あれから2ヶ月が経とうとしていた。
夢を見た。夢の中で相棒はゴミに埋もれていた。
どんなにもがいてもそこから出る事はできない。
生きているのに・・・誰も彼女が生きている事に気ずかない。
鳴いて助けを呼んでいる。助けてあげるからね!!
夢の中で泣きながら叫んでいる。でもその声は彼女には届いていない・・・。
私は、家の玄関に餌と水を毎日用意して”彼女がお腹をすかせて戻ってくるんではないか”と待っていた。
そこには、お腹をすかせた野良猫たちが集まってきた。
こんなに野良猫がいたんだ。そのうち、1匹のボス猫に毎日餌を食べられてしまい
他の猫たちが寄り付かなくなってしまった・・・。
シェルターでは色々な人に会った。
その中で1人忘れられない人がいる。
”あなたも猫を探してるのね”彼女は言った。”もう2ヶ月が経とうとしてるんです。”私は答えた。彼女は、”私はもう3ヶ月探してるの。私、猫がいなくなってから1週間後に兄弟を事故で亡くしたの。あの猫は私の弟が可愛がっていた猫なの・・・”何と言っていいか・・・・わかりませんでした。言葉に詰まりました。
シェルターでケージに入れられた猫を見る度に、こんな事も思った。
何でこの子達はここにいるんだろう。ほとんどの猫が人間に慣れていた。
人間を見ると鳴いて甘えてくる。迷子になった訳でもなさそうだ・・・。
捨てられた?猫だ。
私は決意した、この中の1匹でも自分が救えるなら育てようと。
私は、数日後に日本に帰ることになっていた。
これは、だいぶ前からチケットを予約していてバケーションも取っていた。
とてもバケーションどころの気分ではなかったけど、家族も楽しみにしていて
キャンセルする訳にもいかなかった。
相棒探しをダンナに頼んで、私は10日間程日本に帰る事になった。
バケーションでも相棒の事を考えると、いても経ってもいられなかった。
ダンナはちゃんと探してくれているだろうか??
アメリカに戻る日に電話をした。”何か情報はあった?”
”何もないよ・・・”やはりそうか・・・。
”ところで、新しい猫を飼ったらどう?””私も考えているんだ”
”どんな猫がいいのかな””もちろん相棒と同じ黒猫で、子猫から育てたいな”
”ふ~ん・・・そっか””シェルターから猫を貰う事に決めてるんだ”
何とも変な事を聞くものだ。そう思った。
続く
夢を見た。夢の中で相棒はゴミに埋もれていた。
どんなにもがいてもそこから出る事はできない。
生きているのに・・・誰も彼女が生きている事に気ずかない。
鳴いて助けを呼んでいる。助けてあげるからね!!
夢の中で泣きながら叫んでいる。でもその声は彼女には届いていない・・・。
私は、家の玄関に餌と水を毎日用意して”彼女がお腹をすかせて戻ってくるんではないか”と待っていた。
そこには、お腹をすかせた野良猫たちが集まってきた。
こんなに野良猫がいたんだ。そのうち、1匹のボス猫に毎日餌を食べられてしまい
他の猫たちが寄り付かなくなってしまった・・・。
シェルターでは色々な人に会った。
その中で1人忘れられない人がいる。
”あなたも猫を探してるのね”彼女は言った。”もう2ヶ月が経とうとしてるんです。”私は答えた。彼女は、”私はもう3ヶ月探してるの。私、猫がいなくなってから1週間後に兄弟を事故で亡くしたの。あの猫は私の弟が可愛がっていた猫なの・・・”何と言っていいか・・・・わかりませんでした。言葉に詰まりました。
シェルターでケージに入れられた猫を見る度に、こんな事も思った。
何でこの子達はここにいるんだろう。ほとんどの猫が人間に慣れていた。
人間を見ると鳴いて甘えてくる。迷子になった訳でもなさそうだ・・・。
捨てられた?猫だ。
私は決意した、この中の1匹でも自分が救えるなら育てようと。
私は、数日後に日本に帰ることになっていた。
これは、だいぶ前からチケットを予約していてバケーションも取っていた。
とてもバケーションどころの気分ではなかったけど、家族も楽しみにしていて
キャンセルする訳にもいかなかった。
相棒探しをダンナに頼んで、私は10日間程日本に帰る事になった。
バケーションでも相棒の事を考えると、いても経ってもいられなかった。
ダンナはちゃんと探してくれているだろうか??
アメリカに戻る日に電話をした。”何か情報はあった?”
”何もないよ・・・”やはりそうか・・・。
”ところで、新しい猫を飼ったらどう?””私も考えているんだ”
”どんな猫がいいのかな””もちろん相棒と同じ黒猫で、子猫から育てたいな”
”ふ~ん・・・そっか””シェルターから猫を貰う事に決めてるんだ”
何とも変な事を聞くものだ。そう思った。
続く