『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.4394 紅葉の尾瀬周遊

一昨日、昭和的に言えば体育の日でした10月10日(水)、尾瀬周遊の山旅へ出向いた際のレポートです
昨夜のブログでも書いたとおり、毎年ルートを変えて自分なりに満喫している秋の尾瀬…今年は数年ぶりに至仏山をメインに設定、これまでの尾瀬旅で最長となる43.5㎞の行程となりました
かなりの長丁場ですが、大好きな場所なので全く飽きる事はありません
そんな今回設定したコースは=御池~裏燧林道~段吉林道~見晴~尾瀬ヶ原~山の鼻~至仏山~小至仏山~鳩待峠~鳩待通り~中の原山~アヤメ平~長沢新道~竜宮交差点~見晴~段吉林道~裏燧林道~御池=です。


自宅から一番近い尾瀬登山口の御池(それでも片道280㎞)へ到着してみると、天の川が見れるほどの満天の星空に迎えられ、ふと輝く流れ星の大きさに驚いたりしながら準備を進め…二ホンシカの遠吠えがコダマする中、4:00amにスタートを切りました


暫くはヘッデンの明かりを頼りに裏燧林道を歩き、段吉新道を抜けた元湯山荘あたりですっかり夜が明けました。往路の見晴(下田代十字路)は休まずに通過です。 目の前に広がる尾瀬ヶ原…何度訪れても感激しちゃいます


一面に広がる草紅葉が終盤を迎える頃…


周囲の山々の色付きも、見頃となっていました
その後、竜宮口~山の鼻とテクテク歩き続け、今回の行程のメインとなる至仏山頂を目指して、(上り専用となっている)東面登山道を登り行きます。


そうです。至仏山の中腹から望める、この尾瀬ヶ原の絶景が見たくて、今年はここを通るルートを設定したのでありました


スタートから4時間半で至仏山頂へ到着!!山の鼻からのCTは前回よりだいぶ遅いです(苦笑)。明らかに体重オーバー…右股関節の筋が痛み始めました


小至仏山への稜線途中に振り返ると、先ほどまでガスの中でした至仏山が、しっかりとその雄姿を露わにしていました


至仏山から小至仏山へのルートは、記憶にあったもの(もう少し楽だった様な…)と少々違い、我ながら苦笑してしまいました。


古道的な趣きのある鳩待峠への下山路を心地好く歩いて、10:20am鳩待峠に到着しました。おおよそ今回の行程の中間地点です。 だいぶ体力を消費しましたので、ソフトクリームでも‼と思うも、まさかの機械故障で食べれず…ガックシ。季節限定のキノコ汁でエネルギー補充しました。


さて後半へ向け鳩待通りを進みます。 こちらのルートも数々の湿原があり、歩いていて心地好いです。やがて、大好きな尾瀬の場所のひとつ、天井の楽園と呼ばれるアヤメ平に到着しました!
晴れた日に南西に見える富士山は、今回は拝めませんでしたが…


東北地方の最高峰、燧ケ岳の存在感が半端ありませんでした


歩いて来た道を振り返り…大中小、数々の池溏が点々とするアヤメ平…ここから望む景色と、何もない時間はいつも格別です


富士見峠手前から、日光方面を望む…だいぶガスって来ました。


尾瀬ヶ原・尾瀬沼方面へ降りる八木沢道・富士見峠~大清水平分岐道は、過去に踏破済みですが、今回下る一番メジャーな(?!)長沢新道は、実は初めて歩くルートです…木道や階段が多く、やはり一番整備された感があり、安心して歩けました。


高い場所では終わっていた紅葉も、標高を下げるほどに鮮やかです


紅葉を愛でながら尾瀬ヶ原(竜宮口)へ戻って来ました。そして、見晴へ、燧ヶ岳を望みながら歩きます。時間帯といい、人の少なさといい、すっかり黄昏モードです


見晴にある、ひのえまた小屋さんで大休止し、カレーライスを頂きいざ残すは9㎞です。往路では暗闇でした段吉新道・裏燧林道も紅葉が盛りでした


いつもならそうは思わない裏燧橋まで、今回は凄く長く感じました。思った以上に疲弊していたようです。 あやしい雲が立ち込めて、ポツポツと来たので先を急ぎます。


天神田代~西田代~上田代~ノメリ田代、最後に御池田代を通過し残り数百メートル。なんとか雨ももってくれ、ぬれずに済みました。


スタートしてからほぼ半日…目標でした「明るいうちに帰還」でき安堵した瞬間です。 あわよくば11時間くらいでゴール出来たらいいな…と、スタート前に思うも、そんな体力は何処にも存在しませんでした(苦笑)


今回の尾瀬周遊の旅…平日とはいえ紅葉真っ盛りな時季のわりに、御池口・鳩待口とも歩かれる方が少ないように見受けられました。
その分いつにも増して、静かで贅沢な尾瀬のひとときを堪能…長く続く木道&起伏の少ない稜線歩き、今回も大好きな尾瀬ヶ原とアヤメ平からの景色、そして紅葉を満喫する事ができました
秋限定の山男なM朝日連峰大縦走と今回の山旅で思い残す事はありません
自然の中に長時間身を置くと、都会の喧騒に戻るのがつくづく億劫になりますが致し方ありません。眠くなったら即車を停めて爆睡のパターンで、店に戻ったのは日付を越えた0:30am頃でした。
翌日は、お約束の筋肉痛と共に、尾瀬の余韻に浸りながらの営業でした
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