつもりが、6三歩からの逆襲を喰らうところですが、、

7六角と遊んでいた角を活用。
5二桂成、同金、6四桂と打たせて、
5八角成、同金に4九銀。



同玉と取るしかないですが、
ここで6九飛。3八玉と
これも逃げるしかないが、、
6四飛成と攻め筋を消され、



4一飛車とか打っても5一に
金でも打たれたら後手を
引いてしまうので、
仕方なく3九銀と壁銀を解消。
ここで3四桂とまた取ったばかりの
桂馬を活用。


たまらず4一飛と打って、6一歩。4五飛成と竜を受けに使うが、
4馬と逆に防戦されて、

評価値的にはまだまだ僅差でしたが、
見切りを付けて投了。



素晴らしい差し回しで、
首都圏ブロックに駒を進めた。

各所で9二歩同香からの
9一銀を推奨してますが、、

当然、銭本さんなら見えていますが、
いや大駒捌き合っている中で、
そんな手指せません。

最後の局面の投げっぷりといい
負けてもカッコ良いです。

熱戦の幕を締めるに相応しい
好局でした。







名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「将棋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事